ネイリストを目指す方から「ネイリストになりたいけど資格は必要なの?」、「必要だとしたら資格は何級まで取得したら良いの?」という声をよく聞きます。
またネイリストの民間資格は様々な会社が出しているため、どの資格に挑戦したら良いのか分からなくなっているという方も少なくないはずです。
今回は数ある資格の中から、ネイリストになる前に絶対に取得しておきたい資格を進路別に解説します。
株式会社ewaluでは、スキルに不安を持つ開業者のために無料で技術講習会を開講し、年に数回ほど外部講師を呼んで研修も行っているので、技術的な不安は必ず解消することができます。
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ネイリストになるには資格取得が絶対条件?
ネイリストは、資格を所持している人しか働けない職業だと思っている方もいるかもしれませんが、資格や経験がなくても始めることができるので、その点では心配いりません。
しかしお客様に満足してもらうには、専門的な知識や最新のネイル技術をしっかり学び、お客様の理想に近いデザインを提供することが大切なので、資格勉強はどのような働き方であっても必要です。
資格取得は安定した集客力を手に入れるためにも有効な手段なので、難関資格にもチャレンジして自分の存在価値をアピールしていきましょう。
最低限ネイリスト技能検定2級と、ジェルネイル技能検定中級を合格できるレベルの技術が、実務では求められるので、まずはそこを第一目標にしてみてください。
ネイリストが持っているといい資格4選
ネイリストはどんな資格を持っていれば、サロンで活躍できるのでしょうか。
今回は、ネイリストの民間資格の中で特に有名な4つの資格をご紹介します。
・JNAジェルネイル技能検定試験
・ネイルサロン衛生管理士
・JNAフットケア理論検定試験
次の項目では、それぞれの資格についてより詳しく解説しているので、是非ご参考にしてください。
JNECネイリスト技能検定試験
難易度 | 3級 | 2級 | 1級 |
---|---|---|---|
受験資格 | 義務教育を修了している方 | 3級合格者 | 2級合格者 |
合格点 | ・筆記試験:100点中80点以上 ・実技試験:50点中38点以上 |
・筆記試験:100点中80点以上 ・実技試験:50点中38点以上 |
筆記試験:100点中80点以上 実技試験:50点中38点以上 |
合格率 | 約85% | 約43% | 約39% |
ネイリスト技能検定試験とは、内閣総理大臣が認めた公益財団法人であるJNECが主催する試験です。
試験は簡単な順に、3級/2級/1級の3段階に分かれ、ネイルケア、ネイルアートに関する知識や技術をプロレベルまで網羅することが出来ます。
3級/2級は年に4回、1級は年に2回試験があるので、受験する方は試験日から逆算して計画を立て、学習を始めてみてください。
JNAジェルネイル技能検定試験
難易度 | 初級 | 中級 | 上級 |
---|---|---|---|
受験資格 | 義務教育を修了している方 | 初級合格者 | 中級合格者 |
合格点 | ・筆記試験:100点中80点以上 ・実技試験:100点中80点以上 |
・筆記試験:100点中80点以上 ・実技試験:100点中70点以上 |
・筆記試験なし ・実技試験:100点中70点以上 |
合格率 | 約70% | 約60% | 約45% |
ジェルネイル技能検定試験とは、ネイリストに正しい知識と技術を身に着けてもらうために作られた、NPO法人の日本ネイリスト協会が主催する試験です。
試験は簡単な順に、初級/中級/上級の3段階に分かれ、最終的にはプロとしてサロンでジェルネイルを提供するために必要な知識と、技術を習得することができます。
ジェルネイル技能検定試験は、初級/中級/上級いずれも年に2回までしか実施されないので、最短合格を目指す方は少ないチャンスを無駄にしないようにしましょう。
ネイルサロン衛生管理士
受験資格 | ・18歳以上 ・(18歳未満は)理美容専門学校/ネイルスクール等でネイルを学んでいる方 |
---|---|
合格点 | ・筆記試験:100点中80点以上 ・実技試験なし |
合格率 | 正確な数字は不明(難易度は易しめ) |
ネイルサロン衛生管理士とは、JNAが定めた『ネイルサロンにおける衛生管理自主基準』の普及とともに、現場で活躍するネイリストが安心/安全な施術を行うための資格制度です。
お客様のリピート率をアップするためには、いつでも清潔感のあるサロンを心がけ、衛生面には常に気を遣っているということをアピールしましょう。
参考:ネイルサロン衛生管理士
JNAフットケア理論検定試験
受験資格 | ・JNECネイリスト技能検定試験3級以上 ・JNAジェルネイル技能検定試験初級以上 ・JNAネイリスト技能検定国際試験3級以上 |
---|---|
合格点 | ・筆記試験:100点中80点以上 ・実技試験なし |
合格率 | 正確な数字は不明(難易度は易しめ) |
JNAフットケア理論検定試験とは、ネイリストがサロンワークでフットケアの施術をするために必要な理論を修得するための試験です。
足の爪及びその周辺の肌などに対するお手入れによって、お客様は美と健康の両方を手に入れることができるので、満足度アップが期待できます。
他の資格に比べると難易度は易しめなので後回しにせず、開業前に取得するようにしましょう。
キャリアプランと必要資格
ネイリストはキャリアプランによって必要な資格が異なるので、まずは将来像を明確にする必要があります。
将来どんなネイリストになりたいかイメージできていないという方もいるかもしれないので、下記では主な進路先を箇条書きでまとめてみました。
・副業でネイリストを始める
・自宅や賃貸マンションなどでサロンを開業する
・ネイルサロンのオーナーになる
・ネイル講師になる
次の項目では取得すべき資格について、進路別に解説したいと思います。
ネイルサロンに就職する
