マツエクサロンの開業で必要な広告費は、いくらになるのでしょうか?
広告費にかける適切な予算を決めて、開業がスムーズにできるように準備をしていきましょう。
この記事では、これから開業予定で、広告費がいくら必要なのか知りたい方や、おすすめの広告媒体が何か気になる方に向けた記事です。
広告費に対する間違った考え方や、広告費の予算を決めるコツについても解説しています。
株式会社ewalu(エワル)では、アイリストを含めてこれまで100名近くの開業サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
マツエクサロンの開業で必要な広告費はいくら?
広告媒体の広告費まとめ
フリーペーパー | リスティング広告 | SNS広告 | ネット予約サイト |
---|---|---|---|
3~80万円 (広告のサイズによって変動あり) |
20~50万円/月 | 2~3万円/月 | 常に変動するため 非公表 |
フリーペーパー
フリーペーパーとは、掲載企業からの広告費で運用され、読者が無料で読むことができる印刷広告媒体のことです。
広告費の相場としては、サイズや場所によって変わってきますが、ここではフリーペーパー全体の平均費用をご紹介します。
【広告費の相場】
①A4サイズ:50〜80万円
②A4の半分サイズ:30〜40万円
③A4の1/4サイズ:10〜20万円
④A4の1/8サイズて:5〜10万円
⑤A4の1/16サイズ:3〜5万円
【メリット】
- 情報を届けたいターゲットの絞り込みができる
- 比較的コストを抑えられる
【デメリット】
- 情報量が限られる
- 認知されるまで時間がかかる
- 配布できる範囲が狭い
種類としては、地域の情報にフォーカスしたものや、読者の属性を絞った情報を提供しているものまで、さまざまなものがあります。
ポスティングで個人宅に配布するイメージが強いですが、他にも新聞の折込チラシとしてや、駅やコンビニにあるラックに設置することも可能です。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに合わせて、検索結果一覧に表示される広告のことです。
見出しの前に『広告』と記載されているサイトが、リスティング広告のページになります。
一般的に、ユーザーがクリックするごとに広告費がかかってくる課金制ですが、1クリックにかかる金額はジャンルや商品、サービスなどによって変わり、需要がある分野は単価も高くなる傾向にあります。
【広告費の相場】
いくら広告費をかけても、最終的にサロンの予約につながらなければ意味がありません。
リスティング広告を運用する際は、CVRやCTRを上げていくことを重視しましょう。
CVRは広告をクリックした中でお問い合わせや来店につながった割合を示しており、数値が高いほど効率よく結果を出せているということです。
美容業界の平均値は3%前後と言われており、CVR=来店数÷サイト訪問数×100で算出します。
CTRは広告が表示された回数のうちクリックされた割合を意味しており、広告がユーザーの興味に上手くアプローチできているかを把握することが可能です。
いくら広告費をかければ、どれほどの新規顧客獲得につなげことができるか、目安をご紹介しましょう。
広告費 | 新規顧客獲得数 |
---|---|
約10万円/月 | 5名前後 |
約25万円/月 | 15名前後 |
【メリット】
- 関心が高いユーザーにアプローチできるためCVRが上げやすい
- 短いスパンで効果が出やすい
- 広告するエリアや時間帯を設定できる
【デメリット】
- 人気のあるものはクリック単価が高くなりやすい
- ニーズが低い層へのアプローチは効果が出にくい
- 広告のCVRやCTRの改善を定期的に行う必要がある
できるだけコストを抑えたい場合は、除外するキーワードを設定したり、配信する対象者を限定すると良いでしょう。
CVRとCTRについて詳しく知りたい場合はこちらのサイトから確認してみてください。
SNS広告
SNS広告とは、SNSを用いて配信する広告のことです。
【広告費の相場】
ここではSNS広告の種類ごとに、特徴と広告費をご紹介します。
種類 | 特徴 | 広告費 |
---|---|---|
Facebook広告 | BtoBやビジネス商材のセールス向き | 1ヶ月2〜3万円 |
Instagram広告 | 女性向けの商材の訴求向き | 1ヶ月2〜3万円 |
