ネイル業界の華やかな印象に心惹かれ、サロンへ就職を決めた人の中には、働き方のギャップが原因で早期離職をする人が多くいます。

しかし退職したいと思っていても、次にやりたいことが明確に定まっていない場合、収入がない期間が続くため生活が困窮こんきゅうしてしまうでしょう。

この記事では退職や転職を考えている方向けに、サロンへの退職の伝え方や退職後のキャリアステップについて解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ewaluでは広告業界、美容業界の2つの視点から開業者の集客を徹底サポートし、集客などの経営に関する支援内容には多くの方からご満足いただけている実績があります。

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目次

・ネイリストの離職率の実態
・ネイリストが辞める理由
・退職を決断したら次にやるべきことは?
・退職の伝え方
・ネイルサロンを辞めた後の進路
・希望の働き方を目指すならewaluで開業
・まとめ

ネイリストの離職率の実態

ネイリストの離職率とは

厚生労働省の令和2年度の新卒の離職率のデータによると大学を卒業した後、一般企業を3年以内で離職した人の割合は31.2%です。

中でもネイリストを含む『生活関連サービス業/娯楽業』で働く人々が、3年以内に離職している割合は46.5%にまで及ぶという集計結果が出ています。

なぜここまで離職率に差があるのでしょうか。

退職の理由は人それぞれですが、主に4つの分類に分けられます。

  • 体力面
  • 給与面
  • 環境面
  • 将来設計面

次の項目では退職理由について上記の分類をもとに詳しくご紹介します。

参考:新卒の離職状況(厚生労働省)

ネイリストが辞める理由

ネイリストの退職理由

身体的に疲れを感じる

ネイルは1人当たりの施術に必要な時間が大体1~2時間で、限られた時間の中でネイルアートを描いたり、ネイルチップを乗せたりするため、集中力や精密な作業が大切な仕事と言われています。

椅子に座って、長時間同じ姿勢で作業を行うので眼精疲労や肩こりを引き起こす可能性が高く、肉体的な疲労を感じやすいです。

また一度の施術でミスを出さないように気を張らなければならないため、精神的に疲労も感じやすい職業であるといえます。

何年もネイリストとして働いていると疲労が蓄積していくため、ネイリストを続けたくても体力的に続けられないというのはよくある話です。

待遇が悪い

美容業界は労働環境の悪さがたびたび問題視されていますが、ネイルサロンでも給料の低さや福利厚生などの待遇面で、不満を持っている方も多いのではないでしょうか。

求人ボックスの統計データを見ると、ネイリストの平均年収は約383万円で、その給与幅は289~634万円に収まっています。

ネイリストはその人が持っているスキルや働き方によって給料が増減するため、経験やスキルが未熟な20代のサロン勤務のネイリストは給料が全体的に低いようです。

また福利厚生に関しては、制度として産休や育休などがあったとしても、取得率が低いとなんとなく利用しづらいというのが本音でしょう。

もし福利厚生を重視して転職をする際には、制度の多さよりも取得率の高さに目を向ける必要がありそうです。

参考:ネイリストの給料(求人ボックス)

自分のライフスタイルが変化した

結婚や出産、介護のため時間や経済的にネイルの仕事を続けられないという人もいるのではないでしょうか。

女性は生活の変化が退職の原因になることもあり、男性に比べて仕事の転換期が多く訪れます。

転職先は複数ありますが、ネイルサロンで学んだことを活かして働きたいと考えている方は、思い切って独立することも一つの手です。

初めての独立であれば不安なことや知りたいことも沢山あると思うので、完全独立ではないewaluでの開業をオススメします。

ewaluの独立支援の内容に関しては、下記のリンクでも詳しく解説してますので気になる方はチェックしてみてください。

人間関係が悪い

サロンに働いているスタッフのほとんどが女性であることからも、ネイル業界は男性よりも女性の方に人気が高い職業だと考えられます。

女性同士であれば和気あいあいとした、楽しい職場が作れる場合もありますが、現実はそうではありません。

女性社会では職場内で派閥が存在したり、スタッフ同士のうわさ話や悪口が原因で、人間関係が悪化することも多々あります。

上下関係が厳しい職場も退職の原因になりやすいので、全ての人が働きやすい環境づくりをスタッフ一人一人が心がけましょう。

お店と仕事のやり方が合わない

サロンワークに慣れてくると自分なりの考え方が生まれてくるため、お店の考え方に不満を感じている人もいるのではないでしょうか。

自分がやりたいサービスや新しい技術の導入を提案しても、意見が通らない環境ではモヤモヤしてしまい、お店に対する不満は溜まっていく一方です。

新しい商材や技術からこれまでにないネイルのデザインが考案されることもあるので、お客様の喜ぶ顔やスキルアップをやりがいに感じているスタッフであれば、退職の理由になり兼ねません。

