世間一般的にはおしゃれで楽しそうなイメージのあるネイリスト。
しかし実際に働いてみると辛いと感じることもあり、想像とは異なる過酷な職場の環境に戸惑う人も少なくありません。
今回はネイリストとして働くことに辛さを感じている方に向けて、転職、独立の提案やewaluの独立開業サービスについて解説します。
ewaluでは開業者のほとんどが固定客0人スタートでも経営に成功していて、スタッフ時代よりも多くのお給料を手に入れることを実現しています。
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ネイリストの離職率
ネイリストはお客様の爪先を華やかに彩り、美意識を高めるお手伝いをする職業ですが、華やかさとは裏腹にハードな仕事内容に厳しさを感じる方も多く、離職率が高いのが特徴です。
次の表では厚生労働省のデータをもとに、就職後3年以内の一般的な会社員の離職率と、ネイリストの離職率を比較していきたいと思います。
離職率 | |
---|---|
会社員 | 短大卒:18.3%、大学卒:10.9% |
ネイリスト | 50〜80% |
美容業界の離職率は全体的に高いことは知られていますが、ネイリストの離職率も同様に深刻なものだと分かると思います。
次の項目では『ネイリストの仕事で大変なこと』、『ネイリストが辞める理由』について順番に解説していきますので、ご参考ください。
ネイリストの仕事で大変なこと5選
ネイリストの仕事はどのようなところが大変と言われているのでしょうか。
大変と言われている理由を5つご紹介します。
拘束時間の長さ
ネイリストは開店準備から閉店作業まで、やらなければならない仕事が多く、拘束時間が長くなりやすいのが特徴です。
また新人ネイリストの場合は技術向上のために、閉店後の自主練習を強制されることも少なくありません。
長時間勤務は心身ともに辛く、体調を崩す原因にもなる可能性があるので、慣れるまでの間は辛抱強さが求められるでしょう。
肉体的な疲労
ネイリストは長時間集中して細かい作業をしなければならないので、眼精疲労や腱鞘炎などの症状を引き起こすケースがあります。
目の疲れや体の痛みを我慢していると、症状が悪化することも考えられるので、仕事の合間や休日にはゆっくり体をリラックスさせる時間を作りましょう。
お客様からのクレーム
お客様に精一杯サービスをしたとしても、ネイルの仕上がりに満足してもらえないと、クレームになることがあります。
クレーム対応をした経験がなければ不安かもしれませんが、お客様に真摯に向き合い、素直に謝罪の気持ちを伝えれば大きな問題にはなりません。
それどころか問題解決のために行動する姿勢がお客様にとって気持ちの良いものなら、今後も継続して利用してもらえるでしょう。
ネイルサロン内の人間関係
女性の多い職場で働いていると、派閥争いに巻き込まれることもよくあります。
あなたも仲の悪い従業員と同じシフトになってしまい、働きづらさを感じた経験があるのではないでしょうか。
ネイルサロンはチームで協力して働く職場なので、先輩や同僚とのコミュニケーションを大切にし、適切な距離感で働くことは必要不可欠です。
スタッフ同士の距離感が近すぎれば、気が緩み仕事に集中できなくなってしまいますし、距離感が遠すぎれば、コミュニケーションが取れず連携力が低下する危険性があります。
スタッフ同士の距離感は、仕事のパフォーマンスに大きく影響するため適度な距離感を心がけましょう。
アシスタント時代の給料が安い
全てのネイリストは、アシスタントの時代を経て一人前へと成長していきますが、アシスタント時代は指名客からのインセンティブが発生しないので、十分なお給料がもらえません。
インセンティブはサロンによって異なりますが、主に下記の4つが挙げられます。
・物販インセンティブ
・売上インセンティブ
・予算達成インセンティブ
インセンティブ制度が導入されていないサロンも中には存在するので、これから就職/転職しようと考えている方は制度の有無もチェックするようにしましょう。
ネイリストが辞める理由4選
実際ネイリストはどのような理由で退職しているのでしょうか。
下記項目では、ネイリストに多い退職理由を4つご紹介します。
