アイリストは近年、美容業界の中でも需要が伸びており、転職者や独立希望者が増加している傾向にあります。
中には「アイリストして転職したいけど、必要な資格はあるの?」「独立のために取っておくと良い資格はあるの?」と知りたい方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、アイリストに転職・独立したい方に向けて下記の内容について解説しています。
- アイリストに必要な資格について
- 資格の取得方法
- おすすめの資格 3選
- アイリストの仕事内容
株式会社ewalu(エワル)では、アイリストを含めてこれまで100名近くの開業サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
アイリストは資格なしでもなれる?
アイリストは美容師免許ありが前提
アイリストとしてお客様に施術を行う場合は、国家資格である美容師免許が必要です。
アイラッシュ業界が日本に導入され始めた2000年代前半は、もともと美容師免許の取得は不要でした。
しかし、施術による目の充血や腫れなどが相次いで起こるようになり、2008年以降は美容師免許を所有している人だけが施術を行えるという規定になったのです。
免許を取るためには、厚生労働大臣が指定する養成学校に2年以上通い、国家試験に合格することが条件となります。
そのため、免許を活かして美容師からアイリストに転職をする方が最近増えているのが特徴です。
同じ美容業界でも、アイリストの方が残業が少なくプライベートとの両立がしやすいため、キャリアチェンジを目指す方が多くいます。
免許の取り方は、アイリストの資格を取得する方法で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
資格なしの求人はあるのか
求人の検索結果には、『無資格OK』『資格なしOK』のワードが出てきますが、アイリストとしてお客様に施術を行う以上は、美容師免許は必須です。
一方で、アイリストとして実務経験がない未経験の方を採用している求人はあります。
オープニングスタッフとして、数か月の研修期間が設けられており、未経験でも安心してアイリストデビューができる体制が整っているサロンもありました。
また、正社員は未経験可、アルバイトや業務委託は経験者のみのように、業務形態によって未経験でも応募可能なのか変わるケースもあるようです。
もちろん、実務経験が一定期間なければ採用できないという場合もあるので、求人サイトで確認するようにしましょう。
アイリストの資格を取得するメリット
アイリストの資格には、国家資格の美容師免許以外にも、民間資格があります。
必須の資格ではありませんが、取っておくことでさまざまな場面で有利に働くことがあるのです。
ここでは、民間の資格を取得することで得られるメリットについて2点ご紹介します。
アイリストに転職するときに有利
アイリストとして民間資格を取得すると、技術の証明として転職活動やキャリアアップに有利になります。
民間資格はアイリストの施術に関する内容であり、知識を身につけることで他のアイリストと差をつけられるでしょう。
また、実務経験がなくても採用されやすく、デビューまでの研修期間が短縮されるケースもあります。
難易度の高い資格が取得できれば、高い技術を有していると証明することができ、役職がついたり給与に反映されたりすることもあるかもしれません。
独立をするときに役立つ
お客様に満足していただく施術を行っていくためには、顧客のニーズにしっかり答えることのできる技術力の高さや専門的な知識の提供です。
民間資格は、アイラッシュに関する正しい知識や技術を証明できる資格のため、お客さまが安心して施術を受けられる大きなアピール要素となります。
サロン内に資格認定証を提示しておけば、お客様の期待値も上がることでしょう。
資格にもそれぞれ特徴があり、マツエクに特化した資格や、指導者としての能力が証明できる資格などがあります。
これから自分が強化していきたい分野や目指すキャリアに合わせて、取得する資格を決めていくと良いでしょう。
ewaluではアイリストの独立支援を行っております。
技術力アップのための講習も行っており、アイリストとしてのスキルアップもできるでしょう。
詳細については下記のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
アイリストの民間資格を取得する方法
アイリストの資格を取得する方法には、大きく分けて通学と通信の2種類があります。
それぞれに特徴がありますので、自分のライフスタイルに合わせた方法を選んでいきましょう。
【最短】通学
メリット
- 最短で取得ができる
- 実践的に技術を学ぶことができる
- 仲間ができ楽しく学ぶことができる
