独立を検討するネイリストの中には「ネイルサロンを開業したいけど、賃貸マンションでも大丈夫なの?」、「大家さんの許可は必要なの?」という悩みを持つ方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では賃貸物件でネイルサロンを開業できるか知りたいという方向けに、許可の取り方や物件を探すときのポイント、事前に知っておいた方が良い注意点などについて解説していきます。
株式会社ewaluでは、これまで数多くのネイリストやアイリストの方たちを支援してきた経験があり、マンション開業を目指す方のサポートも行っています。
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賃貸物件でネイルサロンを開業できるの?
結論から言うと賃貸物件でネイルサロン開業はもちろん可能です。
次の項目からは、開業可能な物件の種類を中心に解説していきますのでどうぞご覧ください。
原則、住居専用物件では営業NG?
多くの賃貸物件は『住居専用』として貸し出されているので、事業活動を行うことは原則禁止されています。
もし、契約書に『居住用のみ』と明記されているにもかかわらず、無断でネイルサロンを開業した場合、それは契約違反に該当する可能性が極めて高いので注意が必要です。
最悪の場合、契約解除や損害賠償を求められる事にもなりますので、必ず契約内容を確認し、不明な点があれば管理会社や大家さんに問い合わせをしましょう。
事業用に利用できるサロン可/SOHO可物件とは?
賃貸物件の中には『SOHO可』や『サロン可』と明記されている物件が存在します。
これらは、住居としての利用の他に事業活動を行うことも管理会社や大家さんが許可している物件であり、管理者の承諾を得て適切な手続きを踏むことで、安心して事業を行うことが可能です。
自分で物件探しをする際には『SOHO可』や、『サロン可』のキーワードに着目して探すようにしてみてください。
管理会社や大家さんの許可が必要な理由とは?
ネイルサロンの経営に物件を利用する場合、管理会社や大家さんには下記の4つの理由で許可が必要です。
・近隣住民への影響を考慮するため
・建物の安全性や維持管理のため
・物件管理者の責任範囲に関わるため
もし無断で事業利用を開始した場合、契約違反となり、信頼関係の破綻につながる可能性があるので、開業前には必ず管理会社や大家さんに相談し、書面での許可を得るようにしましょう。
アパートでネイルサロンは迷惑?よくあるトラブル事例とは
「こっそりネイルサロンを始めれば、バレないだろう。」と考える方もいるかもしれませんが、これは非常に危険な考え方です。
次の項目からは、トラブル事例とリスクについて具体的にご紹介します。
管理規約違反による営業停止命令
無許可でネイルサロンを運営していることが管理会社や大家さんに発覚した場合、管理規約違反によって営業停止命令が出される可能性が最も高いです。
賃貸契約書には、物件の使用用途に関する明確な記載があるため、それに違反する行為は契約解除の対象となります。
もし営業停止を命じられた場合、下記のような損失を被るリスクがあるので注意しましょう。
・開業準備に使用した資金が無駄になる
・新しい開業場所を探す必要が生じる
管理会社や大家さんとの信頼関係が完全に失われれば、今後賃貸物件を借りることが困難になる場合もありますので気を付けてください。
騒音/臭いが原因で起こる近隣トラブル
ネイルサロンでは、爪を磨く時に使用する電動マシンや、ジェルネイルなどで使用する薬品から、特有の音や臭いが発生します。
実際に、騒音や異臭が原因で近隣住民から苦情が寄せられ、管理会社を通じて改善を求められるケースは少なくありません。
注意を受けても状況が改善されない場合、営業の継続が困難になったり、最悪の場合は退去を求められたりする事態に発展することもあるので、十分に気を配りましょう。
来客の出入りによる住民からの苦情
ネイルサロンをマンションで開業した場合、当然ですが不特定多数のお客様が物件を出入りすることになります。
お客様が共用スペースで会話をしたり、頻繁に出入りしたりする姿は、他の住民にとって不快感を与えるばかりか、セキュリティ面で不安を感じさせてしまうでしょう。
管理会社へ苦情が寄せられ、住民間のトラブルに発展するとサロン運営に支障が出るだけでなく、居住環境も悪化するかもしれないのでお客様と建物のルールを共有することも忘れないでください。
郵便物・宅配の取り扱いによる誤配や混乱
ネイルサロンで使用する資材や通販商品が頻繁に届くようになれば、ポストや宅配ボックスがパンクしたり、宅配業者とのやり取りが増加したりすることもあります。
場合によっては、誤配や混乱も生じやすくなり、他の住民の郵便物が届かないなどの問題に発展する可能性も考えられるでしょう。
集合住宅の共有スペースの管理に負担をかけないように、受取先は別に作っておくことをオススメします。

2025.03.28
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サロン可の賃貸マンションを探すときのポイント
賃貸物件でネイルサロンを開業するためには、闇雲に物件を探すのではなく、事前にポイントを把握しておくことで、効率的に理想のプライベートサロンを見つけることができます。
次の項目からは開業しやすい物件の特徴や探し方について解説しますので、ご参考ください。
サロン可/SOHO可の記載があるか
賃貸物件のサロン経営で許可をもらいやすくするためには、事業利用を前提としている『サロン可』、『SOHO可』の物件を見つけることが最も大切です。
実際に物件情報サイトで検索する場合には『SOHO可』、『事務所可』、『サロン可』といったキーワードを条件に追加して絞り込みを行いましょう。
インターネットに掲載されていない非公開の物件もあるので、不動産仲介業者も利用しながら理想の物件を探してみてください。
サロン経営に最適な立地や間取りか
ネイルサロン経営において、立地は非常に重要です。
駅からのアクセスが良い場所は、お客様にとって通いやすく、集客面で有利になることがほとんどですが、閑静な住宅街の方が、プライベートサロンとしてのニーズに合う場合もあります。
