普段から指先のオシャレに気を遣っている女性も多く、需要が高いネイルサロン。
ネイリストの中には、独立して今よりも多くの収入を手に入れたい!と考えている方もいるはずです。
この記事では今よりも高収入を目指す方向けに、安定した収入を得るためのコツやewaluの開業支援サポートについてご紹介します。
ewaluで開業したお客様を対象に「開業して良かったことは?」と質問したところ、70%以上のお客様が「収入が増えたこと。」と回答していて、給与制度には多くの方から満足の声をいただいています。
ネイリストが独立したら収入はいくらくらいになる?
独立してオーナーになると、売上から諸経費を引いた額を自分の収入にすることができ、戦略次第では
収入を増やすためには客数や単価を上げて売上を増やすか、出費を減らすかの2つの方法があり、利益を出せる仕組みを作ることが大切です。
独立前と後ではどのくらい収入が上がるのか、気になっている方もいると思うのでそれぞれ解説します。
ネイリストの年収/収入データ
求人ボックスのデータによると、ネイリストの平均年収は約362万円で、月収で換算すると30万円程度です。
ネイリストは歩合制で給料を支払われることも多く、正社員スタッフの月収は一般的に下記の計算式で出されます。
・基本給+指名料(インセンティブ)
一般企業では年齢とともに給料が増えていきますが、ネイリストでは成果を出した分だけ給料も増加するシステムのため、年収はほとんどが30代をピークに、その後下がっていく特徴があるようです。
独立後のネイリストの年収はどれくらい?
ネイリストの独立は自分のお店を持つ方法と、フリーランスとして場所を固定せずに働く方法とあり、その形態も下記のように様々です。
・講師
・自宅
・店舗運営
・賃貸マンション
ネイリスト全体の平均年収のデータは先ほど提示しましたが、独立した方のみの年収データはないので、正確な数字は分かりません。
そのため次の項目からは上記の4つのスタイルを例に出し、それぞれの収入を売上や経費からシミュレーションしたいと思います。
講師
ネイリストの講師の収入は認定講師資格を持っているかどうかで変わり、持っている場合は月収25〜40万円、時給の場合は1,500〜3,000円と言われています。
時給2,000円で一日に8時間、月20日間出勤する場合の計算は下記の通りです。
①時給×労働時間×日数=利益
2,000 × 8 × 20 = 320,000
費用は基本的に、施術に必要な商材費のみなので、毎月1万円ほどあれば十分でしょう。
自宅
施術料金8,000円、一日に対応できる人数を3人とし、一か月の営業日数を22日と仮定するとそれらをかけ合わせた額が売上です。
また諸経費は売上の1、2割かかると言われているので、売上から諸経費を差し引いた額を自分の収入として得ることができます。
①施術料金×一日の客数×日数=売上
8,000 × 3 × 22 = 528,000
②売上-諸経費=利益
528,000 - 52,800 = 475,200
自宅で開業すると、家賃や水道光熱費がかからないので、経費が削減できる特徴もあります。
店舗運営
自宅で開業する時と施術料金や営業日数は同じ条件ですが、2人分の施術スペースが確保できるのであれば、スタッフを雇うといいかもしれません。
通常の諸経費に加えて、スタッフに給料を支払わなければならないので、初めは少数で運営し経営状況によってスタッフを増員していくと良いでしょう。
①施術料金×1人当たりの客数×スタッフ数×日数=売上
8,000 × 3 × 3 × 22 = 1,584,000
②売上-諸経費-人件費=利益
1,584,000 - 316,800 - 500,000 = 767,200
経費はかかりますが、成功すれば高収入も目指せるスタイルであり、サロンを開業するのであればオススメの形態です。
賃貸マンション
賃貸マンションの経営は1人で運営することもできますが、好立地に新しく物件を借りる場合は回転率を上げるためにスタッフを1人雇うのも良いかもしれません。
