アイリストとして働く中で、「このままの給料で将来やっていけるかな…?」と不安になることはありませんか?
美容業界は華やかに見える一方で、実際の収入や働き方にはリアルなギャップもあるのが現状です。
この記事では、下記の内容について解説していきます。
- アイリストの平均給料・手取り額
- 給料が上がりにくい理由
- 他の美容業界との給料比較まとめ
- 給料をアップさせるための方法
「今よりも給料を上げたい!」「自分らしい働き方を見つけたい!」「今の職場でキャリアアップできるか不安…。」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
株式会社ewalu(エワル)では、アイリストの独立支援を行っており、開業者の平均月給は47万円、最高月給は92万円の実績があります。
今からできる給料アップのための取り組みをご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
アイリストの給料・手取りはいくら?
アイリストの給料・手取り額の目安は下記の通りです。
雇用形態 | 月給(総支給) | 手取り | 備考 |
---|---|---|---|
正社員 | 約18~25万円 | 約14~20万円 | ・社保、雇用保険あり ・交通費支給が多い ・賞与、残業代ありの場合も |
アルバイト・パート | 時給1,000~1,500円 | 時給の8割程度 | ・勤務時間により変動 ・交通費支給なしも多い ・社保加入は条件次第 |
業務委託 | 売上の40~60% | 売上の40~60% | ・歩合制メイン ・交通費、保険自己負担 ・固定給なしが基本 |
ここでは、具体的なアイリストの給料と手取り額について、正社員・アルバイト・業務委託の3つに分けて解説していきます。
正社員の場合
アイリスト正社員の給料は全国平均で約22万円、相場は月給18〜25万円程度です。
経験や勤務地で差があり、手取りは月15〜23万円ほどになります。
経験年数・勤務地別の具体的な金額は下記の通りです。
【経験年数別】
経験年数 | 月給 | 手取り |
---|---|---|
未経験~1年 | 18~20万円 | 15~17万円 |
2~3年 | 21~23万円 | 17~19万円 |
4年以上 | 24~27万円 | 19~22万円 |
【勤務地別】
勤務地 | 月給 | 手取り |
---|---|---|
都市部 | 23~28万円 | 18~23万円 |
地方都市 | 20~23万円 | 16~19万円 |
地方郊外 | 18~20万円 | 15~17万円 |
将来の働き方や収入アップを考える際は、歩合制や手当の有無、昇給制度の有無も含めて検討することが大切です。
アルバイトの場合
アイリストのアルバイト時給は全国平均で約1,100〜1,300円、週5・8時間勤務で、月収17〜22万円、手取り14〜18万円が目安です。
以下に経験年数・勤務地別の目安をまとめました。
【経験年数別】
経験年数 | 時給目安 |
---|---|
未経験~1年 | 1,050~1,150円 |
2~3年 | 1,200~1,300円 |
4年以上 | 1,300~1,500円 |
【勤務地別】
勤務地 | 時給目安 |
---|---|
都市部 | 1,300~1,500円 |
地方都市 | 1,100~1,250円 |
地方郊外 | 1,000~1,100円 |
勤務時間やシフトの入り方によって、月収は大きく変動します。扶養内やWワークにも対応しやすい働き方です。
業務委託の場合
業務委託アイリストの報酬は歩合制が一般的で、売上の40〜60%が相場です。
経験や勤務地によって幅があり、売上規模も収入に大きく影響します。
【経験年数別】
経験年数 | 歩合率目安 |
---|---|
未経験~1年 | 40~50% |
2~3年 | 50~55% |
4年以上 | 55~60% |
【勤務地別】
勤務地 | 歩合率目安 |
---|---|
都市部 | 50~60% |
地方都市 | 45~55% |
地方郊外 | 40~50% |
例えば、月の売上が40万円で歩合率が50%の場合、手取り収入は約20万円となります。
ただし、業務委託は固定給がないため、売上を安定させる集客力や予約数が非常に重要です。
また、働く時間や施術件数によっても収入が変動するため、自分のスケジュールや働き方に合わせて、無理なく稼げる環境かどうかを総合的に見極めることが大切です。

ここ数年、アイリストの業務委託という働き方が注目されており、サロンで経験を積んだ後に、業務委託を検討している方も多いのではないでしょうか。 何となくのイメージで「お給料が上がりそう。」「自由に働けそう...
給料・手取りが上がりにくい理由とは?