自分のこだわりを活かしたいのであれば、スタッフの意見をしっかり聞いてくれるサロンへの転職、独立も検討してみると良いでしょう。

独立後の進路について知りたい方は『ネイルサロンを辞めた後の進路』で具体的な方法について解説してますので気になる方はこちらをクリックしてください。

独立を目指している

技術の習得や独立後の資金を貯めるためにネイルサロンで働く方も多く、退職理由はネガティブなものばかりではありません。

独立を目指す人の中には海外で活動している人も何人かいますし、その多くが現地の技術やデザインを学んでスキルアップをしています。

また日本のネイルの技術は、世界のネイリストと比べても丁寧でレベルが高いと評判なので、人気のネイリストを目指せることはもちろん、海外の有名人から指名をもらえる可能性もあるでしょう。

下記のページは、ネイリストは独立までにどのくらい下積み期間が必要なのか気になっている方向けの記事となっていますので、ぜひご参考ください。

スキルアップしたい

サロンスタッフとして働いていると、単価の低いメニューや少ない色での施術がほとんどのため、デザインも似たり寄ったりのものになってしまい、ネイルのスキルは上達しません。

そのためネイル以外のスキルを学びたいと思っている場合、美容師免許を取得して新たな美容の知識について勉強してもよいでしょう。

具体的にヘアアレンジやメイクアップなどに関する知識を身に着けられれば、自分一人でお客様のトータルコーデを整えることができるので、メニューの単価アップが狙えます。

ネイルの流行は移り変わりが激しく、常に勉強が必要な仕事と言えますが、努力が実れば、収入も次第に上がり、働くモチベーションに繋がるでしょう。

退職を決断したら次にやるべきことは?

退職の流れ

退職を決意したらまず何から始める必要があるのでしょうか。

今回は退職するまでの流れが分からないという方のために、上記の図を用意しました。

次の項目では退職の手順についてより詳しく解説しているので、参考にしていただけると幸いです。

今後のスケジュールを決める

退職をする時に一番気をつけなければならないのは、上司に辞める意思を伝えるタイミングです。

仕事を辞めたい、変えたいという気持ちを優先してしまうと、すぐに退職届を出したくなりますが、それはNG行為だと覚えておきましょう。

やりたいことや次の仕事先が決まっていない状態で退職すると、働き始めるまでの期間に給料がもらえず、生活が出来なくなってしまいます。

退職後、ハローワークで失業手当を受給することを考えている方もいるかもしれませんが、自己都合で退職した場合は受給までに3か月程度かかるので、収入がない間の支出を計算しておく必要があるでしょう。

また有給休暇が残っている場合は、全て消化するまでサロンに籍を残しておく必要があるので、有給の日数も必ず確認しておくようにしてください。

思い立ったらすぐに行動したい気持ちは分かるのですが、計画を立てずに行動するとスムーズに進めることができないので、一度落ち着いてスケジュールをを立ててみることをオススメします。

進路を決める

ネイルサロンを退職したあとはネイリストとして活動を続けたり、ネイル関連の他の会社に勤めたりと、様々な道があります。

ネイリストを続ける場合は他のネイルサロンに転職するか、独立するかの二択を取ることができますが、キャリアアップを望むのであれば、独立に挑戦してみるのも良いでしょう。

ewaluでは開業時に支援を受けることができるので、一人でサロンを運営するのはハードルが高いと感じている方は利用も検討してみてください。

辞める理由を上司に伝える

次の進路が明確に決まったら、上司に辞める理由を伝えましょう。

労働基準法によると、退職する2週間前までに辞める意思を伝える必要があると言われていますが、急に辞めると常識がないと思われてしまうので、1ヶ月前までには相談するようにして下さい。

またサロンによっては就業規則で、いつまでに辞めることを伝えなければならないのか定められている場合もあるので、必ず契約を確認しましょう。

退職の伝え方

退職の伝え方

最近では民間企業の退職代行サービスが流行っていますが、高額の費用がかかるだけではなく、サロン側との話し合いが難航すると即日退職できないというデメリットがあるので注意が必要です。

円満退職を目指しているのであれば、店長には自分の言葉で退職の意思を伝えるようにしましょう。

退職理由を伝える際には下記の6つのポイントが重要です。

・ポジティブな理由で退職する
・話したいことはメモにまとめておく
・退職希望日の1か月前までに店長に伝える
・退職希望日や次の転職先の入社日を伝える
・事前にアポイントを取り、話し合いの場を設ける
・お詫びや感謝の言葉を織り交ぜながら、丁寧な口調で話を進める

これらのポイントを抑えておけば、サロンに迷惑をかけず、円満に退職することができるはずです。

この記事を読んでくれた方には、円満退職をするためのコツを少しでも掴んで欲しいので、具体的なシチュエーションをいくつか想定して退職の切り出し方について解説していきたいと思います。

