マツエクサロンの開業を、これから一人で始めようと考えている方も、中には多いのではないでしょうか?
自分の夢を叶える第一歩の段階で、知っておくべきことや注意点を知らずに、失敗してしまうことほど悔しいことはありません。
この記事では、マツエクサロンの開業を一人で始めるメリット/デメリット、失敗しないためのポイント、個人でも儲かるのかまで、気になる疑問を徹底解説します。
株式会社ewalu(エワル)では、アイリストを含めてこれまで100名近くの開業サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
マツエクサロンを一人で開業するメリット/デメリット
メリット
まずは、マツエクサロンの開業を、一人で行うメリットについてご紹介します。
- 家賃の固定費を削減することができる
- 人件費がかからないため利益が残りやすい
- 理想のサロン作りが実現できる
- 自分のペースで仕事ができる
上記のように、スタッフを雇う必要がないため、人件費がかからず自分の取り分が多くなります。それだけではなく、マツエクを自宅サロンで開業する場合、アパートとは違って、家賃が発生しないため、固定費を削減することが可能です。
自宅サロン以外の開業形態でも、施術スペースは最小限で済み、コストの削減につながるでしょう。
このように、マツエクサロンは小さい規模から開業ができるため、一人で行う場合でも比較的低いリスクで始められます。
開業スタイルについては、次の項目で解説していますので、引き続き読んでみてください。
また、サロンの内装やメニュー内容/料金、運営方法など、全て自分の理想を反映することができます。マツエクのサロンスタッフ時代では叶えることができなかったこだわりも、開業を一人で始めれば、自分のアピールポイントとしてお客様に提供可能です。
さらに、固定の時間に縛られず、自分のタイミングで施術ができるため、出産や育児中の方でも空き時間を有効に活用できることが魅力になります。
デメリット
一方で、マツエクサロンの開業を一人でするデメリットには、何があるのでしょうか?
- 相談できる相手がいない
- 全てを自分で行う必要がある(施術/売上管理/集客対策/確定申告/清掃など)
- 体調不良やライフスタイルの変化で運営が続けられない可能性がある
- 助成金の対象とならない
サロンスタッフ時代では、売上管理や集客、年末調整などのような、施術以外の業務はサロンオーナーや運営会社が行ってくれていましたが、マツエクの開業を一人で行っていく場合は、これらを全て自分でこなしていかなくてはなりません。
一人での開業が初めての方は、知識が十分でないことに加えて、何か困ったときに相談できる相手がいないケースが非常に多いため、気後れしてしまう方も多く見られます。
また、サロンを運営するのは自分一人だけであり、もし体調不良やライフスタイルに変化があったときに、営業を続けることが難しくなるでしょう。
特に女性は結婚や出産、育児といったライフイベントが多くありますので、リスクは高くなります。
マツエクサロンの開業の際に助成金を利用できますが、基本的に助成金は正社員を雇っている事業者が対象となるため、開業を一人で行う場合は、対象外のケースが多いです。
助成金と似た制度で補助金がありますが、こちらは新規事業や研究開発を目的としていることが多く、利用できるケースもありますので、公式ホームページで確認してみましょう。
一人でのマツエク開業で失敗する要因
開業スタイルを間違えてしまう
マツエク開業を一人で行う方法として、下記の3つのスタイルがあります。
- 店舗
- 賃貸マンション/アパート
- 自宅サロン
それぞれの特徴や費用の詳細については、下記の通りです。
【店舗】
メリット | デメリット |
---|---|
・集客効果が高い ・居抜き物件を利用できる |
・初期費用や運転費用が高額になる |
店舗は駅前や繁華街などの人通りの多い立地にあり、比較的集客しやすい形態ですが、他のスタイルよりコストがかかってしまうため、計画的な資金準備が必要でしょう。
【賃貸マンション/アパート】
メリット | デメリット |
---|---|
・費用を抑えられる ・特別な空間を演出できる |
・集客が難しい ・近隣住民への配慮が求めらえる ・管理者の許可が必要 ・美容所登録が必要 |
賃貸マンション/アパートの開業は、様々な方面への申請や配慮が必要であり、トラブルが起きると営業停止になる恐れもあるため、細心の注意を払いましょう。
【自宅サロン】
メリット | デメリット |
---|---|
・初期費用を抑えられる ・自分の予定に合わせて働ける |
・プライバシーを守るのが難しい ・美容所登録が必要 |
マツエクを自宅サロンで行う場合は、保健所の美容所登録が必須であり、必要であれば条件を満たすような内装に変えなければならないため、時間とコストが多くかかってしまう場合もあるでしょう。
3つの形態にかかる初期費用を比較すると、下記のようになります。
【それぞれの開業方法の費用】
費用 | 店舗 | 賃貸マンション /アパート |
自宅サロン |
---|---|---|---|
物件取得費 | 100~150万円 | 80万円~ | 0円 |