サロンの利益率が低い
アイリストの給料や手取りが上がりにくい主な理由は、サロンの利益率が低いためです。
美容業界は材料費や家賃、人件費などの固定費が高く、利益が限られます。
特にまつげ施術は、施術時間が長くても単価が抑えられがちで、利益率が低くなりやすいです。
そのため、サロンは人件費を抑えざるを得ず、スタッフの給与に大きな上乗せが難しいのが現状としてあります。
さらに、新規客の獲得コストやキャンペーン費用も重なり、給料の伸び悩みにつながっているのです。
施術単価が安い
施術単価が安い背景には、まつげ美容の競争激化があります。
新規サロンや低価格店の増加により、価格を下げて集客するケースが多く、全体の価格水準が抑えられています。
また、まつげ商材の仕入れコストや施術時間を考慮すると、価格を大幅に上げにくい現実もあるのです。
さらに、顧客のリピート頻度が高い反面、単価が低いために1回あたりの利益は薄くなる傾向にあります。
これらの要因が重なり、施術単価は安くなりやすく、結果としてアイリストの収入向上が難しくなるのです。
明確なキャリアパスがない
アイリストの給料が上がりにくい大きな理由の一つに、明確なキャリアパスが整っていないことが挙げられます。
多くのサロンでは、経験年数や技術力の向上が昇給の主な基準となっていますが、それ以外のスキルや役職に応じた評価制度が整っていない場合が多いです。
例えば、マネジメントや教育担当、商品開発や企画といった多様なキャリアの選択肢が少なく、キャリアの幅が狭いため、スタッフは長期間同じポジションで働き続けることが多くなります。
その結果、給与の伸びが限定的になり、モチベーションの低下や離職の原因にもつながります。
さらに、歩合制や指名料制度があっても、それらを活用したキャリアアップの仕組みが不十分なことも多く、努力が報われにくい環境です。
こうした構造的な課題を解決し、スキルや役割に応じた多様なキャリアパスを設けることが、アイリストの給与向上には欠かせません。

アイリストの退職理由は人によって異なり、本当に辞めるべきか悩む方も多く見受けられます。 「アイリストを続けるか辞めるか決めきれない。」 「アイリストに転職したいけど長く活躍できるか知りたい。」 このよ...
成果が数字に直結しにくい
施術の技術や接客の質は非常に重要ですが、それがそのまま売上や評価に反映されにくい面があります。
例えば、お客様の満足度やリピート率は数字で表しづらく、売上増加に結びつくまでに時間がかかることも多いです。
また、個人の努力が直接歩合や昇給に反映される仕組みが整っていない場合、努力と収入のギャップが生まれやすくなります。
こうした状況が、給与アップの難しさやモチベーション維持の障壁となっているため、成果を適切に評価する制度の導入が望まれます。
アイリストの給料は高い?
【美容業業界の職種別給料比較】
職種 | 平均月給 | 備考 |
---|---|---|
アイリスト | 22~25万円 | 技術や経験で幅あり |
美容師 | 24~28万円 | 技術・指名料で差が出やすい |
ネイリスト | 20~23万円 | サロン規模で給料に差が出る |
エステティシャン | 20~24万円 | 歩合や手当で変動 |
求人情報をもとに比較すると、アイリストの給料は美容業界内で平均的な水準にあります。
美容師に比べるとやや低めですが、ネイリストやエステティシャンとほぼ同等です。
アイリストは専門的な技術と時間を要する仕事である一方、施術単価やサロンの利益率の影響から大幅な昇給は難しい傾向があります。
また、指名料や歩合制を取り入れているサロンもあり、個々の収入には差が出やすいのも特徴です。
全体として、給料面だけでは高いとは言い切れませんが、専門性や将来的な独立可能性を踏まえたキャリア形成が重要でしょう。
給料アップを目指すための5つのコツ
指名数を増やす
アイリストが給料アップを目指すなら、まずは指名数を増やすことが大切です。
指名が多いほど歩合や指名料が増え、収入に直結します。
お客様との信頼関係を築き、丁寧な接客や技術の向上を心がけましょう。
また、SNSや口コミでの発信も効果的です。
自分の魅力や施術の良さを伝えることで、新規指名やリピートにつながりやすくなります。
継続的な努力で指名数アップを目指しましょう。
資格を取得する
資格を取得することは、アイリストの給料アップに直結する重要なポイントです。
専門資格を持つことで技術力や知識が証明され、サロン内での評価が上がります。
これにより昇給や役職昇進のチャンスが増えるほか、お客様からの信頼も得やすくなり、指名数の増加にもつながります。
また、資格を持つことで施術メニューの幅が広がり、高単価のサービス提供が可能になります。
自己投資として資格取得に挑戦し、スキルと収入の両方を着実に伸ばすことが給料アップの近道です。

2025.03.12
【転職・独立】アイリストに必須の資格はある?おすすめの資格を徹底解説!
