マツエクサロン開業で、助成金を検討されている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、マツエクサロン開業で使えるおすすめの助成金/補助金、必要な資金や申請について解説します。
下記のようなお悩みをお持ちの方におすすめの内容です。
- マツエクサロン開業で使える助成金はあるのか知りたい方
- 開業までに必要な申請や費用が知りたい方
- マツエクは儲かる業界なのか気になる方
株式会社ewalu(エワル)では、アイリストを含めてこれまで100名近くの開業サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
助成金とは?
そもそも助成金とは、国から支給される資金のことで、事業者の取り組みを支援することを目的としています。
特に、労働者が安定して働けるようなサポートが中心としてあり、規定の受給条件をクリアして、労働関係の法律を遵守できれば受給が可能です。
受給条件としては、雇用の継続や労働環境改善への取り組みに関係しているものになります。
助成金と似たもので補助金がありますが、目的や受給条件が異なり、違いについて理解しておくことが大切です。
詳細については、助成金と補助金という項目で解説していますので、引き続き読んでみてください。
マツエクサロン開業で知っておくべきこと
市場動向
近年、マツエクを含むアイラッシュ業界の市場規模は拡大傾向にあります。
ホットペッパービューティーアカデミーの調査によると、2024年上期のアイラッシュ業界の市場規模は1,179億円で前年比28.9%増加し、大幅な増加率となりました。
さらに、女性の利用金額は5,299円(前年比+310円)、年間利用回数も5.22回(前年比+0.35回)となり、いずれも5年間で過去最高値となっています。
考えられる要因として、マツエクは朝の支度時間を短縮できるため、家事や仕事で忙しい女性のニーズがどんどん高まっているという点です。
最近では、すっぴんでも自然な目元を演出してくれる『ナチュ盛り』がトレンドになっています。
また、多様性を重視したカラーエクステが人気を集めており、マツエクの技術は時代に合わせてどんどん進化しているのです。
最近の特徴としては、マツエクの利用者層が20~30代の若い層だけでなく、40代の大人の女性や男性のニーズも高まってきています。
このような現状から、今後もアイラッシュ業界は拡大を続けていくと考えられるでしょう。
開業スタイル
マツエクサロンには様々な開業スタイルがあり、それぞれにメリット/デメリットがあります。
自分に合わない方法で開業してしまうと、失敗のリスクも高くなるため、しっかり吟味して選ぶようにしましょう。
ここでは3種類の開業スタイルをご紹介します。
店舗運営
店舗運営とは、商業施設やオフィスビルなどの一角を借りて営業するスタイルのことです。
【メリット】
- サロンの認知度を上げやすく集客力が高い
- 飛び込み客が多く新規顧客の獲得が見込める
- 理想のサロンを作りやすい
【デメリット】
- 保証金や内装工事費が高くつく
- 家賃が他の形態よりも高額になる
【向いている人】
- 今後事業拡大を目指している人
- サロンの内装や雰囲気づくりにこだわりたい人
自宅運営
自宅サロンは、プライベートの一空間をサロン用に改装して運営していきます。
【メリット】
- 家賃や内装工事費などの経費を抑えやすい
- プライベートとの両立がしやすい
- 通勤時間を削減できる
【デメリット】
- お客様に生活感を感じさせない工夫が必要
- 不特定多数の人に住所が知られる
- 美容所登録の条件に合った内装に変更する必要がある
【向いている人】
- コストを抑えて開業したい人
- 子育てや家事などの隙間時間を有効活用したい人
- 副業としてマツエクサロンの開業を考えている人
シェアサロン運営
シェアサロンとは、複数のアイリストや他の業態の人たちが、個室やスペースを有料で借りることができるサロンのことです。
個室はそれぞれ独立しており、借りている間は個人専用の空間として利用できるのが特徴になります。
パソコンやスマートフォンの普及で、集客方法がネット活用に変化したことにより、1つのサロンに属さずとも多くの顧客が集客できるようになりました。
このような背景から、特定のサロンに雇用されずに独立して、シェアサロンで働くスタイルがアイラッシュ業界で注目されています。
【メリット】
- 物件取得費や改装費用がかからない
- 勤務時間や場所は自由に決められる
- 手取り収入額が高い
- 施術に必要な設備や道具が整っている