内装費 | 0~200万円 | 50~100万円 | 50~100万円 |
備品費 | 40万円 | 20万円~ | 20万円 |
合計 | 350万円~ | 230万円~ | ~150万円 |
自宅サロンや、賃貸マンション/アパートは初期費用を抑えることができるため、開業スタイルに選びやすいですが、その分失敗しやすい傾向にあります。
自分のサロンコンセプトに合わせて、開業スタイルを考えていきましょう。
2024.07.22
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保健所登録の申請に時間を取られる
マツエクサロンの開業は、一人の場合でも保健所の美容所登録が必要ですが、事前に申請内容を把握しておくことが大切です。
美容所登録では、管轄の保健所による立ち入り検査で、美容所として適切な施術スペースが確保されているか、衛生的な環境が整っているかなどがチェックされます。
美容所として許可されるための条件を把握しておかないと、再度内装工事を行わなければならないケースがあるため、あらかじめ自治体に確認しておきましょう。
さらに、店舗や賃貸マンション/アパートの場合は、内装工事が長引いて開業が遅れてしまっても、家賃を支払わなければいけないため、その分出費が多くなってしまいます。
ewaluで開業する場合、すでに美容室を経営していて美容所登録が終わっているサロンでの開業となるため、自分で申請を行う必要はありません。
弊社の開業支援についての詳細が気になる方は、下記のページも合わせてご覧ください。
集客に適切な物件選びが難しい
集客に適切な物件選びは、サロンのコンセプトやターゲットによって変わってきます。
例えば、ターゲットが主婦の場合は、駐車場が整っていて通いやすい郊外、OLであれば仕事帰りに立ち寄りやすい駅近の物件が、集客しやすいと考えられるでしょう。
しかし、マツエクサロンを開業する際に、集客できるエリアかどうかを自分一人で判断するのは難しいです。
物件を選ぶ前に考えておく項目は、下記のようなものがあります。
- コンセプト(サロン規模/メニュー/料金/営業時間など)
- ターゲット(年齢/性別/家族構成/収入/趣味など)
- 売上目標
この他にも、物件別の利用者の年齢層や、時間別の人の流れ、近隣の競合店の状況、治安などについても考慮する必要があり、専門的な知識を持っていなければ、ここまで分析することは難しいのです。
集客対策に予算をかけない
マツエクの開業を一人で行う場合は、潤沢な資金が準備できるケースは少なく、広告宣伝費を削減して、無料で運用できるSNSに注力する傾向があります。
SNSは拡散性があり、幅広いターゲット層にアプローチできたり、口コミが広がってサロンのアピールにつなげられることが特徴です。
決して間違った戦略ではありませんが、SNSは集客対策として即効性がないことがデメリットとしてあります。
アカウントを作成してすぐの段階では、ユーザーに見つかる回数が極端に少なく、継続してアカウントを育てていくことが大切です。
集客できるようになるまでには、最低でも半年はかかると言われているため、なるべく早く集客をしたい方には向いているとは言えないでしょう。
一方で、ホットペッパービューティーは、即効性がある集客媒体としておすすめです。
登録会員数は3,500万人以上、サロンの年間予約数は4,700万件以上と、圧倒的な規模を誇っており、大きな集客力が期待できます。
集客対策は、サロン開業を失敗させないための重要な取り組みですので、SNSとホットペッパービューティーを賢く使い分けて、集客力UPを目指していきましょう。
経営について勉強しない
マツエクサロンを一人で経営していく以上、売上管理や集客対策などの事業計画をすべて自分で行っていかなくてはいけません。
しかし実際には、経営知識を持っている方は少なく、四苦八苦しながらサロン運営を行っているケースも多くあるのです。
マツエクサロンの開業を一人で行う際に、求められる経営の知識には下記のようなものが挙げられます。
- コンセプトやターゲットの選定
- 集客対策
- 資金調達
- 競合店の分析
ビジネスは専門的な分野のため、自分一人で学ぶことが難しいと感じる方は、開業サポートを受けてみても良いかもしれません。
ewaluでは、SNS講習や外部講師の研修が全て無料で受講することができ、サロン開業が初めての方でも安心して開業できるように、経営のプロが分かりやすくサポートいたします。
支援内容の詳細については、下記のページも合わせてご覧ください。
一人での経営でも儲かるサロンにするために
開業サポートを頼っても良い
前の項目でもご説明した通り、マツエクサロンの開業を一人で行うには、さまざまな申請や対策を行う必要があります。
そのため、どれだけ技術があって、施術が上手くできても、集客ができるわけではないのです。
それに加えて、売上管理や確定申告の知識を持っていなければ、大きな損失を生み出してしまう可能性も考えられます。
自分が苦手だと思うことは外注をしたり、経営サポートを受けながら運営をしていく方が、うまくいくかもしれません。