アイリストは近年、美容業界の中でも需要が伸びており、転職者や独立希望者が増加している傾向にあります。 中には「アイリストして転職したいけど、必要な資格はあるの?」「独立のために取っておくと良い資格はあるの?」と知りたい方も多いのではないでしょうか? 今回の記事では、アイリストに転職・独立...
店舗内での役職や役割を目指す
チーフや店長、教育担当などの役職につくことで、基本給の昇給や役職手当がつく場合が多く、収入が安定して増えます。
また、管理やスタッフ指導の経験はスキルアップにもつながり、将来的なキャリア形成に役立つでしょう。
役職を目指すためには、技術だけでなくコミュニケーション力やリーダーシップも求められるため、日頃から積極的に仕事に取り組み、信頼を築くことが大切です。
サロンの成長に貢献しつつ、自分の価値を高めることが給料アップの鍵となります。
高単価エリア・店舗へ転職を検討する
高単価エリアや人気店舗への転職は、給料アップを目指す有効な方法です。
都市部や富裕層が多い地域では施術単価が高く、歩合制の場合は収入が大きく増える可能性があります。
また、集客力のある店舗では指名数も伸びやすく、安定した高収入が期待できます。
ただし、競争も激しいため技術や接客力のさらなる向上が求められます。
転職前には職場の環境や待遇をしっかり確認し、自分のキャリアプランに合った店舗を選ぶことが重要です。
環境を変えることで、収入だけでなくスキルアップの機会も広がるでしょう。
独立を目指す
独立を目指すことで、年収1000万円以上を狙うことも可能です。
自分のサロンを持てば、施術単価やメニュー設定を自由に決められ、売上のすべてが収入につながります。
ただし、集客や経営、スタッフ管理など多岐にわたるスキルが必要で、安定するまでの準備期間もあります。
個人経営の場合、年収は店舗の規模や顧客数によりますが、成功すれば一般的なサロン勤務時代より大幅に高くなるケースも多いです。
リスクもありますが、収入と働き方の自由度が大きく広がるため、キャリアの選択肢として注目されています。
ewaluでは、アイリストの独立支援を行っており、これまで100名近くを支援してきました。
詳細については、ewaluで給料アップを目指す!で解説していますので、引き続きご覧ください。
給料・手取りアップのために今すぐできること
数字を管理する習慣をつける
給料・手取りアップを目指すなら、まず売上や指名数など数字を管理する習慣を身につけましょう。
自分の成果を数値で把握することで、改善点や強みが明確になり、目標設定や戦略が立てやすくなります。
日々の記録を続けることで、自分の成長や課題を客観的に見られ、効率的に指名数や売上アップも可能です。
数字に強くなることで、サロン内での評価アップや歩合アップにもつながり、収入向上が期待できるでしょう。
SNSを使って集客力を育てる
SNSで日々の施術写真やお客様の声を発信し、自分の技術や人柄をアピールすることは集客力アップに効果的です。
フォロワーとの交流を大切にし、信頼関係を築くことでリピートや指名増加につながります。
また、ホットペッパービューティーなどの予約サイトも活用しましょう。
多くの新規顧客が利用するため、プロフィールやメニューを魅力的に整え、予約のしやすさを意識することが大切です。
SNSと予約サイトの両方を連携させることで、効率的に集客力を育てられます。

2024.09.27
マツエクサロンの集客を成功させるには?リピート率UPの方法も解説
マツエクサロンにおいて、集客対策は売上に直結する重要な施策です。 どれだけ高い技術を持っていても、お客様が集まらなければ、マツエクサロンを続けていくことは難しいでしょう。 この記事では、これからマツエクサロンを開業する方や、マツエクの運営で集客に悩んでいる方に向けて、下記の内容について解...
お客様との信頼関係を構築する
自分のこだわりや強みを活かした接客や施術は、お客様に選ばれる大きな理由になります。
例えば、丁寧なカウンセリングや繊細な技術、明るいコミュニケーションなど、自分だけの魅力を前面に出しましょう。
これにより、お客様は「ここでしか受けられない!」と感じ、リピートや指名につながります。
自分の個性を大切にして、他との差別化を図ることで、信頼と満足度を高めて、結果的に収入アップが可能になるのです。
技術力を磨いて単価アップを図る
技術力を高めることは、単価アップへの近道です。
新しい施術や高度なテクニックを身につければ、より専門的で価値のあるサービスを提供できます。
仕上がりの質が良くなるとお客様の満足度も上がり、自然とリピートや指名も増えていくでしょう。
定期的に研修に参加したり、自主的に練習を重ねることで、技術の幅と深さが広がります。
こうした努力が、自分の市場価値を高めて収入アップにつながるのです。
独立支援会社に相談する
独立で給料アップを目指すなら、まずは独立支援会社に相談するのがおすすめです。
経験豊富なプロから経営や集客、資金計画など具体的なアドバイスを受けられ、独立準備がスムーズに進みます。
初期費用や開業手続き、店舗選びのポイントなど、独りではわかりにくい部分もサポートしてくれるため、リスクを減らせるのが魅力です。
また、成功事例や最新の市場動向を教えてもらえるので、安心して独立への一歩を踏み出せます。
自分の夢を実現するために、専門家の力を借りることは賢い選択と言えるでしょう。
ewaluでも、アイリストの独立支援を行っています。
詳細については、次の項目で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
ewaluで給料アップを目指す!
