ネイリストはネイルサロンで働くイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際の働き方は様々です。
フリーランスとして働こうと考えている人の中には、時間や場所を自由に変更できる出張ネイリストを目指す方も少なくないのではないでしょうか。
今回は出張ネイルを始めようか迷っているネイリストに向けて、ネイリストの収入や安定した売上を作る難しさについて解説します。
株式会社ewaluでは、開業した人の70%以上が『収入が増えた』と答えていますので、技術者として働きながら安定した給料を貰いたいという方はお気軽にご相談ください。
出張ネイリストとは
出張ネイリストとは、拠点を持たずに活動するネイリストのことで、基本的にはお客様の希望に合わせて施術場所を決めていきます。
施術場所は様々で、中間地点で待ち合わせをしたり、個人宅に出向いたりするため、その都度柔軟な対応力が求められるでしょう。
次の項目では、具体的な出張ネイリストの働き方について詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
出張ネイリストの3つの働き方
出張ネイリストとはどのような働き方のことをいうのでしょうか。
具体的には下記の3つに分類されます。
・異業種店舗/シェアサロンを利用
・イベントスペースに出店
下記項目では順番に解説していきますので、どうぞご参考ください。
個人宅に直接訪問
メリット | デメリット |
---|---|
・部屋代が全くかからない ・妊娠/子育て/介護をしている方から人気がある |
・必要な道具は全て持参しなければならない ・環境が異なるため施術しづらいこともある |
お客様の個人宅に直接伺う方法は最も一般的な形であり、何らかの理由で外出することが出来ない人や、ネイルサロンに行くのが苦手な人から特に需要があります。
異業種店舗/シェアサロンを利用
メリット | デメリット |
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・施術がしやすい ・最低限の道具が揃っている ・サポートが用意されている場合もある |
・部屋代、席料がかかる |
こちらは美容室やエステサロンと提携を結んだり、シェアサロン/レンタルスペースを活用したりして施術を行う方法です。
場所代は当然かかりますが美容関連の人に貸し出す事を目的としたスペースであれば、ネイルに必要な設備が揃っていることも多いため、最低限のネイル道具のみで施術に移ることができます。
イベントスペースに出店
メリット | デメリット |
---|---|
・場所代を支払う必要がない ・様々な方に存在を認知してもらえる |
・イベントがないときには仕事が出来ない |
こちらは商業施設や展示会場などのイベントなどのブースに出店し、来場者に施術を行う方法です。
結婚式や成人式などの特別な時期に呼ばれることは多いものの、需要には変動があるため、仕事を見つけるのは難しいでしょう。
出張ネイリストの平均収入
出張ネイリストの収入は、稼働時間と料金設定によって大きく変動します。
一回あたりの施術料金を6,000円と仮定した場合の収入目安は、下記の通りです。
・(日給)12,000円 × (稼働日数)20日 = (月収)240,000円
・(月収)240,000円 × (一年)12か月 = (年収)2,880,000円
技術力が高く、集客にも自信がある場合、単価や稼働時間を増やせば収入が増える可能性はあります。
独立して収入を増やしたいと考えている方は『独立ならewaluの開業方法がオススメ』の項目をご参考ください。
出張ネイリストの3つのメリット
出張ネイリストとして働くことのメリットは次の3つが挙げられます。
・ネイルを副業にできる
・コストを抑えて始められる
それぞれ順番に解説していきます。
自分のペースで働ける
サロンに勤務する場合時間的な制約があるため、予約がなくてもその場所に居続けなければなりません。
しかし出張ネイリストは予約が入った時やイベントの時にだけ活動するので、自分のライフスタイルに合った働き方が実現できます。
ネイルを副業にできる
予約枠を自分の都合に合わせて開放することが出来るので、手の空いたタイミングだけ働くことも可能です。
そのため、毎日家事や子育てで追われている人や、本業が別にある人でも長く続けやすい働き方といえるでしょう。
コストを抑えて始められる
自分のお店を持つ場合には、初期費用として賃料や内装工事費などを準備する必要があるものの、出張ネイリストは初期費用がほとんどかかりません。
また設備の維持費や水道光熱費なども一切かからないため、運転資金が経営の負担になることもないでしょう。
出張ネイリストの3つのデメリット
対して出張ネイリストとして働くことのデメリットは次の3つが挙げられます。
・スケジュール管理が必要
・荷物の持ち運びが大変
それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
収入が不安定
ネイルサロンのスタッフであれば、お客様が来店していない時間帯でも給料が発生しているため、店舗に出勤するだけでも最低限の給料が保証されます。
一方出張ネイリストの場合、お客様からの予約がなければ売上が立たないため収入は不安定です。
集客の難易度は高く、出張ネイルだけで生計を立てるのは難しいので、注意しましょう。
スケジュール管理が必要
出張ネイリストはお客様の予約が被らないように一括で管理しなければなりません。
スケジュール管理が苦手な方は定期的に予定を確認するなどして、ダブルブッキングやキャンセル発生時に即座に対応できるようにしておきましょう。
荷物の持ち運びが大変
お客様の住んでいる地域が離れている場合、移動にばかり時間がかかり、心身共に疲れてしまいます。
