「ネイルサロンのインテリアは何が必要なの?」
「初期費用を抑えるコツは?」
このようなお悩みはありませんか?
インテリアはサロンの印象を決める最も重要な要素の一つです。
訪れるお客様の目を引き、心地よい空間を演出するためには慎重な選択が求められるでしょう。
この記事では、インテリアを選ぶ際のポイントや、購入にかかる費用の目安について分かりやすく解説します。
さらに、記事の最後にはインテリアにかかる初期費用を大幅に軽減する方法についてもご紹介するのでご確認ください。
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インテリアを選ぶ時のポイント
- ・コンセプトに合わせたデザイン
- ・照明の配置
- ・スムーズな動線
インテリアを選ぶ際は、上記の3つのポイントを意識しましょう。
次の項目で詳しく解説するのでご確認ください。
コンセプトに合わせたデザイン
インテリアの選択はサロンのコンセプトにより大きく左右されます。サロンに『どのようなお客様に来店してほしいのか』を明確にすることで、デザインの方向性が定まるでしょう。
例えば、若い女性をターゲットにする場合は、明るく活気のあるポップなデザインや色遣いが効果的です。一方、大人の女性を主な顧客と考えるなら、落ち着いた色調と洗練されたインテリアが適しています。
デザインを一貫させることで、お客様に日常から離れた特別な空間を提供することが可能です。統一感のあるインテリアはサロンの世界観を強調し、顧客に非日常的な体験を届けることできるでしょう。
参考:リピート率UPの鍵はコンセプトづくりから!サロンインテリアの作り方
照明の配置
インテリアの魅力を最大に引き出すには、照明の配置が重要になります。
施術スペースには正確な作業をサポートする照明、待合スペースにはリラックスできる柔らかな光を取り入れるなど、用途に応じた配置が効果的です。
また、間接照明を取り入れることで空間に立体感を加え、インテリア全体を引き立てることもできます。
間接照明を使用する際は、光源自体が直接目に入らないよう慎重に配置することが大切です。
光源が露出すると空間の美しさを損なう可能性があるため、照明器具の設置には細心の注意を払う必要があります。
これらのポイントを抑えることで、作業しやすい環境でありながらお客様にリラックスできる空間を提供できるでしょう。
スムーズな動線
スムーズな動線になるようにインテリアを選ぶことで、サロンの回転率が向上し売上増加が期待できるでしょう。
効率的なインテリアの配置は、お客様の満足度とスタッフの業務効率を大幅に向上させます。
具体的なポイントは、シンプルで直線的な通路の設計です。通路に障害物を置かず、スムーズな移動を可能にすることで、お客様の快適性を高めます。
また、待合エリアは動線を妨げない位置に配置し、仕切りを活用することでくつろげる空間を演出することが可能です。
参考:居心地の良さはお客様目線での「動線シミュレーション」にある!
開業時に必要なインテリア一覧
カテゴリー | アイテム |
---|---|
受付スペース | 受付カウンター、装飾アイテム、照明 |
待合スペース | ソファー、テーブル、雑誌やカタログ棚 |
施術スペース | ネイルテーブル、施術用チェア、ライト、収納家具 |
ネイルサロンの開業時には上記のインテリアが必要になります。
次の項目ではインテリア毎の選ぶ際のポイントを詳しくご紹介するのでご確認ください。
受付スペース
受付スペース | 費用目安 |
---|---|
受付カウンター | 50,000~150,000円 |
装飾アイテム | 5,000~20,000円 |
照明 | 10,000~30,000円 |
受付スペースはサロンの顔とも言える大切な空間です。最初の印象がお客様のサロンに対する印象を大きく左右するでしょう。
受付カウンターはサロンの最初の印象を決める場所です。シンプルで落ち着いたデザイン、整理されたカウンターなど清潔感を出すことでお客様に安心感と信頼感を与えます。
また、植物が視界に入る環境ではストレスホルモンが15%低下するという東京農業大学の研究結果もあり、観葉植物など装飾アイテムは積極的に設置するようにしましょう。