アイリストとして「もっと収入を伸ばしたい!」「今の働き方に限界を感じる…。」
そんな方におすすめしたいのが、ewaluの独立支援サービスです。
実際に利用者の約7割が収入アップを実感しており、平均月給は47万円、最高で月92万円を達成した実績もあります。
経験やスキルを活かしながら、自分らしい働き方と高収入の両立を目指せるのがewaluの魅力です。
ここでは、その仕組みや成功のポイントをご紹介します。
家賃などの固定費0円
ewaluの大きな魅力のひとつが、家賃などの固定費がかからないことです。
通常、独立や開業には店舗の賃料(月10万〜20万円)や光熱費(月2万〜3万円)など、多くの初期費用・維持費が必要ですが、ewaluではそれらの負担が必要ありません。
リスクを抑えながら、自分のペースで働ける環境が整っています。
そのため、売上がそのまま手取りに反映されやすく、安定した収入を得やすいのが特徴です。
コストを抑えて高収入を目指したい方にとって、理想的な働き方といえるでしょう。
還元率は業界最高水準の60~80%
ewaluの魅力は、還元率が業界最高水準の60〜80%と非常に高い点にもあります。
一般的なサロン勤務では歩合率が40〜50%程度にとどまることが多い中、ewaluでは売上の大部分が自分の収入になります。
例えば、月の売上が50万円なら、30万〜40万円が手元に残る計算になります。
高還元だからこそ、努力が収入にしっかり反映され、モチベーションも維持しやすいのが特徴です。
頑張り次第で高収入を目指せる、理想的な環境が整っています。
充実した集客サポート
ewaluでは、SNS講習やホットペッパービューティーの広告掲載費を1年目は半額負担するなど、充実した集客サポートを提供しています。
開業者の約8割が顧客ゼロからスタートしましたが、これらのサポートを活用し安定した集客に成功しています。
専門的なノウハウを学びながら、広告費の負担を抑えられるため、初めての独立でも安心してお客様を増やせる環境が整っているのが特徴です。
定期的な施術講習を実施
ewaluでは、現場で活かせる技術力を高めるために、定期的な施術講習を実施しています。
マツエクやマツパの基本技術から最新のトレンド施術まで、実践的な内容を学べるのが特徴です。
講習は初心者から経験者まで幅広く対応しており、独立後もスキルを磨き続けられる環境が整っています。
技術力の向上はお客様の満足度アップや単価アップにも直結するため、長く活躍するための強い武器になるでしょう。
施術メニューや接客内容は自分次第
ewaluでは、施術メニューや接客内容を自分のスタイルに合わせて自由に決められます。
実際に開業者の78.4%が「こだわりや個性が出せた」と回答しており、自分の得意な技術やこだわりを活かしたサービス提供が可能です。
お客様のニーズに合わせたメニューを組み立てることで満足度が上がり、リピート率もアップ!
また、接客方法も自分らしくアレンジできるため、働く楽しさややりがいを感じながら長く続けやすい環境です。
ewaluは、固定費ゼロの高還元率、充実した技術講習と集客サポート、そして自由度の高い施術スタイルで、あなたの理想の独立をしっかり後押しします。
多くの利用者が実際に収入アップを実感し、安心して新たな一歩を踏み出しています。
今こそ、自分らしい働き方と高収入を両立させるチャンス!
まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
アイリストの給料は、経験年数や勤務地、働き方によって大きく変わります。
正社員やアルバイト、業務委託での収入差もあり、単価の低さやキャリアパスの不透明さが給料アップの壁になることも。
給料アップには指名数増加や技術力向上、役職昇進、エリア転職、そして独立が効果的です。
特に独立を考えるなら、固定費ゼロで高還元率のewalu独立支援が安心でおすすめ!
収入と働き方の両立を目指す方は、ぜひ一度ご相談ください。
関連記事
・アイリストが辛い方へ|続けるべきか悩んだ時に考えること
・アイリストは何歳まで続けられる?将来が不安な今から考えておきたい働き方
・【転職・独立】アイリストに必須の資格はある?おすすめの資格を徹底解説!
コメント