【デメリット】
- 集客は自分で行う必要がある
- 施術以外の業務も発生する
- 収入が変動する
【向いている人】
- 低リスクで開業したい人
- 自由な働き方がしたい人
- 今よりも収入を上げたい人
ewaluではシェアサロン開業を採用しており、開業資金0円で高収入の実現が可能です。
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サロンオーナーの年収
マツエクサロン開業でオーナーが得られる年収は、300~800万円が目安とされていますが、開業スタイルや場所、営業日数などによって変わってきます。
具体的な収入例を、自宅サロンとシェアサロンで計算してみましょう。
自宅サロンでの年収
下記のような条件の場合、売上は50万円です。
項目 | 数値 |
---|---|
施術料金 | 5,000円 |
1日の来店客数 | 4人 |
営業日数 | 25日 |
そこから、毎月かかる諸経費(消耗品、光熱費、広告宣伝費)を差し引くと、45万円前後が収入となり、500万円程度の年収が見込めます。
上記の数字はあくまでも目安であり、、自分のライフスタイルによって1日に対応できる顧客数や営業日数は変動するため、注意しましょう。
シェアサロンでの年収
シェアサロンの場合、基本的に月の売上から利用料金を差し引いた金額が収入となります。
【主な料金形態】
- 月額固定利用料:12~25万円
- 固定+歩合料:固定2~5万円+歩合60~80%
- 時間料:平日750円/30分・土日祝1,200円/30分
どの形態が1番儲かるのかは、アイリストの働き方によって変わるため一概には言えませんが、売上の65~80%程度が収入になると言われています。
シェアサロンで開業したばかりの頃は、赤字になる場合も多いため、売上と利用料金のバランスが取れているか確認することが重要です。
ewaluで開業された方の中には、オープン当初から80~100万円の売上を達成できた方もおり、安定的な収入を得られている方が多くいらっしゃいます。
収入形態について詳しく知りたい方は、下記のフォームからお気軽にお問合せください。
開業に必要なものとは?
資格
アイリストがお客様に施術を行う際は、サロンの開業形態は問わず、国家資格である美容師免許が必要です。
免許取得のためには、厚生労働省が指定する美容専門学校に2年以上通い、国家試験に合格する必要があります。
また、施術を行う2名以上のスタッフを雇う場合は、少なくとも1人は管理美容師の免許取得が必須です。
さらに、マツエクサロンを開業する際には、顧客の信頼度を上げるためにも、民間資格を持っておくと良いでしょう。
美容師の専門学校では、マツエクに関する専門知識を学べる時間が少なく、卒業してから民間の資格を取得する方も多いため、積極的に取得しておくことをおすすめします。
届出
マツエクサロンを開業する前に申請しておくべき届出があります。
- 美容所登録
- 開業届
美容所登録は、保健所による立ち入り検査で合格しなければ、マツエクサロンとして開業することができないため、開業形態に関わらず申請は必須です。
申請方法は、開業の1~2週間前までに、管轄の保健所へ美容所開設届を提出します。
開業届のメリットは、確定申告による節税対策や、補助金が申請できるという点です。
申請方法は、開業してから1か月以内に管轄の税務署に提出する形になり、美容所登録よりも期限は長いですが、忘れずに提出するようにしましょう。
初期費用と運転費用
実際に開業で必要になる費用には、初期費用と運転費用がありますが、具体的な金額を把握しておくことで、資金を計画的に準備することが可能です。
ここからは、初期費用と運転費用がどのくらいかかるのか、内訳をご紹介していきます。
初期費用
項目 | 店舗 | 自宅 | シェアサロン |
---|---|---|---|
物件取得費 | 100~150万円 | 0円 | 0円 |
内装費 | 0~200万円 | 50~100万円 | 0円 |
備品費 | 40万円 | 20万円 | 20万円 |
広告宣伝費 | 0~50万円 | 0~10万円 | 0~10万円 |
合計 | 230万円~ | ~150万円 | ~30万円 |
上記の表からも分かるように、マツエクサロンの開業において、物件取得費用と内装費の割合が50%以上を占めています。
サロンを開業してから、経営を軌道に乗せるのに時間がかかるため、シェアサロンのように少ない資金で始められる形態の方が低リスクでおすすめです。
運転費用
項目 | 店舗 | 自宅 | シェアサロン |