取得までの期間は最短で、アイラッシュに関する専門的なスキルを習得できます。
なるべく早くアイリストになりたい人や、プロの講師から実践的に学びたい人におすすめです。
デメリット
- 学費がかかる
- 毎日通学する必要がある
通学の場合、資格取得のための費用は20~50万円程度となり、通信より高いです。
通学は、学ぶ仲間ができて切磋琢磨しながら目標に向かえるため、モチベーション維持にはなりますが、毎日通学する必要があります。
【働きながら】通信
メリット
- 自由に学習が進められる
- 学費が安い
一般的な通信で学ぶ場合の費用は、5~20万円程度になり、通学よりコストが大幅に抑えられます。
通信は、自宅での学習と学校でのスクーリングをかけ合わせて学んでいくスタイルです。
そのため、スクーリング以外の自宅での学習は、自分のペースで学習でき、ライフスタイルに合わせて柔軟にすすめることができます。
社会人や主婦の方には通信が向いているでしょう。
デメリット
- 疑問点がある時にすぐ質問できない
- モチベーション維持が難しい
学習内容に疑問が出てきたときや、振り返って確認したい時にその場で質問して解決していくことが難しくなります。
また、基本的に自宅での学習になるため、仲間と毎日顔を合わせないため、モチベーションが続かなかったり、計画的に学習を進めていくハードルが高くなったりするかもしれません。
おすすめの民間資格
①JEA まつ毛エクステンション技能検定試験
一般社団法人日本アイリスト協会による技術検定試験です。
正しい技術を持つまつ毛エクステンション技術者や、まつ毛エクステンション事業に従事する人材の養成を目的としています。
種類は下記の3つです。
- 3級 JEAベーシックライセンス
- 2級 JEAスタンダードライセンス
- 1級 JEAプロフェッショナルライセンス
3級 JEAベーシックライセンス
サロンオーナーや受付などサロンに従事しながら技術提供を行わない人や、これから技術者として学び始める人が対象です。
項目 | 内容 |
---|---|
受験資格 | 満16歳以上 |
試験内容 | 筆記試験のみ(まつ毛エクステンションについての概要や基本的な知識) |
合格基準 | 100満点中80点以上/td> |
2級 JEAスタンダードライセンス
まつ毛エクステンションの基本的な技術を、安全に提供できる技術を習得している人が対象です。
項目 | 内容 |
---|---|
受験資格 | ・満16歳以上 ・美容師免許取得者または美容師養成課程在学者・卒業者 |
試験内容 | ・筆記:毛髪学や衛生学、まつ毛の構造 ・実技:満16歳以上の女性モデルが必要 |
合格基準 | 100点満点中80点以上 |
1級 JEAプロフェッショナルライセンス
上級技能を習得した技術者が対象者です。
項目 | 内容 |
---|---|
受験資格 | ・JEA個人正会員で2級ライセンス保持者であること ・満16歳以上 ・美容師免許取得者または美容師養成課程在学者・卒業者 |
受験内容 | ・筆記:上級レベルのまつ毛エクステンションに必要とされる総合的な知識 ・実技:デザインアレンジを必要とする 満16歳以上の女性モデルが必要 |
合格基準 | ・筆記:90点以上 ・実技:80点以上 |
②JECA まつ毛エクステンション技能検定
一般社団法人日本まつ毛エクステンション認定機構による認定試験です。
試験は下記の5種類があります。
- ・安全技術師
- ・まつ毛エクステンション3級
- ・まつ毛エクステンション2級
- ・まつ毛エクステンション1級
- ・認定講師
ここでは認定講師以外のコースについて解説していきます。
試験概要は下記のように統一された内容です。
項目 | 内容 |
---|---|
合格ライン | ・筆記:100満点中80点以上 ・実技:80%以上 |
受験資格 | ・美容師国家資格があるもしくは美容学校に在学中である ・美容学校およびJECA認定校に通学している ・満16歳以上 |
各コースの詳しい試験内容や合格基準については、下記の公式サイトからご確認ください。
③NEA プロアイリスト検定
一般社団法人NEA日本まつ毛エクステンション協会による検定試験です。
安全や衛生に関することだけではなく、美しさや繊細さなど技術力も重視されることが特徴です。
コースの種類としては、1級~3級と認定講師があります。
1級~3級の概要については下記の通りです。
コース | 試験内容 |
---|---|
3級 | ・学科のみ(オンライン) |
2級 | ・学科 ・実技:上まつ毛Cカール両目80本以上 |
1級 | ・実技のみ:上まつ毛Cカール100本以上、下まつ毛Jカール両目10本以上 |
3級と2級に関しては学科対策講座があり、2級と1級には認定講師による対面の実技対策講座があります。
アイリストってどんな仕事?