さらに照明にもこだわることで、お客様のリラックス状態をより高めることができます。柔らかい光の照明は緊張やストレスを軽減させる効果があり、施術までの間にお客様に安らぎを提供できるでしょう。
魅力的な受付スペースはお客様に「また来たい」と思わせる空間づくりの重要なポイント。リピーターを増やし、口コミにもつながる重要な要素なのです。
受付カウンター
受付カウンターは、スタッフの作業効率とお客様の動線を考えながら、カウンターの大きさと配置を慎重に選ぶことが必要です。
最近では、パソコンやレジスターなどの作業機器が見えにくいデザインの受付カウンターが好まれています。
このようなデザインは、清潔感を演出するだけでなく個人情報を保護する効果も得られるでしょう。
また、色彩の選択も重要であり、清潔感のある白系の色調や高級感を醸し出すブラウン系の色調が人気です。
ただし、最も大切なのは、サロンの全体的なコンセプトや雰囲気に合わせた色彩を選ぶことになります。
サロンの雰囲気など、お客様に最初に与えたいイメージを考えて選びましょう。
装飾アイテム
ネイルサロンの装飾は、お客様に癒しと美しさを提供する重要な要素です。具体的には、観葉植物、アロマディフューザー、アートパネルなどがあります。
観葉植物を選ぶ際は育てやすく、空気清浄効果もある植物が最適です。
特にパキラやサンスベリアは初心者でも扱いやすく、サロンの雰囲気を和らげる効果があります。
アロマディフューザーは心地よい香りでリラックス効果を生み出し、お客様のストレスを和らげることが可能です。
季節に合わせて香りを変えると、さらに魅力的な空間演出ができます。
アートパネルや壁掛け装飾は、サロンのテーマや雰囲気を視覚的に表現する際に効果的です。
照明
受付スペースの照明はサロンの印象に大きな影響を与えます。照明を選ぶ際は、明るさと光の色味を指す『色温度』が重要です。
受付スペースの照明には、2700〜3000Kの暖色系が向いており、この色温度はリラックス効果があります。
しかし、明るさには注意しなければなりません。お客様が料金表や案内板を確認する際に目に負担をかけない適切な明るさを心がけましょう。
照明の工夫としては、光の広がりを抑えた『グレアレスダウンライト』を使用すると、目に優しく刺激的な光を抑えることができます。
さらに、デザイン性の高い『ペンダントライト』や間接照明を取り入れると、高級感を付け加えることが可能です。
待合スペース
待合スペース | 費用目安 |
---|---|
ソファー | 20,000~100,000円 |
テーブル | 10,000~30,000円 |
雑誌やカタログ棚 | 5,000~20,000円 |
待合スペースはお客様が安心してリラックスできる環境づくりが重要です。施術前にお客様が落ち着けるように、インテリアはリラックス効果が期待できる機能性があるものを選びましょう。
快適なソファーは疲れを和らげる重要な要素です。
お客様が身体を休められるよう、クッション性の高い座り心地のソファーを選びましょう。
また、ドリンクを置けるテーブルも配置することで、より快適な環境を提供できます。
さらに、待ち時間によるストレスを軽減するため、雑誌など気分転換できる読み物を用意することもお客様の満足度を高める効果的な方法です。
待合スペースでの過ごし方に配慮することで、お客様に心地よい時間と空間を提供できます。
ソファー
ソファーを選ぶ際は、快適性と耐久性を両立させることが大切です。
クッション性の高いソファーを選び、座り心地を重視しましょう。
また、多くのお客様が使用することを考えると、合皮や布地など丈夫で長持ちする素材を選ぶことが重要です。
さらに、日常的な使用による汚れを考慮し、お手入れが簡単な素材のソファーを選ぶことをおすすめします。
これらの点に注意することで、長期的にソファーを使用できるため、買い替えるまでの期間を長くできるでしょう。
テーブル
テーブルを選ぶ際は、適切な高さと安全性を最優先に考えなければなりません。
ソファーの高さに合わせたテーブルを選ぶことで、お客様が座った時に不便を感じないようにしましょう。
同時に、角に丸みのあるデザインを選ぶことで、不慮の怪我のリスクを軽減できます。
また、素材選びも重要なポイントです。