X広告 | 拡散力がある | 1ヶ月2〜3万円 |
LINE広告 | 利用者が多い | 1ヶ月2〜3万円 |
TikTok広告 | ユーザーは若年層がメイン | 1ヶ月2〜3万円 |
広告費は初めてSNS広告を利用する場合の、およその金額になっています。
運用のスキルが身について運用に慣れてくれば、徐々に費用を増やしてみるのも良いかもしれません。
その場合の広告費の目安としては、1ヶ月30万円前後ほどになります。
【メリット】
- 拡散力があり幅広い層にアピールできる
- 若年層へのアプローチに効果的
- ターゲットを細かく絞って効率よく広告ができる
- ニーズがまだない層にもアプローチできる
- 費用対効果が高い
【デメリット】
- 高年齢層へのアプローチが難しい
- ターゲティングのスキルが必要
- 炎上のリスクがある
- SNS媒体に関する知識が必要
SNS広告をさらに知りたい方はこちらのサイトを参考にしてください。
ネット予約サイト
ネット予約サイトは、顧客が24時間365日予約できる仕組みのため、顧客獲得の機会損失を防げる点が強みです。
【広告費の相場】
ネット予約サイトの広告費は、掲載エリアや業種、キャンペーンの開催などに応じて料金が変動するため、公表されていないことが多いです。
広告費の内訳としては、主に下記の2つになります。
- 掲載/運用にかかる費用
- 予約によって発生する手数料
支払い方法としては、自分で広告費を自由に設定できるものや、予約が入ったら広告費の支払いが発生するものなどがあります。
詳しい広告費のプランについては、ネット予約サイトに確認しましょう。
【メリット】
- 関心が高いターゲットが集まりやすく集客力が期待できる
- 利用者数が多いため認知度アップが可能
- 顧客情報の管理/分析ができ、ニーズの把握や次回予約の案内が可能
- サイトから直接予約ができる
【デメリット】
- 初期設定や運用に費用がかかる
- ネット予約に抵抗感がある顧客層を逃してしまう
マツエクサロンの開業で失敗する広告費の考え方
広告を出しっぱなしにする
自分に合った広告を上手く活用できれば、集客力を上げることは十分可能です。
しかし、どれだけ集客ができていても、支払った広告費以上の利益を出すことができなければ赤字になってしまいます。
そのため、広告を出して終わりではなく、運用してどのような結果になったのかを分析して、さらに改善していくことが必要なのです。
分析のポイントとしては、下記のような点が挙げられます。
- どれくらいの時間と費用で何人集客できたか
- 広告の文章やキャンペーン内容を変更した場合、どのような反響があったか
- 広告媒体ごとの1人あたりの売上単価はいくらか
- (利用した広告媒体が複数の場合)どれが1番集客率が良かったか
過去のデータは集客において重要な参考資料であり、来店した顧客の特徴やサロンの課題点などを見つけることができるようになります。
得られた結果から改善を繰り返して、さらに集客力を上げられるようにアップデートを行っていきましょう。
新規顧客獲得に広告費をかける
マツエクサロンを開業する際に、新規顧客獲得に多くの広告費をかけてしまうアイリストが多くいます。
認知度を上げたい、来店数を増やして利益を上げたいと目先の集客ばかりに集中してしまうことは、実は大きな落とし穴なのです。
マーケティングでは『1:5の法則』があり、新規顧客を獲得するためのコストは、リピーターの5倍かかると言われています。
新規顧客は獲得コストが高い一方で、利益率が低いため、リピート率を上げていく方が効率的に利益を上げられるという考え方です。
リピーターは一度来店しているため、少ない獲得コストで再来店する可能性が高いでしょう。
そのため、今後もサロンを利用し続ける生涯顧客となる傾向があり、サロンに対しての信頼や愛着が高いほど、大きな利益が得られる可能性が高いと考えられるのです。
リピート率を上げる方法としては、期間限定のキャンペーンやメールマガジンを配信するなど、再来店を促す取り組みを行なっていくことが効果的でしょう。
1つの宣伝方法に絞る
「フリーペーパーに広告を掲載しているから集客できるはず。」と、1つの広告に絞ってしまうのは非常に危険です。
人は同じものが繰り返し目に入ると、親近感や信頼度が高まっていくため、ターゲットに合わせた複数の媒体に広告を出すようにしましょう。
例を挙げると、若年層の場合はSNS広告とリスティング広告を組み合わせることで、Webに特化したアプローチ法で高い効果を得ることができるかもしれません。
