美容業界の中で面貸しが浸透してきており、アイリストの働き方が多様に変化しつつあります。

アイリストは美容師と同様に、美容師免許がなければ施術をすることができなかったり、美容所登録が必要であったりと、独立するために時間がかかるケースが多いです。

そのため、手軽に利用できる面貸しサービスを利用するアイリストが増えており、今後さらに需要が増えていくでしょう。

この記事では、面貸しで働くメリット/デメリット、給料、向いている人などについて解説しています。

株式会社ewalu(エワル)では、アイリストを含めてこれまで100名近くの開業サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。

面貸しについて

面貸しについて

面貸しの仕組み

面貸しとは、サロンのオーナーが使っていないスペースを、アイリストやネイリストなどの施術者に貸し出すサービスのことです。

貸し出す側は美容室が多く、空席やスペースの有効活用をしたいオーナーが、アイリストやネイリストに貸し出すケースが多い傾向にあります。

美容室とアイリストは親和性が高いため、美容室がスペースを貸し出せば、集客UPにもつながり利益向上にもつながるでしょう。

契約は数ヵ月に1回の契約など、一定の期間ごとに行う場合が多いです。

設備の利用や営業時間などの条件は、オーナーとの話し合いで決めることが多く、細かくは決められていません。

サロンとは雇用関係はなく、店舗の空いている部屋や席を利用するため、フリーランスや度栗を志望している方が多く利用されています。

面貸しの相場

面貸しの料金体系は、主に下記の3種類があります。

Point
  • 時間制:〇〇分/〇〇時間~
  • 日にち制/月額制
  • 歩合制:毎月の売上の〇〇%

時間制の場合、1時間からスタートの場合が多く、30分単位や1分単位でも貸し出しているケースもあります。

料金の相場は、1,000~5,000円と幅広いことが特徴で、サロンによってさまざまです。

日にち制や月額制は、1日1万円~、月額5万円~が多く見られます。

歩合制は条件によって変わることが多く、売上の10~30%を採用しているサロンが多いです。

面貸しってどんな働き方?

面貸しってどんな働き方?

雇用契約を結ばないフリーランス

アイリストが面貸しで働く場合、サロンと雇用関係でない個人事業主として働く形となります。

サロンオーナーと利用者という立場で契約関係を結ぶため、働き方は自由になり、勤務時間や休日は自分で決めることが可能です。

中には、複数の面貸しサービスと契約して、日ごとに場所を変えて働いているアイリストもいます。

また、売上は全て自分の手元に入り、サロンスタッフとして働いていたころよりも収入UPが可能です。

集客が上手くできれば、理想の収入を叶えることも夢ではありません。

シェアサロンとの違い

面貸しと似たようなサービスで、シェアサロンがあります。

面貸しとほぼ似ていますが、何を貸し出すかで使い分けていくことが必要です。

Check
  • 面貸し:サロンの中にある空席やスペースを貸し出す
  • シェアサロン:サロン全体が貸し出しスペース

具体的には、面貸しはサロンが一部分を貸し出すため、サロンの所有者はそのサロンです。

シェアサロンの場合、管理会社がスペースを管理しており、複数のフリーランスが利用しているようなイメージです。

どちらを選ぶべきかは、設備や条件を考慮しながら選んでいきましょう。

業務委託との違い

面貸しの収入は時間制や日にち制で決まることが多いですが、業務委託は完全歩合制がほとんどになります。

例えば、お客様が指名かフリーかで歩合率が変わったり、『売上が〇万円以上であれば〇%』と決まっていたりと、売上と歩合が連動していることが多いです。

そのため、施術を行えば行うほど収入が増え、自分のスキル次第ではサロンスタッフ時代よりも多く稼ぐことも十分目指せるでしょう。

アイリストが面貸しで働くメリット/デメリットは?