---|---|---|---|
家賃 | 20~50万円 | 0円 | 0円 |
人件費 | 1人当たり20万円~ | 0円 | 0円 |
光熱費 | 2万円~ | 1~2万円 | 0円 |
消耗品費 | 1~3万円 | 1~2万円 | 1~2万円 |
合計 | 30万円~ | 2万円~ | 1万円~ |
運転費用とは、開業後サロンを運営していくうえで必要になる費用のことです。
開業後すぐは赤字になる可能性が高いため、およそ6か月分の費用を用意しておくと良いとされています。
このように、マツエクサロンで必要な開業資金は100万円単位でかかってくるケースもあり、開業のハードルが高いと感じた方もいるかもしれません。
そのような時は、助成金/補助金の利用を検討してみましょう。
マツエクサロンの開業でおすすめの助成金/補助金を、下記の項目で詳しく解説しているので、引き続き読んでみてください。
助成金と補助金
マツエクサロンの開業で利用できる資金調達方法として、助成金と補助金があります。
それぞれの目的や条件は異なり、受給できる難易度も変わってくるため、しっかりと内容を理解しておくことが重要です。
ここからは、おすすめの助成金/補助金と違いについて解説します。
おすすめの助成金
キャリアアップ助成金
助成対象は、労働者の待遇の改善に取り組む事業主で、種類は『正社員化コース』と『処遇改善化コース』の2つです。
受給条件は、『キャリアアップ計画書』を作成・提出し、計画書通りにキャリアアップができれば、審査を受けて助成金が受け取れます。
受給金額は、労働者1人当たり最大50万円です。
これからスタッフを増やしたい方や、賃上げを考えている方におすすめの助成金になります。
人材開発支援助成金
スタッフの教育や育成、休暇などに関わる資金を支援してもらえる助成金です。
種類は6種類ありますが、マツエクサロン開業で利用できる助成金は、下記の5コースになります。
- 人材育成支援コース
- 教育訓練休暇等付与コース
- 人への投資促進コース
- 事業展開等リスキリング支援コース
- 障害者職業能力開発コース
助成金額は最大2500万円で、事業者が受給対象です。
スタッフのキャリアアップを目指したい方は、人材開発支援助成金を検討してみてはいかがでしょうか。
地域雇用開発助成金
地域の雇用拡大を目的として作られた助成金で、厚生労働省が指定している地域に、マツエクサロンを開業した場合に受給されます。
申請方法は、雇用についての計画書を提出し、内容通りの設備や環境を準備していくことが必要です。
受給額は雇用する人数によって変わってきますが、40~900万円を3年間受け取ることができます。
ただし、継続的な労働者の雇用や、労働管理が受給条件となりますので注意しましょう。
両立支援等助成金
育児や出産、介護を行うスタッフに対して、働きやすい環境を提供するための助成金です。
例えば、子育てや介護でフルタイムの勤務が難しいスタッフに対して、時短勤務制度を整えることで、事業者が助成を受けることができます。
受給可能な金額は、育児休業の場合、取得時と復帰時に30万円ずつです。
スタッフが育児や出産、介護などで仕事との両立が困難な場合には、両立支援等助成金が利用できないか確認してみましょう。
おすすめの補助金
事業再構築補助金
過去に別の事業を経営していた方が、マツエクサロンを開業した時に申請できる補助金です。
給付の条件としては、下記のような項目があります。
- 事業再構築に関する計画書を金融機関などに確認を受けること
- 3~5年以内にスタッフ1人当たりの給与を3~5%上げること
- 事業の業績を3~5%伸ばすこと
申請後は審査があり基準は厳しいですが、スタッフが20人以下の場合は、1,500万円の補助金を受け取ることが可能です。
参考:事業再構築補助金
IT導入補助金
ITツールの導入を支援する補助金で、マツエクサロン開業の場合は、下記のような項目が補助の対象になります。
- パソコン/タブレット
- 会計ソフト
- POSレジ
申請をした後に交付が決定し、実際にITツールを利用して事業実績を報告することで、補助金を受け取ることが可能です。
補助枠は5つあり、補助額や補助率が変わってくるため、自分の目的に合わせて選ぶ必要があります。
他の補助金より受給のハードルは低いため、マツエクサロンでITを導入して業務の効率化を図っていきましょう。
小規模事業者持続化補助金
マツエクサロンのオーナーが、事業を拡大していくことを支援する補助金です。
申請枠は5種類あり、通常枠は事業者が作成した経営計画書に沿って、商工会・商工会議所のサポートを受けながら行う販路開拓などを支援してくれます。