また、50代以降の年齢層が高いターゲットは、紙媒体で情報を集める傾向が強いため、フリーペーパーや雑誌、新聞などに広告を入れると良いでしょう。
どの広告媒体が自分に合っているのかわからない時は、広告費の予算内で色々試してみるのがおすすめです。
低コストで運用できる広告はいくつもあるので、ある一定のスパンで色々試してみることで結果が見えてくるでしょう。
マツエクサロンで使うと良い広告媒体を、マツエクサロンの広告費に使うべき媒体とは?でご紹介していますので、引き続き読んでみてください。
広告費の予算を決める方法
マツエクサロンを開業する際に重要なのが、広告費にいくらかけるのか予算を決めておくことです。
具体的な金額を明確にしておくことで、計画的な資金準備ができ、開業もスムーズに行うことができるでしょう。
ここからは、マツエクサロンの広告費の決め方についてポイントを3つご紹介します。
ターゲット層を決める
広告を運用して高い費用対効果を得るためには、まずターゲット層を決める必要があります。
サロンのコンセプトや施術メニューによって、ターゲットにする地域や年齢層が変わってくるのはもちろんですが、その他にも新規顧客を獲得したいのか、リピート率を上げたいのかについて決めておくことも忘れてはいけません。
マツエクサロンを開業する場合は、新規顧客をターゲットにする場合が多いですが、最初は顧客の定着率を上げるために多額の広告費をかけるケースもあるでしょう。
しかし、売上がなかなか伸びずに赤字が続いてしまうと、広告費にかけられなくなってしまうため、いかにコストを抑えて高い集客力を得られるかがポイントになります。
ネット予約サイトの中でも、業界最大級のホットペッパービューティーであれば、ニーズが高い層が集まりやすく、より多くのユーザーにサロンを知ってもらえるきっかけが作れるでしょう。
ewaluではホットペッパービューティーの1年目の広告費を半額支給しており、広告費をなるべく抑えたい方におすすめです。
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競合店の情報を集める
ターゲット層を決めたら、競合店の情報を集めていきましょう。
予算の決め方として、ライバルとなるサロンの売上高と広告費の比率を確認し、自分のサロンの予算を設定していくという方法があります。
競合店と同じ程度の予算を広告費にかけることで、ライバルに負けない集客力の維持が期待できます。
しかし、競合店の広告費にかける予算設定が適切でないために影響を受けやすい点や、競合店の戦略に依存してオリジナリティに欠けてしまう点が、デメリットとして挙げられるため注意が必要です。
競合店の情報収集の方法としては、インターネットやSNS、フリーペーパーで調べることができますが、実際に開業する場所の周辺を歩いてみるのも効果的です。
気になるサロンや人気のサロンがあれば、実際に施術を受けてみることで、画面上では分からないサロンの魅力や雰囲気を感じ取ることができるでしょう。
情報を集める際は、下記のポイントに注目してみると、競合店の強みや弱みが見えてきて、集客力を上げるためにいくら広告費をかければいいか見えてきます。
- 市場シェアの獲得率
- スタッフの人数
- メニュー内容や料金
- 客層
- 平日と休日の来店パターン
- 接客やサロンの雰囲気
売上がいくらになるか検討する
競合店の情報収集ができたら、実際に広告費の予算を決めていきましょう。
まずは、サロンでそのくらいの利益を出すことができるのかを見積もり、その利益を上げるためにはいくらの売上が必要なのかを考えていくことで、最終的に広告費の予算を決めることが可能です。
広告費の予算の決め方として、売上に対して一定の比率で固定するという手法があります。
広告費=売上×一定の比率・割合
比率の目安は、業界や業種によって異なり、美容業界は15~20%の割合となっています。
売上の検討よりも先に広告費の予算を決める方もいますが、サロンの経営で大切なのは、広告ではなく利益を上げることです。
やっとマツエクサロンで売上を伸ばすことができても、多額の広告費をかけてしまい利益がほとんど残らなくなってしまっては、これまでの努力が水の泡になってしまいます。
広告費の決め方としては、売上の検討をしてから予算を決定していくという順番が、1番リスクが少なく安心と言えるでしょう。
マツエクサロンの広告費に使うべき媒体とは?