アイリストはマツエク、マツパなど目元の施術を専門的に行う技術者のことです。
コロナの流行でマスク生活となった時期から、アイメイクが注目され、マツパやマツエクの需要が増加しました。
近年では幅広い世代から人気を集め、美容院と同じくらいに定番化しており、今後もアイリストの活躍場所は広がっていくでしょう。
ここからは、アイリストの仕事内容や給料、向いている人/向いてない人について解説していきます。
仕事内容
アイリストの主な仕事内容は、お客様のまつ毛にエクステをつける施術や、パーマ液を使って自まつ毛をカールさせる施術を行っていきます。
施術時間はおよそ1時間~1時間半程度で、接客の大半はお客様と1対1です。
施術以外にも、下記のような業務も行っていきます。
- カウンセリング業務
- 受付
- 予約管理
- 電話対応
- 会計
- 掃除
勤務体系はシフト制(交代制)で、早番・遅番で振り分けられ、実働は8時間が一般的です。
多くのサロンで予約制を採用しているため、残業も少なく時間内に仕事が終われば予定通りに退勤ができます。
給料
平均の給料は?
給料はエリアや経験年数によって変わってきますが、平均値としては下記の通りです。
- 未経験者:月給約23万円~+歩合制
- 経験者:月給約25万円~+歩合制
さらに指名料や店販を販売できれば、給料に反映されるため、モチベーションにもつながるでしょう。
歩合を含めると月に30万円以上になることもあり、店長やマネージャーにキャリアアップすることでさらなる給料UPが目指せます。
ボーナスはある?
正社員として働く場合はボーナスが支給されることがあり、他の職種と同様に年に1~2回支給されます。
スキルや業績によって支給額は変わりますが、数万~数十万円と見ておきましょう。
サロンによっては、支給されない場合もあるため、事前の確認が必要です。
向いている人/向いてない人
向いてる人
- 美容に興味がある人
- 人との会話が好きな人
- 集中力がある人
施術前や施術中にはお客様と1対1のため、お客様と円滑なコミュニケーションを行う必要があります。
また、施術時間は平均して1時間と長い時間の中で、デリケートな目元を扱っていくため、高い集中力が必要です。
向いてない人
- 同じ作業が苦手な人
- 向上心が持てない人
- 長時間同じ姿勢でいることができない人
アイリストは1日に何人ものお客様に対して、同じような施術を行っていくため、同じ作業を長時間行うことに苦手意識がある方は向いていないと言えます。
また、技術力を高めていくためには日々の練習が欠かせません。
向上心が持てないと、日々の研修が苦痛に感じてしまうかもしれません。

2024.08.20
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開業資金0円で独立が可能です。
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そのため、低コストでリスクを最小限に抑えながら営業することができるでしょう。
②平均月給は47万円
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中にはサロンで働いていたころよりも3倍の収入を得ることができ、プライベートも充実できたと満足の声をいただいています。
③家庭と両立可能
弊社で開業された方の3分の1は主婦で、多くのママアイリストが活躍しています。
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1人でないからこそ、仲間と支えあいながら家庭との両立ができるでしょう。
中には、売上1,000万円を達成したママアイリストもおり、長く活躍していくことが可能です。
ewaluでの働き方は、コストを抑えて開業したい、収入を上げたい、子育てと両立させたいとお考えの方にピッタリです。
今の働き方に少しでも疑問がある方は、弊社に一度ご相談ください。
まとめ
アイリストが施術を行う際は、国家資格である美容師免許が必要です。
また、必須条件ではないものの、民間の資格を取得しておくことで、転職や独立の際に有利に働くことがあるため、積極的に取得していきましょう。
アイリストとしてこれから長く活躍していきたい方は、ewaluの独立支援がおすすめです。
将来のビジョンを伺ったうえで、一人ひとりに合わせた開業プランをご提案いたします。
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