給料が少ない
金額 | |
---|---|
日本の平均年収 | 約460万円 |
ネイリストの平均年収 | 約320万円 |
ネイリストを含む『生活関連サービス業/娯楽業』の平均年収は日本の平均年収に比べて、140万円ほど低いというのが現状です。
またアシスタントや研修期間中の新人ネイリストとなると、ネイリスト平均の320万円を下回る可能性もあります。
アシスタントを卒業し、ネイリストとして稼げるようになるためにも、日々練習を重ね技術向上を目指しましょう。
体力的に厳しい
ネイリストは椅子に座っている時間が長いため、楽な仕事と思われがちですが、意外とハードな職業です。
初めのうちは慣れない仕事の環境に体調を崩したりすることもあり、体力的に続けられない方も多くいますので、体調面には気をつけましょう。
ライフスタイルが変化した
ネイルサロンは女性社会であるため、結婚や出産のタイミングで離職する人も少なくありません。
また産休/育休などの福利厚生が充実していれば、サロンに籍を残すという方法も取れるのですが、ほとんどのサロンはネイリストと業務委託契約を結んでいるため、制度の見直しがされづらいです。
20〜30代の働き盛りに、ライフスタイルの変化が原因で働けなくなってしまうことは悲しいかもしれませんが、新しいことに挑戦できる良い機会なので、前向きに取り組んでいきましょう。
人間関係が悪い
女性スタッフが多いネイルサロンでは、上下関係の厳しさや嫌がらせ、陰口などが多く働き続けるのが嫌になることもあります。
人間関係のストレスは仕事にも影響を及ぼす可能性があるので、サロン選びに失敗したと思った場合には、職場を変更することも選択肢に入れましょう。

2024.10.21
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ネイリストに向いてる人の7つの特徴
ネイリストの適性がある人とはどのような人のことを指すのでしょうか。
次の項目では、ネイリストに向いている人の特徴について解説しますので、今の自分と照らし合わせて考えてみましょう。
ネイルが好きで流行にも敏感
多くの方から支持を集めるネイリストは流行へのアンテナが広く、どんな要望にも応えられるよう日々努力をしているという特徴があります。
ネイルの練習は同じデザインを繰り返し描いて、力加減や形のバランスなどを体に覚えさせる必要があるため、想像以上に地味な作業です。
ネイルが好きでなければ根気よく打ち込むことができず、途中で諦めてしまうという可能性もあるので、大前提としてネイルに対して強い興味を持っていることが必要でしょう。
接客が好き
ネイリストはお客様の好みや理想に近いデザインを提供するために、質の高いカウンセリングを行うことが大切です。
カウンセリングはお客様から希望や悩みを聞き、問題解決する大切な工程ですが、信頼関係が構築できていない相手から悩みを打ち明けてもらうのは難しいかもしれません。
そのため世間話や雑談などで場を和ませ、お客様の緊張をほぐす必要があります。
一回目の施術でお客様の好みの傾向を掴むことができれば、二回目以降に来店した際に、スムーズに施術に移ることができるようになるので、まずはお互いが話しやすい環境を作りましょう。
細かい作業が好き
ネイリストは数センチ程度の小さな爪にネイルアートを施したり、チップやストーンを置いたりするので、細かい作業が好きな方に向いている職業です。
ネイルアートは数ミリのズレでも全体の印象が大きく変わってしまうので、手先が器用でない人はより一層の練習をしましょう。
芸術的なセンスがある
同じデザインでも線の太さや模様の配置、使っている色によって印象は大きく異なります。
お客さまの想像するネイルのイメージを正確に再現する技術も必要ですが、色彩やデザインのバランスを考え、独自のスタイルを生み出すこともネイリストには大切です。
独自の美的センスから、今までにない斬新なアイデアが生まれることもあるので、自分の感性は大切にしていきましょう。
肉体的/精神的に強い
提供するデザインによって施術時間は2時間以上になるケースもあるため、肩や腰に痛みを持つネイリストは少なくありません。