うつ病などの病気が理由で退職する場合

ネイルサロンで働く人の中には、病気や体調不良などが原因で、退職を選択せざるを得ない場合もあるでしょう。

最近では統合失調症やうつ病などの精神疾患に悩まされている方も多く、それらの症状の深刻さは見た目では分からないため、理解してもらうのは難しいです。

伝え方次第では一時的に休養をもらえるだけになってしまい、引き止められる可能性もあります。

休職を希望しないのであれば、体調不良になった原因や今の病気の状態について正確に伝える以外にも、病院からもらった診断書を持参して、話の説得力を上げるようにしましょう。

給与や待遇に不満があって退職する場合

給与や待遇に不満があることをはっきりと伝えると、待遇改善するから待ってほしいなどと、その場しのぎの言葉で引き止められる可能性もあるのでオススメできません。

退職理由はなるべく引き止めづらいものに変えた方がいいので「家庭の事情で働く時間が取れなくなった。」、「時間の調整が難しいので、家から近いサロンで働きたい。」といった理由を軸に話すといいでしょう。

また退職の意思が固まっていることをアピールするために話し合いの時には曖昧な表現を避けるように心がけてみてください。

独立することが理由で退職する場合

自分が思い描くキャリアがある場合、大切な時間を犠牲にしてまでサロンで働き続けたくはないはずです。

ポジティブな姿勢で退職する人に対して、サロン側も反対しづらいので、独立することは素直に話すようにしましょう。

退職理由を聞かれた際には「今までの経験を糧に、新しい環境でさらなるキャリアアップを実現させたい。」という意思を正直に伝えてみてください。

ネイルサロンを辞めた後の進路

ネイリストの進路

ネイルサロンを退職した人はどのようなキャリアプランを持っているのでしょうか。

ネイリストとしてのスキルを活かした働き方をする場合の具体的な勤務先をご紹介します。

・他のネイルサロンで働く
・独立してフリーランスになる
・ネイル関連の企業に就職する
・スクール講師や外部講師として働く

今よりも高収入を目指すなら、講師としてネイリストを教育する立場に回るのも方法の一つですが、採用されるには講師資格の取得や講師に相応しい実力が必要不可欠なため、時間がかかります。

将来ネイル講師になりたいと考えている方は資格勉強やスキルアップのために一度独立し、ゆっくり自分のペースで力をつけていくのも選択肢の一つです。

独立に興味がある方は下記のページでも詳しく解説してますので、ご参考ください。

希望の働き方を目指すならewaluで開業

ewaluの開業者

ewaluは理想の働き方、サロン像がはっきりしている方にもピッタリな開業方法です。

ewaluでは様々な支援を受けながら経営できるので、開業時に不安を感じることはありません。

次の項目からは、実際にどのようなサポートを受けられるのかについて解説していきたいと思います。

完全歩合制で高収入を獲得できる

ewaluの給料形態は売上に応じてその月の報酬が変動する、完全歩合制というシステムを採用しています。

一般的な面貸しサロンの歩合率は40~60%ですが、ewaluの歩合率は60~80%であり、売上の多くを利益にすることができるので、収入が上がりやすいです。

開業者へのアンケートでは、70%以上が今よりも収入が増えたことに満足していると答えているため、高収入を望む人には最適な働き方といえるでしょう。

休みは好きな時に取得できる

ewaluは美容室の一部スペースを借りて営業する、面貸し型のスタイルです。

面貸しサロンはお店と雇用に関する取り決めを行わないため、全休や半休を自由に取ることができます。

ewaluでは実際に時短勤務で経営する主婦のネイリストも多いので、家事や育児などと並行して仕事を行うことが難しい人にも向いている働き方と言えるでしょう。

こだわりの詰まったサロンを作れる

この項目ではewaluの開業支援を受け、経営に成功したHさんについてご紹介します。

Hさんはサロンに勤めている際に、お店の考えとお客様が求めていることにすれ違いがあることに気づき、アイデアを出してきましたが意見を聞き入れてもらえないので、もどかしさを感じていました。

その後サロンに対するモヤモヤとした気持ちとともに、お客様に寄り添う施術を提供したいという思いが強くなったことが原因で、ewaluでの開業を決意し独立に至ったという経緯があります。

インタビューでは「ewaluで独立してよかった。」という言葉をを残していて、開業自体に後悔は全くなく自信を持って働けている現状に満足していることを表現していました。

独立後の様子についてイメージを掴みたいという方は、下記の開業者インタビューのページを一度見てみてください。

まとめ

まとめ

ネイリストがサロンを退職する理由は人それぞれですが、この記事では体力面、給与面、環境面、将来設計面の4つに分けて解説してきました。

当てはまるものはいくつあったでしょうか。

該当する項目が多くあった人は、これを機に退職を検討してみるといいかもしれません。

独立してネイリストとして活動したいのであれば、低リスクで開業できるewaluがオススメです。

ewaluはサロンワークや顧客対応を1人で行えるというのも応募の条件で、その人の実力を正当に評価できるよう、約4回に分けて選考を行っていきます。

新しいことに挑戦するのは気持ちの面でも簡単なことではありませんが、ewaluではサロン経営のためのサポート体制が整っているので、誰でも安心してスタートを切れるでしょう。

開業したい方はこちら

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