賃貸マンションは家庭用の電化製品を設備に導入するため、水道光熱費が抑えられるのもメリットの1つです。
①施術料金×1人当たりの客数×スタッフ数×日数=売上
8,000 × 3 × 2 × 22 = 1,056,000
②売上-諸経費-人件費=利益
1,056,000 - 211,200 - 250,000 = 594,800
事業用として利用することを許可していないマンションが多く、自分の条件に合う物件を見つけるのには時間がかかります。
開業することができても近隣住民とのトラブルにも注意が必要なので、運営するのにはコツがいるスタイルです。
収入の比較表
形態 | 収入 |
---|---|
講師 | 320,000円 |
自宅 | 475,200円 |
店舗運営 | 767,200円 |
賃貸マンション | 594,800円 |
この収入はあくまで、毎日3人ずつ集客できた場合の収入です。
開業から間もない時期は客数が安定せず、目標の売上に到達しないケースもあることを考慮して、最低でも3ヶ月から6ヶ月分の運転資金はオープン前に準備するようにしましょう。
年収1,000万円はどれくらいの難易度なのか
雑誌に掲載される程の売れっ子ネイリストになると年収1,000万円も夢ではありません。
年収1,000万円を目指すためには、毎月150万円以上の売上を目標にする必要があり、戦略的に経営を行うことが求められます。
毎月150万円以上と聞くと、結構難易度が高いように思えますが、下記のことに留意すれば心配する必要はないでしょう。
・新しいデザインの開発をする
・トレンドに対するアンテナを張る
・SNSで定期的に発信し、デザイン力をアピールする
・ヒアリングを通して、お客様に最適なネイルを提案する力を身につける
必要なスキルの詳細に関しては『売れっ子ネイリストになるためには』の項目で説明します。
独立後に安定した収入を得るためのコツ
常に独立後のイメージをしながら働く
スタッフとして働いていると、お店に対して『もっとこうしたらいいのにな』と思う瞬間が多々あるのではないでしょうか。
スタッフ時代に感じたことは、自分が独立した時の経営の参考になります。
もし自分が独立したら?という視点で、下記のことについて考えてみましょう。
・スタッフの教育は適切か
・他店と差別化が出来ているか
・サービスに対する満足度はどうか
・管理/運営で改善できるところはあるか
・予約がしやすいシステムになっているか
お客様にとって過ごしやすいネイルサロンを作ることはもちろんですが、スタッフが不満を持つネイルサロンも決して、良いネイルサロンとは言えません。
スタッフから意見を出しやすい環境、満足できる教育環境を作り上げ、働きやすい職場を目指しましょう。
見込み客を獲得する
ネイルサロンで安定した売上を上げるためには新規顧客の獲得と既存顧客の維持、どちらに注力すべきかご存じでしょうか。
新規顧客も既存顧客もサロンにとっては重要な存在ですが、コストや利益率の面で考えると既存顧客の獲得を重視した方が、サロンの成長率は高いです。
既存顧客の獲得の重要性を裏付ける法則には『1:5の法則』があり、この法則では新規客を集めるのには固定客を獲得する5倍のコストがかかることを表しています。
つまり費用を抑えるためには、初めて来店したお客様をいかにリピートにつなげられるかが大切なのです。
また開業しても全く来店してもらえないというケースもあるので、独立開業するタイミングで顧客を何人か捕まえておくと良いことを覚えておきましょう。
下記では見込み客獲得の方法を、3つご紹介します。
・プレオープンでお店の認知度を上げる
・前の勤務先から指名客を連れてくる
・知り合いや親族に呼びかける
見込み客の獲得には、以前に働いていたサロンから指名客を引き抜く方法も考えられます。
しかし基本的には顧客情報はそのお店の保有物であり、外部に持ち出しをするとお店の信用問題に発展する可能性があるので、禁止されているところがほとんどです。
また無断で店舗のお客様を奪うような行為をすると、店長との仲が悪くなる原因にもなるので気を付けましょう。