 
アイリストが面貸しで働くメリット/デメリットは?
アイリストが面貸しで働く前に、必ずメリットとデメリットを把握しておく必要があります。

自分にとって面貸しが最適な働き方なのか、しっかり理解しておきましょう。

メリット

低コストで始められる

面貸しサロンを利用する最大のメリットは、低コストで始めることができるという点です。

自分の店舗を持つ場合は、物件取得費用や運営にかかる固定費が必要になります。

一般的に店舗用の物件を契約する際は、家賃の半年~1年間分の初期費用が必要です。

また、家賃や光熱費などの固定費もかかるため、地域にもよりますが最低でも10~15万円はかかってくるでしょう。

面貸しサロンであれば、支払いが定額制のところもありますが、売上によって定率で支払うだけで済むことが大きなポイントです。

早いスピードで営業が始められる

自分の店舗を持つ場合は、準備期間に最低でも3~6ヵ月かかりますが、面貸しでは1~3ヵ月ほどで開業できる場合が多いです。

特にアイラッシュサロンを開業するためには、美容所登録が必要であるため、条件を満たした内装工事を行う必要があるケースもあります。

一方で、すでに美容所登録ができているサロンが、面貸しサービスを提供していれば、美容所登録は不要であり、開業までの期間を大幅に短くすることができるでしょう。

リスクが抑えられる

アイラッシュサロンを開業するためには、およそ300万円の自己資金が必要であり、多くのアイリストが融資や助成金を利用しています。

開業してから少しずつ返済をしていくことになりますが、万が一途中で廃業になると、借金となり、その後のアイリスト人生に大きな影響を与えてしまいかねません。

実際の廃業率は、開業後1年以内が60%、3年では90%と、3年以内に閉店してしまうサロンがほとんどなのです。

面貸しサロンは初期費用が抑えられるため、廃業になったとしても、ダメージは最小限で済むでしょう。

手続きに時間がかからない

面貸しは一般的に、開業に必要な美容所登録、物件の契約、光熱費関係の手続きが不要です。

ネットの通信料や光熱費は利用料金に含まれており、追加で請求されることはありません。

契約を行うとしても、貸主と借主が合意すれば当日中に手続きが完了することもあるため、手続きに時間がかかるようなことは少ないでしょう。

安定的な集客が可能

マツエクサロンは美容所登録が必要であることから、アイリストに向けた面貸しを提供しているサロンは美容室が多いです。

美容室のオーナーの中には、アイラッシュメニューを導入して集客を増やしたいと考えている方もいます。

そのため、オーナーとの関係性が築ければ、既存顧客を紹介してくれることもあるかもしれません。

自由な働き方ができる

サロンスタッフの場合、人間関係や家庭との両立など、多くの悩みを抱えながら働いている人も少なくありません。

一方で、面貸しの利用者の多くはフリーランス、もしくは業務委託のような働き方で、スタッフという概念がないため、自由な働き方ができます。

人間関係に縛られずに自分のペースで働きたい方や、子どもの予定に合わせて自由に営業日を決めたい方には、おすすめの働き方と言えるでしょう。

デメリット

売上や顧客管理も自分で行う必要がある

面貸しは基本的に、オーナーとの雇用契約は結ばずに個人として活動するため、売上や顧客管理などは全て自分で行う必要があります。

利益を上げ続けるための施策や、集客力向上のための対策など、施術以外で身につけるべきスキルは数多くあるため、自分であらかじめ勉強しておかなければいけません。

社会保険や福利厚生がない

面貸しは個人事業主としての働き方となるため、社会保険や福利厚生を受けることはできません。

サロンスタッフで働く場合は、毎月の給料から所得税や社会保険料などが自動的に控除されています。

面貸しで働き始めると税金は自分で支払うことになり、毎月の売上がそのまま自分の収入になるわけではないので、注意しましょう。

風評被害やブランディングリスクがある

面貸しはすでに営業しているサロンの空きスペースを利用するため、サロンが何か問題を起こした際に、風評被害を受けるリスクがあります。

また、空間を利用するため、アイラッシュサロンとして認知されないこともあり、ブランでイングが難しいケースもあるでしょう。

サロンの中には、空間ではなく個室を用意してもらえるケースもあるため、なるべくサロン感が出せる場所を選ぶことがおすすめです。

サロンの条件を守る必要がある

利用するサロンの条件はオーナーによって異なるため、営業時間や使用可能な設備に制限がある場合があります。

自分の理想とする働き方ができるサロンかどうか、事前の面談でしっかり確認しておくことが重要です。

また、自分のサロンが順調に利益を上げていても、サロン側の経営が上手くいかずに閉店となってしまえば、新たに面貸しサロンを探す必要があるため、見極めも必要になってくるでしょう。

集客対策は自分で行っていく

集客対策は全て自己責任になります。

理想的な集客はSNSやチラシ配り、ネット予約サイトなど、さまざまな集客媒体とかけ合わせて行うことです。

しかし、面貸しのような個人事業主は集客以外の業務もあるため、効率的に集客を行っていかなければいけません。

例えば、ホットペッパービューティーを利用すれば、予約管理だけでなく、新規顧客の獲得や売上管理などを、専門家からサポートしてもらうことができます。

ewaluでは、ホットペッパービューティーの1年目の掲載料を半額支給しています。

開業する時期は何かとお金がかかるため、掲載料の半額負担は大きな助けとなるでしょう。

費用をなるべく抑えて集客をしたい方は、弊社の開業支援がおすすめです。

詳細については、下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。

面貸しで働く場合の給料はどのくらい?

 
面貸しで働く場合の給料はどのくらい?