予約の絶えないサロンの場合は休憩時間を十分に取れないこともあり、拘束時間の長さや不規則な勤務形態が肉体的、精神的に大きな影響を与えるでしょう。
肩こりや腰痛は誰にでもなる可能性はあるので『施術姿勢の見直し』や『マッサージ』、『入浴』などの自分でできるメンテナンス方法を実施してみてください。
協調性がある
ネイリストは、お客様の入店から退店までの業務をすべて一人で行うと勘違いしている方もいるかもしれませんが、そうではありません。
独立して一人で働かない限りは、スタッフ同士で仕事を分担して行うことがほとんどなので、チームとして仲を深めておく必要があります。
どの職場にも相性が良い人、悪い人は必ずいると思いますが、お互いを尊重する姿勢を大切にし、相手の意見や感情をしっかりと受け入れるようにしましょう。
自己管理ができる
予約の絶えないネイルサロンは、お休みや仕事中の休憩がしっかり取れないこともあり、疲れやストレスが溜まりやすいです。
疲れは接客や施術のクオリティに悪影響を及ぼすこともあるので、表情や態度に出ないよう注意しましょう。
ネイリストのやりがい7選
ネイリストはつらいこと、大変なことが多い職業ですが、もちろんやりがいもあります。
仕事のやりがいを見失ってしまっている方は、これを機に改めて考え直してみましょう。
お客様を喜ばせることができる
ネイルの仕上がりが良い場合、お客様は嬉しそうな表情を浮かべてくれることもあります。
自分の施術を受けたお客様が満足気に帰る姿を見れば、こちらも嬉しい気持ちになりますし、モチベーションの向上にも繋がります。
またお客様から感謝の言葉をいただければ励みにもなり、『ネイリストを続けていて良かった』と思えるはずです。
最先端の技術や知識が身につく
基本的なネイルケアはもちろんのこと、ネイルの技法やデザインは次々に新しいものが生み出されていきます。
ネイルが好きな人にとって、ネイルについて誰よりも詳しくなれるというのは、それだけで嬉しいことのはずです。
ネイルは練習した分だけ必ず自分の身になるので、向上心を持って取り組みましょう。
指名数が増えれば自信に繋がる
ネイリストとしての技術が高まれば、お客様からの指名も次第に増えてきます。
指名をもらえるということは、お客様にとって期待を超えるサービスが提供できている証拠なので、自分の成長に自信を持っていきましょう。
自分で流行をつくることができる
多くのお客様から支持を集めるネイリストは、日々デザインの研究をしているため、一つのデザインでも多くのバリエーションを持っています。
デザインの研究は新たな発見を生むこともあり、その発見が雑誌に取り上げられれば、自分が次の流行の発信者になるかもしれません。
ネイリストとしての知名度が上がり、世間からの評価も高まればやりがいにもなるでしょう。
人生の節目に寄り添える
普段全くネイルをしない人でも、成人式や結婚式などの大事な日にはコーディネートに合わせて、ネイルをする方も多くいらっしゃいます。
お客様の人生の節目ともいえる大切な瞬間に、多くのネイリストの中から選ばれることは喜ばしいことであり、モチベーションアップに繋がるはずです。
イベント当日に着る服や、その人の雰囲気に合わせたネイルを提案することは難しいですが、お客様の期待に完璧に応えられれば、今後も利用してくれる可能性は高まるので、頑張りましょう。
独立開業もしやすい
ネイリストはネイルサロンでスタッフとして働く以外に働き方の選択肢は複数あり、主に次の4つが挙げられます。
・業務委託契約を結ぶ
・面貸しやシェアサロンを利用する
・出張ネイリストとして働く
技術さえあれば比較的独立がしやすく、ライフスタイルに合った働き方も目指すことができるので、結婚や出産を機に働き方を変えるネイリストは多いです。
ewaluでは初めての開業に不安を持つ方に向けて、独立支援サービスを提供しています。
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ネイルサロンに勤めていて自分の実力がついてくると、腕試しとして自分のお店を開きたいと考える方も多くいると思います。 今回、初めての開業をなんとしても成功させたいと考えている方向けに、開業形態ごとの特徴...