例えば、集客対策やホームページの作成などは、知識のある人に任せたり、顧客/売上管理はアプリを活用して、業務の効率化を図ったりすることができます。
開業サポートに頼ることで、業務がスムーズに進むだけではなく、経営や集客について学ぶことができるため、マツエクの開業を一人で行いたい方は、積極的に活用していきましょう。
安売りをしない
近年、マツエクサロンが急増し、他店との競合が激しくなっている中で、顧客を獲得するために過度な料金の引き下げを行うサロンが見受けられます。
お客様にとって料金は安ければ安いほど嬉しいですが、競合店と価格競争を行ってしまうと、利益を上げることが難しくなるのです。
商圏エリアで最も安いサロンであれば、価格を落とした集客戦略は効果的かもしれませんが、それ以外のサロンでの成功は難しいかもしれません。
大切なのは、安易に料金を落とすのではなく、お客様が自分のサロンに通う価値を見つけることです。
「価格が多少高くてもこのサロンに通いたい」と思っていただけるように、ターゲットにするお客様の予算や価値観に合わせて、適切な料金設定にしましょう。
新規集客だけでなくリピーターを確保する
マツエクは一度施術を受けて終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要であるため、リピーターの確保が大切になってきます。
新規顧客の獲得は、既存顧客の5倍のコストがかかる一方で、利益率が低いのでリピーターの数を増やしていく方が利益を上げやすいです。
理想的な比率は、開業してからの年数によって変わりますが、一般的に『新規:リピート=2:8』と言われています。
リピーターが増えると収益はどのくらい変わってくるのか、具体的な数字を用いて比べてみましょう。
1ヶ月に100人の来店があった場合で、新規とリピートの内訳をケース1とケース2で分けています。
【ケース1】
項目 | 数値 |
---|---|
新規顧客数 | 70人 |
新規顧客単価 | 5,000円 |
リピーター数 | 30人 |
リピーター単価 | 8,000円 |
売上 | 590,000円 |
【ケース2】
項目 | 数値 |
---|---|
新規顧客数 | 20人 |
新規顧客単価 | 5,000円 |
リピーター数 | 80人 |
リピーター単価 | 8,000円 |
売上 | 740,000円 |
リピーターは、すでにサロンのサービスや施術内容に対して信頼しているため、新規顧客よりも金額を多く支払う傾向があります。
一方で、新規顧客はクーポンを利用するケースが多く、単価が落ちやすいです。
そのため、新規顧客よりもリピーターの単価設定を、3,000円高くしています。
上記の表のように、リピーターが増えることによって、得られる収益も増えることが分かるでしょう。
新規顧客とリピーターをバランスよく集客して、収益の安定化を目指していくことが大切です。
ewaluの経営サポート
マツエクサロンの開業を一人で行う際に、次のような不安を抱えていませんか?
「全ての業務を一人で片付けようとすると時間が足りなさそう。」
「困った時は誰に頼ればいいの?」
「経営についてどうやって学ぶことができるの?」
ewaluでは、一人ひとりの悩みや不安が解決できるように、マンツーマンでアイリストの開業を支援しております。
弊社の経営サポートは、多くのアイリストに満足いただいており、ポイントは下記の通りです。
- 売上分析から広告戦略まできめ細かくフォロー
- サロン内での開業のため、物件の契約や美容所登録が不要
- 勤務地は好立地のサロンで集客も安心
- SNS講習や外部講師による研修は無料で受講可能
- 開業者同士での交流会も充実
マツエクサロンの開業を一人で行うと、時間に追われて大変なイメージがありますが、弊社での開業者の約6割が、むしろ自由な時間が増えたと実感いただいています。
特に、ホットペッパービューティーに広告掲載していると、予約や顧客管理、分析機能、レジ機能などが無料で利用でき、業務を効率良く回すことができるでしょう。
また弊社は、ホットペッパービューティーの1年目の広告費を半額支給しており、コストを抑えながら集客をしたい方におすすめです。
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オンラインでも参加できますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
マツエクサロンは正しい経営の知識を持っていれば、開業を一人で行っても、しっかり利益を出すことができ、挑戦しやすい業種だと言えます。
サロンの売上管理や分析、集客対策などは専門的な分野であり、その道に精通したプロにサポートを依頼すると良いでしょう。
ewaluでマツエクサロンを開業した方からは、「開業を一人でするのは不安だったけど、一歩踏み出してよかった!」と喜びの声を多く頂いています。
弊社では、経営に関する不安や疑問の相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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