間取りに関しては、お客様をお迎えする施術スペースと、ご自身の生活スペースを明確に分けられる間取りが理想的です。
ワンルームでも開業することはできますが、1LDK以上の間取りで、リビングや一部屋をサロンとして利用し、寝室などをプライベートスペースにしてみましょう。
生活と仕事の動線を分けることで、お客様がリラックスできる環境になるはずですよ。
サロン可の賃貸が探せるジモティーなどの仲介業者と交渉できるか
『ジモティー』のような地域密着型の情報サイトや、個人のオーナーが直接募集している物件は、柔軟な条件で契約できる可能性があるため、賃貸で開業を考えている方にとっては狙い目です。
通常の不動産会社では難しいような交渉も、直接オーナーと対話することで、許可を得られる場合もあります。
交渉の際には、ネイルサロンの事業内容を具体的に説明し、近隣住民への配慮(騒音対策、匂い対策など)をどのように行うか、という点を明確に伝えることが重要です。
また不動産仲介業者に依頼する際も、あなたの事業計画や希望条件を詳細に伝え、業者側からオーナーへの交渉を依頼してもらうようにしましょう。

2025.04.10
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賃貸物件で開業する際の注意点と手続き
賃貸物件でネイルサロンを開業する際には、物件選びだけでなく、法的な手続きや契約上の注意点など、様々な準備が必要です。
トラブルを最小限にするために重要なことをまとめましたので、どうぞご参考ください。
開業前に必ず確認したい賃貸借契約の『使用用途』条項
賃貸物件で事業を行う上で、最も重要なのが賃貸借契約書に記載されている『使用用途』条項の確認です。
賃貸借契約の用途は、居住用と事業用の2種類がありますが、多くの居住用物件では『居住用のみ』と明記されているため、事業利用が禁止されています。
そのため契約前には必ず、この『使用用途』の項目をしっかりと読み込み、不明な点があれば管理会社や大家さんに直接確認するようにしてください。
口頭での確認だけでなく、書面での許可を得ておくことが、後々のトラブルを防ぐ上で非常に重要です。
開業届・税務署への手続き
個人事業主としてネイルサロンを開業する場合、税務署への開業届の提出はしておいた方が良いでしょう。
開業届は、事業を開始したことを税務署に知らせる書類で、提出することで、個人事業主としての事業活動が公的に認められます。
提出期限は、事業を開始した日から1ヶ月以内と定められていますので、忘れずに手続きを行いましょう。
また、税制上の優遇措置を受けることができる青色申告承認申請書も個人事業主にとっては非常に重要なので、同時に提出することも検討してみてください。
参考:青色申告承認申請書とは?
建築基準法・消防法などの法令
賃貸物件で事業を行う場合、建築基準法や消防法などの法令を遵守する必要があります。
特にお客様が出入りするサロンでは建物の構造や使用用途によって、避難経路の確保、消火器の設置、防火管理者の選任などが義務付けられている可能性が高いです。
これらの法令に違反すると、罰則の対象となるだけでなく、お客様の安全にも関わる重大な問題となりますので、開業前には管轄の自治体に確認するようにしましょう。
改装工事の際も確認が必要
賃貸物件では改装工事をする際に、管理会社やオーナーの許可が必要不可欠です。
壁紙の張り替え、パーテーションの設置、水回りの工事など、建物の構造に影響を与えるような工事は、無断で行うと原状回復費用を請求されたり、契約解除の対象になったりする可能性があります。
工事を行う際には、必ず事前に管理会社やオーナーに相談し、工事内容の詳細を伝え、書面での同意を得るようにしましょう。
また、工事によって発生する費用負担や、退去時の原状回復義務についても、事前にしっかりと確認しておくことも大切です。
理想のプライベートサロン開業のための手順
次の項目からは、開業への具体的なステップと成功のための心構えについて解説します。
まずは開業できる物件を見つけることが第一歩
賃貸物件でネイルサロンを開業する上で最も重要なのが『開業できる物件』を見つけることです。
どんなに素晴らしい技術やサービスがあっても、そもそも営業が許可されていない物件ではあなたの夢は実現しません。
そのため、プライベートサロンの開業を目指す方はまず『サロン可』や『SOHO可』と明記された物件、または管理会社や大家さんが事業利用に理解のある物件を探すことから始めましょう。
焦らず、じっくりと理想の物件を探し出し、独立開業の第一歩を踏み出してみてください。
物件選びから開業準備まで計画的に進めよう
物件が見つかったら、次は開業に向けて計画的に準備をしていきましょう。
いざ準備をしようとすると、事業計画の策定、必要な備品の購入、集客のための準備、各種法的手続きなど、やるべきことが次々と出てくるはずです。
優先順位をつけずに同時にとりかかろうとすると、混乱してしまうので、一つずつ着実にクリアしていくことを心がけてみてください。
近隣住民への配慮を心がけよう
賃貸物件でのサロン運営において、近隣住民との良好な関係は非常に重要です。
開業前に挨拶をしてサロン運営の旨を伝え、理解を求めることはもちろん、常日頃から近隣住民の方には配慮をするようにしましょう。
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次の項目からは開業満足度が高い理由を3つ解説しますので、是非最後までご覧ください。
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開業前には実際に足を運び、見学することもできるので納得した上で開業することが可能です。
開業準備で迷わない
開業する場所が決定すれば、いよいよ開業に向けて準備をしていきます。
お店の名前やロゴ、サロン内に置く家具や家電の設置など、細かいこともサポートしていますので、安心してお任せください。
開業資金を最小限にできる
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