使用するテーブルは、汚れや傷がつきにくい素材が理想的になります。ガラス、木材、メラミンなどの素材は耐久性と手入れのしやすさの観点から適している素材と言えるでしょう。
そして、テーブルのサイズは実用性と空間のバランスを考慮する必要があります。
雑誌やドリンクを置くのに十分なスペースを確保しつつ、部屋の動線を妨げない適切なサイズを選ぶことが大切です。
雑誌やカタログ棚
雑誌やカタログ棚を選ぶ際は、効率的な収納と来店者の利便性を両立するものを選びましょう。
棚は雑誌の表紙が一目で見渡せるデザインを選び、すっきりとした整理が可能なサイズであることが理想的です。
また、限られた店舗スペースを最大限に活用するには、薄型や壁掛けタイプの棚を検討してみてもいいでしょう。
さらに、ソファーからお客様が気軽に雑誌を手に取れる位置と高さを考慮することが大切です。お客様に余計なストレスを与えることなく、快適な空間を提供できます。
ポイントに注意して雑誌棚を選ぶことで、店舗の雰囲気を損なわず、実用的な収納スペースを実現できるでしょう。
施術スペース
施術スペース | 費用目安 |
---|---|
ネイルテーブル | 20,000~50,000円 |
施術用チェア | 50,000~150,000円 |
ライト | 5,000~15,000円 |
収納家具 | 20,000~50,000円 |
ネイルサロンの施術スペースは、スタッフと顧客の両方にとって快適で機能的な環境であることが重要です。
ネイルテーブルは作業のしやすさと顧客の快適さを両立できる適切な高さを選ぶ必要があります。
また、長時間の施術中でも疲れにくい椅子を導入することで、顧客の快適性の確保が可能です。
さらに、ライトや収納家具の選択では見た目の良さだけでなく、作業効率を向上させる実用的なデザインを選ぶようにしましょう。
効率的な収納家具や、適切な明るさと色合いの照明は、スタッフの作業環境を改善し、サービスの質を高めることができます。
ネイルテーブル
ネイルテーブルはお客様の体格に合わせて高さ調整ができるテーブルが理想的です。施術者も施術が行いやすく、作業効率の向上も期待できます。
また、コンセント付きのテーブルを選ぶことも施術の効率性を高めることが可能です。
電源が近くにあると道具の充電や使用がスムーズになります。ただし、配線が目立たないデザインを選ぶことが大切です。
さらに、ネイル液やアセトンをこぼしても掃除のしやすい素材のテーブルを選びましょう。汚れに強い素材を選ぶことで、綺麗な状態を長期間保つことができます。
施術用チェア
サロンの施術用チェアを選ぶ際は、スペースの広さに応じた商品選びが重要になります。
広いサロンでは『ソファータイプ』のチェアがおすすめです。
このタイプは高いクッション性と優れた座り心地が特徴で、お客様に快適な空間を提供できます。
一方、スペースが限られているサロンでは『ビジターチェア』が最適です。
コンパクトで設置場所を取らず、価格も抑えられるため小規模なサロンに適しています。
どちらのチェアを選ぶ場合でも、背もたれとフットレスト付きのモデルを選ぶことがお勧めです。
背もたれはお客様の腰の負担を軽減し、快適な姿勢をサポートします。フットレストは、お客様がリラックスして施術を受けられる環境を作り出すことが可能です。
ライト
適切なライトを選ぶことで、作業効率を大幅に向上させることが可能です。
選ぶポイントとしては、明るさを調整できるライトを選びましょう。細かい作業を快適に行うためには、作業内容に応じて光の強さを変えられることが必要です。
色温度については、自然光に近い5,000〜6,000Kの範囲をおすすめします。この光の色合いは、ネイルカラーの繊細な違いを正確に見分けることが可能です。
ライトのデザインも重要であり、施術の角度や位置に合わせて自在に動かせるフレキシブルなアームであれば、様々な作業姿勢でも最適な照明を確保できます。
また、省エネの観点からLEDライトがおすすめです。
長期的に見るとエネルギー効率が高く、1日8時間使用した場合、蛍光灯に比べて年間約2,300円のコスト削減にもつながります。
収納家具
収納家具を選ぶ際は、実用性が重要です。多様なネイル道具を効率的に整理するには、大容量というだけでなく、使い勝手を考えた収納設計が必要になります。