集客できるエリアを選ぶ
ネイリストは開業に必要な資格がないので、自宅や賃貸マンションで開業を目指す人も多くいます。
副業でネイルサロンを開業する場合であれば問題ないのですが、本業として生計を立てたいと考えている場合は集客できるエリアでないと満足した収入は得られないでしょう。
エリアを選ぶ際のポイントは、下記の通りです。
・どのような年齢層や職業の人が近くを通るか
・競合についての情報(メニューやプラン、価格など)
・治安やその街の雰囲気(街頭の有無や街の綺麗さ)
情報収集やエリアの分析をする際には、統計局やその地域のデータを集めるという方法もありますが、街の雰囲気を自分の目で確認しておくと経営するイメージが掴みやすくなるのでオススメです。
固定費をかけすぎない
本業としてしっかりと稼ぎたいと考えている人ほど、収益を最大化させるために大きな店舗や立派な内装を求めてしまう傾向にあります。
家賃や人件費などの固定費は毎月一定額かかるものなので、経営を圧迫しないように収支のバランスを取ることが大切でしょう。
特に開業初期は売上が不安定なことも多いので、固定費は抑えてリスクを最小限にすることを推奨します。
集客/経営のプロに相談する
これから独立をしようとしている方はサロン経営者や経営の知識があるプロに相談して、不安や疑問を解消してから開業するようにしましょう。
下記の表ではプロに相談することのメリット/デメリットについてご紹介します。
メリット | ・経営ノウハウが身につく ・的確なアドバイスをしてもらえる ・融資を受ける際に手続きや審査のポイントについて教えてもらえる |
デメリット | ・アドバイスを鵜呑みにしやすい ・サービスを受けるのにお金がかかる |
分からないことが出てきたら、すぐに相談し解決する癖をつけておくと、失敗のリスクも最小限に抑えられるでしょう。
ewaluで独立開業すると細かいコンサルティングのサポートだけではなく、メンタル面のサポートも受けることも可能です。
詳しくは『ewaluの独立支援について』の項目で解説します。
ネイルの資格を取得してみる
海外ではネイリストを『マニキュアリスト』や『ネイルテクニシャン』と称し、ライセンスの保有を義務付けている国もありますが、日本ではネイリストになるために必要な資格はありません。
しかし何も資格を持っていないまま開業をしても、お客様からの信頼を得られず事業も長続きしません、自分の実力を試したい方は民間企業が実施している試験に挑戦して資格を取得してみましょう。
民間資格を取得すると自身の知識や技術の向上にもなり、ネイリストとして大きなアドバンテージを得た状態でスタートすることができます。
独立前に取得しておくと良い民間資格は、主に3つです。
- JNECネイリスト技能検定
- JNAジェルネイル技能検定
- JNAフットケア理論検定試験
それぞれの資格の特徴について詳しく解説します。
JNECネイリスト技能検定
ネイリスト技能検定は、正しい知識と技術を身に着けることを目的にした試験で、ネイルの民間資格の中では最も信頼性の高い資格です。
難易度は1級から3級までに分かれ、3級では基本的なネイルアートができているか、1級になると3Dアートをメインに長さや厚み、仕上がりに関する完成度の高さについて評価します。
JNAジェルネイル技能検定
ジェルネイル技能検定はお客様に安心、安全なサービスを届けることをを目的につくられたもので、全国で10万人以上の方が取得している資格です。
難易度は上級から初級までに分かれ、初級ではネイルケア、ポリッシュやジェルに関する基本的な知識や技術を、上級になるとプロのネイリストが必要な総合的な知識とネイルの仕上がりを評価します。
JNAフットケア理論検定試験
フットケア理論検定は、ネイリストがサロンワークでフットケアの施術を行うために理論の修得をする資格です。
実技試験はなく、主に足の爪やその周囲の肌のお手入れに関する知識を身に着けることができます。
売れっ子ネイリストになるためには?