海外進出も目指せる
日本のネイリストの手先の器用さや、施術の丁寧さは世界で高く評価されています。
日本でスキルを身につけ、海外で開業に成功すれば、世界的なネイリストとして注目される可能性もあるでしょう。
転職や独立の選択
今働いているサロンに不満がある場合、別のサロンに転職をするのも一つの方法です。
しかし転職希望者の多くは『今よりも良い環境で仕事がしたい』という強い気持ちがあり、条件を絞りすぎてしまうケースも多々あります。
条件を設定することは悪いことではないのですが、転職先の選択肢を狭めることになるので、注意が必要です。
自分に合った職場を効率よく見つけたい方は、働く上で絶対に譲れない条件を書き出し、その条件に優先順位をつけていくと良いでしょう。
しかし、お給料や人間関係に不満があって退職する場合、転職しても問題は改善されないこともあるので、思い切って独立してみることをオススメします。
開業の成功事例
実際にewaluで開業した人は、成功することができているのでしょうか。
今回は、ewalu開業者のインタビュー内容を一部ご紹介します。
ewalu開業者Kさん
【開業を目指したきっかけ】
ネイリストとして新しい挑戦がしたいという時期と、ライフスタイルの変化で働き方を変えたいという時期が重なり、独立を志すようになった。
【実際に開業した感想】
働く時間は短くなったのに、もらえるお給料は増えたので満足している。
ewalu開業者Eさん
【開業を目指したきっかけ】
スタッフ同士の仕事に対する温度感の違いや、お客様との時間を大切にしたいという気持ちが強くなり、独立を目指しました。
【実際に開業した感想】
環境の変化に戸惑いはありつつも、柔軟な働き方ができている現状には満足している。
また一人で働くことに緊張感を感じつつも、以前より高い意識で働くことができているので、充実した毎日を送れている。
ewalu開業者Sさん
【開業を目指したきっかけ】
サロンとの考え方が合わず、目の前にいるお客様に全力で接客することのできない状況に不満を持っていたため独立を決意した。
【実際に開業した感想】
収入の増加や自由な働き方のおかげで、ストレスなく働くことができている。
また練習会などで他のネイリストとつながりを持つこともできるので、一人で悩みを抱え込むようなこともない。
ewaluで独立開業してみる
ewaluは独立を目指すネイリストやアイリストの方を応援しています。
ewaluのサポート内容について3つ解説しますので、ご参考ください。
開業資金は0円
都心の物件は利便性や需要が高く、価格が高騰しているため、開業資金を多く準備する必要があります。
しかしewaluでは、開業に必要な資金のほぼすべてを負担してくれるので、金銭的な心配はありません。
また年間予約数が1億件を超えるサロン予約サイト、ホットペッパービューティーでの掲載料を1年間、半額負担してくれるサービスも扱っています。
何かとお金がかかる開業初期に、なるべく価格を抑えて集客をしたい方は、是非この機会にご応募ください。
集客施策のアドバイス
ewaluでは広告戦略のノウハウを持つ担当者からのアドバイスのほか、ホットペッパービューティー契約者には、サロンボードを活用した分析機能もご利用いただけます。
多くのネイルサロンが悩みを抱える集客について学びながら開業したいという方は、ぜひお問い合わせください。
スキルアップセミナーの実施
ewaluはネイルに関する新たな知識や技法を学びたいという方のために、スキルアップセミナーを定期的に開講し、技術面でも開業者を支えていきます。
ネイリスト同士でコミュニティを形成する良い機会でもあるので、開業者同士で仲を深めたいという方にもオススメです。
まとめ
ネイリストとしての働き方は多様化していて、サロンスタッフとして働く以外にも様々な選択肢を取ることができます。
ある程度の技術を身に着けていれば、独立開業でも十分な収益を出すことができるので、これから独立をしようと考えている方は是非ewaluの開業サポートをご利用ください。
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