SNS
SNSのユーザーは若い年齢層が大半を占めており、最新のトレンドに敏感でSNSを利用して情報をキャッチする機会が多いため、マツエクサロンの広告費にかけてほしい媒体と言えます。
特に、Instagramはビジュアルを主としたコンテンツで、写真や動画を投稿してスピーディーにユーザーの興味を引き付けることが可能です。
Instagramのユーザーの特徴として、美容やメイクに敏感な方が多いことが挙げられます。
Instagramを利用していて、サロンや美容商品に関する投稿を、頻繁に見かけた経験がある方も多いのではないでしょうか?
広告の種類としては、下記のようなものがあります。
- ストーリーズ広告
- フィード広告
- IGTV広告
また、影響力があるインフルエンサーとコラボをする広告も有名で、サロンの認知度アップやブランディングにも活用できるでしょう。
しかし、広告の運用には専門的なスキルが必要であり、効果が出るには時間を要するため、集客媒体に不向きである場合もあります。
特に、開業して間もない頃に、SNSに絞って集客を行うアイリストの方もいらっしゃいますが、高い集客効果を得るためには他の媒体とかけ合わせて利用することが理想的です。
併せ持ちで利用すると良い媒体については、次の項目でご紹介します。
ネット予約サイト
美容業界のネット予約サイトと聞いて、ホットペッパービューティーを思い浮かべる方もいらっしゃることでしょう。
掲載店舗数は94,000店以上(リラク・エステ)で、多くのサロンがホットペッパービューティーを利用しているのです。
人気の秘訣には、次のような項目が考えられるでしょう。
- ユーザー数3,500万人以上、年間ネット予約数7,300万以上(リラク・エステ)と圧倒的な規模感で、より多くのユーザーにアプローチできる
- 小規模サロン専用の広告プランが充実しており、費用に見合った集客効果が見込める
- 口コミ件数が940万件以上(エステ・リラク)で、信頼度アップやリピーター獲得が期待できる
このように、高い集客力と小規模サロンにも対応していることから、今後サロンを開業する予定の方にはおすすめしたい媒体です。
中には、ホットペッパービューティーの広告費が、いくらになるのか気になる方もいるかもしれません。
ewaluでは、ホットペッパービューティーの1年目の広告費を半額支給しており、費用を押さえたい方も安心して利用することができます。
弊社の詳しい支援内容については、下記のページも合わせてご覧ください。
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上記は、弊社のホットペッパービューティーの広告費支援を活用して、少ない顧客から開業したアイリストの方の事例です。
この方は、開業して2,3ヵ月目から集客数を上げており、1年後には90%前後のリピート率をコンスタントに出せているのが特徴です。
開業が初めての方は、広告費や集客に関する知識が十分でないことが多く、サロン運営が上手くできるか不安な方もきっと多いでしょう。
ホットペッパービューティーを利用しているサロンの割合として、3席以下の小規模サロンの割合は全体の7割にのぼり、多くの小規模サロンが集客に成功しています。
さらに、専任のスタッフが広告費の予算に合った集客プランをご提案いたしますので、これから開業する方にピッタリです。
弊社の開業者の8割が顧客0からスタートしており、エリア平均もしくは倍以上の集客実績を多く残しています。
また、開業前にSNS講習を受けることができ、SNS運用に関する知識も身につけることが可能です。
広告費支援に関するお問い合わせは、下記のフォームから受け付けております。
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まとめ
これからマツエクサロンを開業する方にとって、広告費や媒体を選んでいくことは、安定的な利益を上げていくための重要な要素です。
サロンを開業したての頃は、SNSやネット予約サイトなどを合わせて利用すると、より効率的に集客力を上げることができるでしょう。
もしも、どの媒体が自分のサロンに適切なのか迷った際は、広告費の支援を行っている会社に相談してみるのも1つの方法です。
ewaluでは、広告費の半額支給や研修制度が整っており、1人ひとりに合わせた広告費の決め方や媒体の選び方についてアドバイスさせていただきます。
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