上限額は50万円と他の補助金より少額ですが、交付の難易度は低く、利用しやすい補助金と言えるでしょう。
比較的規模が小さいマツエクサロンの開業を検討されている方には、おすすめの補助金です。
助成金と補助金の違い
助成金 | 補助金 | |
---|---|---|
管轄 | 厚生労働省 | 経済産業省 |
目的 | 労働者の職の安定 | 新規事業や研究開発 |
給付額 | 10〜1,000万円 | 100万〜10億円程度 |
難易度 | 条件を満たせば受給可能 | 選考方式 |
返済の有無 | 無し | 無し |
助成金と補助金は返済の義務はありませんが、申請から受給までに時間がかかることが共通としてあります。
つまり、サロン開業の初期費用には直接使うことができないため、開業時にはある程度自分で貯金をしておくなどの対策が必要でしょう。
基本的に、助成金や補助金の申請では、マツエクサロンの運営を始めていることが要件です。
また、申請してから審査の結果が出るまで数ヶ月から1年程度かかることもあるため、利用したい場合は余裕を持った手続きが必要になります。
さらに、助成金はスタッフを雇う予定、もしくは既に雇っていることが条件になるので、個人で開業する場合は補助金や他の方法で資金調達を検討しましょう。
助成金を活用できるサロン
助成金と補助金の違いについて解説しましたが、実際に助成金が使えるのは、どのようなサロンなのでしょうか?
結論は、スタッフを雇用している、もしくはこれから雇用予定のあるサロンです。
次のような取り組みを検討しているサロンオーナーは、助成金の活用をおすすめします。
- 従業員の育成やキャリアアップを進めたい
- 育児や介護で忙しい従業員も働きやすい制度を作りたい
- 職業訓練で長期休暇を取得する従業員を支援したい
このように、助成金は従業員の雇用環境を整える支援のため、サロンを1人で経営する場合は、助成の対象外なのです。
では、個人経営の場合に利用できる支援制度として何があるのでしょうか?
ewaluでは、個人で開業する方が利用できる開業資金の支援制度があります。
次の項目で詳しく解説していますので、引き続き読んでみてください。
ewaluの開業サポート
ewaluでは、マツエクサロン開業をなるべく低リスクで始められるようにサポートを整えています。
「自己資金がなくても開業できる?」
「資金調達について誰かに相談したい。」
このようにお悩みの方はぜひewaluの開業サポートをご利用ください!
おすすめしたいポイントは下記の3点です。
開業資金0円でスタート可能
すでに開業しているサロンで働くため、物件取得費や内装工事費は必要ありません。
ご準備いただくものは、施術で使用する消耗品のみのため、ご自身のこだわったエクステや施術道具を使っていただけます。
少ない自己資金でも、マツエクサロンを開業したい方にはピッタリの方法です。
広告掲載料を半額支給
大手ネット予約サイトである、ホットペッパービューティーの1年目の広告費を半額支給しています。
美容業界最大級であり、利用者数は3,500万人以上と圧倒的な集客力が特徴です。
弊社では、顧客0からエリア平均~倍以上の集客実績を残しており、集客に不安な方もご安心ください。
また、予約管理はもちろん、売上や顧客管理もできるため、業務を効率的に進めていくことができるでしょう。
経営のプロによるコンサルティング
マツエクサロン開業を1人で行うと、分からないことが出てきても、すぐに相談できる相手がいないことが多いです。
特に、経営や集客に関しては専門的な知識が必要なため、自分1人ではどうしても解決できないこともあるでしょう。
ewaluには、経営に精通したプロによるコンサルティングを行っており、資金調達や開業資金による疑問もご相談いただけます。
開業前に経営や集客に関する研修も行っているので、さらに理解を深めることができるでしょう。
まとめ
マツエクサロン開業で使える助成金はありますが、様々な条件があり、必ずしも給付されるとは限りません。
開業を成功させるためには、なるべくリスクを抑えた方法で準備していく必要があります。
ewaluでは、開業資金がない状態からでも、理想のサロンを実現することができ、多くのアイリストの方が開業に成功してきました。
開業資金が足りず開業を諦めていた方も、まずは下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。
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