業務委託 シェアサロン 面貸し
給料 25~40万円 20~30万円 25~60万円

アイリストの給料を業務委託、シェアサロン、面貸しの3種類で比較しました。

業務委託

業務委託の給料相場は、店舗によって還元率が異なりますが、25~40万円の間であることが多いです。

サロンスタッフの平均給料が約23万円であるため、店舗で働いていたころよりも稼ぎやすいと言えます。

業務委託として働く場合は、還元率が高いサロンで働き、1つの施術あたりの時間を短くしてより多くの施術を行うことがポイントになってくるでしょう。

シェアサロン

シェアサロンは店舗よりも集客が難しいのと、予約が入るたびにレンタルスペースを借りる必要があるため、業務委託や面貸しと比べて稼ぐことが難しい傾向にあります。

平均給料は20~30万円ほどで、顧客の獲得が上手くできなければ赤字になってしまうかもしれません。

レンタルサロンで営業する場合は、集客の見込みや収支のバランスをよく検討したうえで始めることが大切です。

面貸し

還元率は、売上額の50~70%であることが多く、売上平均額50万円、還元率が70%とすると、手取り額は35万円となります。

利用料金のシステムは非常に簡単で、水道光熱費やインターネット代が利用料金に含まれており、給料の計算は還元率のみです。

そのため、施術で使う備品や消耗品が高すぎない限り、赤字のリスクは回避できるでしょう。

マツエクサロンを1人で経営する際の、売上と収入の関係性についてはコチラの記事も合わせてご覧下さい。

面貸しが向いている人

 
面貸しが向いている人

お金をかけずに独立したい人

前の項目でも解説したように、面貸しは自分の店舗を持つよりも、費用を圧倒的に抑えることができます。

店舗型は、開業までに自分で貯金をしたり、融資や助成金を活用したりして、上手く資金調達を行わなければいけません。

開業して間もないころは、顧客が集まらず利益を上げることが難しいため、初期投資の回収までに1年はかかります。

また、マツエクサロンを含む美容サロンの廃業率は、1年以内でも60%であるため、借金の返済に苦労するケースも少なくありません。

特に、開業資金がない方や集客に自信がない方にとっては、大きな魅力と言えるでしょう。

将来自分のサロンを開業したい人

将来自分の店舗を開業するためには、スタッフ時代のお客様や業界関係者とのつながりがポイントになってきます。

1人の力で利益を上げることは難しく、周りの支援や紹介から仕事が舞い込んできたりもあるためです。
そのため、店舗を持つ前に面貸しサービスを利用して、自由な働き方を体験してみることをおすすめします。

まずは面貸しで、集客や経営スキルを磨いたり、顧客を定着化させたりして、経験値を高めていきましょう。

収入UPを目指している人

前の項目でもご紹介した通り、面貸しはシェアサロンや業務委託よりも稼ぎやすいと言える働き方です。

サロンスタッフ時代にあった固定給はなくなり、自分が働いた分だけ収入を得ることができます。

自分の頑張り次第で、現職の2~3倍の収入を得ることも夢ではありません。

より多くの施術を行い、アイリストとしてレベルアップしていきたい人には向いているでしょう。

ewaluでは、完全歩合制度で還元率は60~80%と、業界最高水準を誇っており、開業者の中には現職の3倍に収入を伸ばすことができた方も多数いらっしゃいます。

開業者の声をご紹介していますので、合わせてご覧下さい。

ewaluの面貸し制度で独立が目指せる!

 
ewaluの面貸し制度で独立が目指せる!

ewaluでも、面貸し制度を採用しており、多くのアイリストが理想のサロンを実現させています。

おすすめポイントは下記の3つです。

    • 開業資金0円
    • 集客や技術の研修が充実
    • 平均月給47万円

 

開業のための資金準備は必要なく、資金が十分でない方も安心して営業が始められます。

施術で使う備品や商材は、ご自身の使い慣れたものを使用できるため、自分のこだわりや強みを発揮することができるでしょう。

また、集客や技術の研修が充実しており、顧客がゼロからのスタートでも、弊社の専門スタッフがサポートいたします。

実際に8割の方が顧客がゼロからのスタートです。

さらに、平均給料は47万円で、業界でもトップクラス!

売上1,000万円を達成した働くママもおり、家庭と両立しながら独立に成功した方もいます。

ewaluで開業した方の満足度は94.6%で、多くのアイリストから『開業してよかった!』と喜びの声をいただいています。

開業の流れや条件についての詳細は、下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。

まとめ

 
まとめ

アイリストが面貸しで働くことは、コストやスキルアップ、働き方などの多方面でメリットがある魅力的な働き方です。

一方で、売上や集客は全て自己責任であり、常に学び続ける姿勢を持たなければ失敗に終わってしまうリスクがあります。

ewaluの開業支援は、サロンスタッフで経験を積んだ方のキャリアアップとして、独立をサポートしています。

セカンドキャリアとしてどのようなアイリスト人生を歩んでいきたいのか、あなたのビジョンをお聞かせください。

自分の目標や夢を叶えるために、全力で頑張りたい方の応募をお待ちしております。

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