また大きな荷物を持って移動することも多いので、体力に自信がない方は軽い運動を習慣づけましょう。
出張ネイリストの持ち運ぶ荷物については『出張ネイリストの持ち物』の項目で詳しく解説しますので、是非ご覧ください。
メリット/デメリットの比較表
メリット | デメリット |
---|---|
・自分のペースで働ける ・ネイルを副業にできる ・コストを抑えて始められる |
・収入が不安定 ・スケジュール管理が必要 ・荷物の持ち運びが大変 |
店舗を持たないため自由度が高い反面、デメリットもしっかりあるので、自分に合っている働き方なのか確かめてから始めることが大切です。
出張ネイリストに向いている人の特徴
メリット/デメリットから推測できるネイリストの特徴は下記の通りです。
・長時間勤務が難しい
・フットワークが軽い
・ネイリスト経験があり、顧客がすでにいる
自身の知名度は集客力にも直結するため、SNSを用いてブランディングを確立しておくことが大切です。
本気で出張ネイリストになりたい場合、まずはネイルの技術を高め、指名がもらえるレベルを目指しましょう。
出張ネイリストになる前の準備
出張ネイリストとして働く前に次のような準備はしておくと良いでしょう。
・開業届の提出
・集客/宣伝
メニュー/料金表の作成
出張ネイリストになる前にまずは、メニューと料金を考える必要があります。
サービス料金を安くすれば集客がしやすくなるかもしれませんが、利益を出すことは難しいです。
特に出張ネイリストは移動が多く、出勤にお金がかかる働き方です。
そのためサービス料とは別に交通費も取ることを考慮し、高すぎない料金設定にしましょう。
開業届の提出
出張ネイリストは個人事業主なので、開業に合わせて開業届を提出することが大切です。
開業届は出さなくてもデメリットはありませんが、確定申告時に節税効果の高い青色申告を利用できるというメリットがあります。
活動を開始する前に書類を全て準備し、開業と同時に提出できる状態にしておきましょう。
集客/宣伝
出張ネイリストは看板やポータルサイトを活用した集客を行うことができないので、次の3つの方法に絞って宣伝を行いましょう。
・ホームページやブログ
・友人/知人からの紹介
最近ではSNSでネイルサロンやネイリストを調べ、予約するという方も増えてきているようです。
SNSから集客に繋げるためにもメニューや料金の内容だけでなく、ネイリストとしての実績や最新のネイル情報についても掲載しておくことをオススメします。
出張ネイリストの持ち物
出張ネイリストとして活動するためには専用の道具を揃えなければなりませんが、常備しておかなければならないアイテムは主に下記の5つです。
・衛生用品
・照明器具
・移動用のバッグ
・お会計用の釣銭
出張先にアイテムがある程度揃っている場合は肩掛けのバッグ、個人宅への出張の場合にはキャリーケースというように持ち運ぶ量に合わせてバッグを使い分けるようにしましょう。
出張ネイリストの注意点
次の項目では、出張ネイリストとして働く際に気を付けておきたいポイントについてご紹介します。
ネイル資格は取得しておく
ネイリストは無資格でも活動することはできますが、ある程度の資格は持っていた方が集客時に有利です。
お客様からの信頼を勝ち取るためにもプロのネイリストの基準となる『ネイリスト技能検定2級』、『ジェルネイル技能検定上級』以上の資格は持っておくことをオススメします。
移動には車が必要
出張先に代用できそうな道具がなければ、自分で全て持参してお客様のもとに向かう場合も当然あります。
駅やバス停からお客様の家までの距離が遠い場合や、雨が降っている場合に移動することも考慮して、車移動も選択肢に入れておく必要があるでしょう。
都心部では駐車場が少ない地域もあるので、目的地の近くの駐車場は事前に調べておくようにしてください。
施術環境を事前に調べておく
個人宅やイベントスペースでサービスを提供する場合、椅子や机の高さが自分に合わなかったり、手元を照らせるライトがなかったりと問題が多くあります。
いつも通りの姿勢で施術ができない場合身体に負担もかかるので、施術環境の確認は先にしておくことが大切です。
忘れ物に気を付ける
出張ネイルは施術場所によって環境が大きく異なります。
いつも通りのコンディションで施術を行うためには正座椅子や手元照明、延長コードなども用意し、不測の事態にも対応できるようにしておくようにしましょう。
独立ならewaluの開業方法がオススメ
出張ネイルは収入面で不安の大きい独立方法なので、ネイリストを本業にしようと考えている方はewaluの開業方法がオススメです。
下記項目では開業支援の内容をご紹介します。
高歩合で収入アップ
ewaluでは、売上や継続年数によってお給料が変動する制度を採用しています。
開業者の平均給与は47万円であり、出張ネイリストとして働くよりも確実に高収入で働くことができるのも魅力の一つです。
顧客0人からスタート可能
顧客が全くいない状態から出張ネイリストとして活動する場合、売上が安定するまで時間がかかります。
ewaluは集客8割が固定客なしで開業をしていますが、売上70万円を超えている方がほとんどです。
集客面で他のサロンオーナーと差をつけたい方は、是非お問い合わせください。
まとめ
今回は出張ネイリストの特徴や収入について解説してきました。
出張ネイリストは固定客を確保するのが難しく、ネイルだけの収入で生活したいという方には向いていません。
そのためewaluでは、ネイリストの独立後の働き方として面貸し型のスタイルを提案しています。
これまで多数のネイリストの開業支援を行ってきた経験があるので、一人開業することに不安がある方は是非ewaluにお任せください。
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