技術力だけでなく営業力を身につける
ネイリストは施術前にお客様からお話を聞き、どのようなデザインにしたいかのヒアリングをします。
しかしヒアリングの時点では、デザインがまだはっきり決まっていないお客様も少なからずいるでしょう。
そのためお客様の普段の服装などから似合いそうなネイルを考え、提案する力やなりたいイメージを質問から引き出す、コミュニケーション能力が必要になる場面も多くあります。
先述した通り、いかにリピートしてもらえるかが安定した経営には重要なので、提案力やコミュニケーション力を含む総合的な営業力を養っていきましょう。
自分を売り出しながら集客する
集客目的でホットペッパービューティーを利用する事業者は多くいますが、デザインや口コミを重視しているお客様は、インスタグラムやTiktokなどのSNSを中心にサロンを探していることも多いようです。
SNSの特徴は拡散力が高いことであり、中でもインスタグラムは、画像や動画を使ってデザイン力をアピールすることに強みを持っています。
集客効果を最大限発揮させたい方は、ホットペッパービューティーとSNSの2種類の集客ツールを併用して、お客様の取りこぼしをなくしましょう。
数字に強くなる
ネイルサロンを開業するのであれば、技術力だけではなくお金の流れをしっかり把握するために経営の知識を持ちましょう。
独立してサロンの経営者になると、一日ごとにいくらの売上や経費、利益が出るかを計算し、事業計画を立てる必要があります。
事業計画は曖昧になってしまっている資金繰りの改善ができると共に、売上を伸ばすためにどのような経営をしたら良いかのヒントにも活かせるでしょう。
売上を伸ばすためには『メニューの単価をどのように上げるのか』、『お客様の満足度を下げずに経費をどのように削減していくのか』などの視点を持つことが大切です。
ewaluの独立支援について
ネイリストを含む美容業界の廃業率は、開業から5年以内には90%と言われているので、新規がサロン開業で成功するのは相当難しいかもしれません。
しかしewaluでは開業準備のお手伝いのほかに、経営の知識についても指導してくれるので、1人で開業するのに不安がある方でも安心です。
- 好立地で開業が可能
- 業界では最高額の高歩合制度
- 経費や確定申告の手続きをサポート
今回はewaluで受けられる開業支援サポートを3つご紹介します。
好立地で開業が可能
ewaluでは利用者の希望エリアから、サロン運営に最適の立地をご提案します。
勤務先は主におしゃれな美容室やサロンの中の空きスペースであり、開業前には内見することもできるので、納得した上で開業場所を決められるでしょう。
都内近郊で開業し、プロのネイリストとして活躍したいという夢を持っている方は、一度ご相談ください。
業界では最高額の高歩合制度
ewaluでは月の売上の60~80%を収入とすることができ、継続年数と売上によってその還元率も変化する報酬のシステムを採用しています。
また利用者の平均月収は47万円で、ほとんどの方が手取りを40万円以上受け取っていて驚きです。
頑張った分だけ収入も増えるので、開業者からは「会社員の頃と比べて、月収は2~3倍UPした。」と喜びの声が届いています。
集客に関する悩みを解決
ewaluでは本部のスタッフがサロンごとに集客状況や売上結果から分析を行い、集客のアドバイスをしてくれるので安心です。
また開業者の8割は固定客0人からのスタートでも成功していて、開業者からのインタビューでは「顧客0からのスタートだったので心配もありましたが、いろいろな初期サポートでスムーズに始められました。」とコメントをいただいています。
まとめ
ネイリストは施術するスペースさえあれば営業することができるので、自宅や賃貸マンションで開業することも実質可能です。
しかし売れっ子ネイリストとして高収入を目指すためには、集客力のある物件を借りて開業することが求められるでしょう。
ewaluでは材料にかかる費用以外は全て負担してくれるので、自己資金0円でも好立地で独立することができます。
東京近郊で独立開業することに憧れを持っている方もぜひ一度ご相談ください。
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