ネイルサロンに就職することを検討しているのであれば、ネイリスト技能検定2級/ジェルネイル技能検定中級の取得を目標にしましょう。
大抵のサロンは上記の資格の有無を募集条件にしているので、資格を持っていれば就職先をすぐに見つけることができます。
もちろん未経験歓迎のサロンも探せばありますが、資格保持者の方が採用や給料面で優遇されることが多く、希望のサロンに受け入れてもらえないということもあるでしょう。
資格を持っている人と持っていない人で、どのくらい給料に違いが出るのか知りたい方もいると思うので、『青山/原宿/表参道エリア』のネイルサロンで働く正社員の給料を比較してみました。
給料目安 | |
---|---|
資格なし | 基本給21万円 + 指名料 + 賞与 |
資格あり | 基本給23万円 + 指名料 + 賞与 + 役職手当 |
資格なしや未経験の方がサロンに就職する場合、1〜3か月は研修を受け、ネイルの技術/接客/その他のサロンワークについて学んでいきます。
ネイリストは基本的に指名が入るかによって給料が変化するので、先輩ネイリストのアシスタントとして働いているうちは、稼ぐのは難しいでしょう。
ネイリストとして稼げるようになりたいと考えている方は、まずネイルスクールなどで知識や技術を身に着け、資格に合格した後に就職を目指してみてください。
趣味や副業でネイリストを始める
趣味や副業でネイルをする場合は、ネイリスト技能検定2級/ジェルネイル技能検定上級に合格することが求められます。
趣味や副業程度のネイルでは無資格スタートでも問題ありませんが、安定して稼ぎたいのであれば資格取得は避けられません。
曖昧な知識でお客様を不安にさせてしまうと、離客に繋がる可能性もあるので、サロンワークに支障がでない程度の勉強は事前にしておくようにしましょう。
副業としてネイリストを始めてみたいと考えている方は、下記のページで詳しく解説してますので、ご一読いただけますと幸いです。
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自宅や賃貸マンションなどでサロンを開業する
自宅や賃貸マンションなどでプライベートサロンとして経営する場合は、ネイリスト技能検定2級/ジェルネイル技能検定上級を取得することがオススメです。
生計を立てるには基本的なレベルの資格だとあまり意味がなく、上位資格に挑戦する必要もあります。
自宅サロンに限らずネイリストとして活躍するためには、自分のスキルアップやお客様からの信頼獲得のために積極的に学ぶ姿勢を崩さないようにしましょう。
ネイルサロンのオーナーになる
将来、ネイルサロンのオーナーになろうと考えている方は、ネイリスト技能検定1級/ジェルネイル技能検定上級の取得が必要です。
さらに実力に応じて、認定ネイルサロン技術管理者/認定講師資格といった、よりハイレベルな資格に挑戦してもいいかもしれません。
しかしオーナーといっても施術と経営の両方を行う経営者であれば上記資格が必要ですが、経営に専念する場合には経営の勉強のみで問題ありません。
また建物全体の収容人数によって、防火管理者の資格取得が義務付けられることもあるので、スタッフを雇用してサロンの規模を大きくするときには規定の人数を上回らないか注意しましょう。
開業時のポイントについては下記のページでも解説してますので、参考にしていただけたら幸いです。
2024.07.22
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ネイル講師になる
ネイルサロンの外部講師/ネイルスクールの講師として活躍したい方は、難関資格である認定ネイルサロン技術管理者/認定講師資格を取得しましょう。
資格を受けるためには、下記の条件をクリアしなければならないので、難易度はかなり高めです。
・ジェルネイル技能検定上級取得者
・ネイルサロン衛生管理士取得者
・フットケア理論検定取得者
・ネイリスト選手権の出場実績 など
受験資格を持つだけでもかなり厳しい道のりですが、プロのネイリストとしては誰もが憧れる仕事なので、ぜひ目指して欲しいです。
独学でネイリストを目指すのは難しい?
ネイリストは独学で正しい技術を学ぶのは難しいので、資格勉強の際には下記の4つの方法で、実践的なスキルを習得すると良いでしょう。
・美容の専門学校に通う
・ネイルスクールに通う
・サロンスタッフとして働く
学習を効率よく進めたいという方はスクールが最もオススメですが、サロンでアルバイトスタッフとして働くと、サロンワークの流れやリアルな現場について、理解を深めることができます。
知識の定着にはインプットだけでなく、アウトプットも大切なので、サロンで経験を積むことも考えておきましょう。
下記のページでは、資格の勉強方法について詳しく解説してますので、ぜひご覧ください。
ネイリストは資格が一切必要ない職業ですが、独立を機に『もっとスキルを磨きたい』、『腕試しがしたい』という理由でネイルの資格試験に挑戦する人は多くいます。 しかし資格勉強のためにスクールに通いたくても、通学にかかる時間や費用が原因で、独学の学習スタイルを選択せざるを得ない人も中には居るでしょう。...
資格なしで開業を目指す方はewaluがオススメ
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次の項目では、ewaluのおすすめポイントを3つご紹介しますので、最後までご覧ください。
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まとめ
今回現場で活躍するためには、ネイリスト技能検定は2級/ジェルネイル技能検定は上級レベルの、知識を身に着けることが必要だと説明してきました。
また、これらの資格に合格するほどの実力を持っていれば開業には十分なので、積極的に開業にチャレンジしてみましょう。
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