引き出し内の仕切りの配置や、小物を分類しやすい工夫がされた家具が理想的です。また、使いやすさも重要な選択基準となります。
キャスター付きや滑らかな引き出しの家具は、作業効率を大幅に向上させるでしょう。
スペースが限られている場合は、縦型や壁掛けタイプの収納家具が効果的です。
さらに、耐久性も見逃せないポイントになります。頻繁に使用する収納家具は、丈夫な素材で作られていることが求められるため、木材、メタル、プラスチックなど頑丈な素材を選ぶことがおすすめです。
インテリアの費用を抑えるには間借りがおすすめ
開業スタイル | 初期費用の目安 | 月々のコスト |
---|---|---|
店舗型 | 約200~500万円 | 家賃+光熱費+諸経費 |
自宅型 | 約50~100万円 | 光熱費程度 |
間借り型 | 約10~50万円 | 賃料(売上歩合の場合も) |
インテリアの費用を抑えるには間借りがおすすめです。
間借りとはネイルサロンなどの既存店舗の一部のスペースを借りて開業するスタイルになります。間借りがおすすめの理由は下記の3点です。
次の項目で詳しく解説するのでご確認ください。
2024.09.25
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初期費用を抑えられる
間借りは既存の店舗内で営業するため、インテリアを新たに整える必要がありません。そのため、多くの初期費用を抑えることができます。
一般的な商業用テナントで開業する場合、インテリア費用だけでなく、高額な家賃、光熱費、契約金など、平均で約200万円もの費用が発生する可能性があるでしょう。
間借りはこれらの費用を大幅に削減できるため、経営者にとって大きな利点となります。
初期費用を抑えられることで、集客や広告などの事業拡大に向けた重要な経費に資金を充てることが可能です。
その結果、開業後スムーズに事業を軌道に乗せられる可能性が高まり、新規事業者にとって魅力的な選択肢となります。
準備の手間が軽減される
開業には物件探し、ホームページ作成、各種契約手続き、内装工事など、多くの時間と労力が必要です。
準備作業を可能な限り簡略化することが新規事業者にとって重要なポイントとなります。
テナントに比べて、準備することが少ないとされる自宅サロンを開業する場合でも、様々な準備作業や手続きに長い時間を要するでしょう。
これらの準備段階は、起業家にとって大きな負担となり得ます。
一方、間借りは開業までの道のりを大幅に短縮できる方法です。基本的にサロンで使用する道具を用意することで営業を開始できるため、早期に売上を生み出すことが可能になります。
間借りは準備の手間を最小限に抑えながら、迅速に事業を立ち上げられる効率的な選択肢なのです。
リスクを低くできる
独立して開業する際、多くの起業家は失敗への不安を抱えるものです。しかし、間借りを活用することで不安を大幅に軽減できます。
間借りは初期費用を抑えることでリスクを最小限に抑えられる点が最大の魅力です。さらに、出店場所を自由に選択できるため、人通りの多いエリアやターゲット層が集まる地域を選ぶことができ、集客に関する不安も軽減されます。
特に美容室やエステサロンなど、既に集客力のある店舗に間借りする場合は、その店舗の既存顧客に直接サービスを提供できることも期待できるでしょう。
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集客に関しては、写真撮影からSNSブランディング、広告戦略までトータルにコンサルティングを行い、継続的な新規顧客獲得をサポートします。さらに、ホームページ、名刺、チラシのデザインから印刷まで一貫してサポートし、サロンの認知度向上に貢献することが可能です。
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まとめ
この記事では、ネイルサロンを開業する際に必要なインテリアの選び方と、費用を抑えて開業する方法についてご紹介しました。
インテリアを選ぶ際は、店舗のコンセプトに合ったデザインを考慮しつつ、動線やお客様の使いやすさも意識することが大切です。特にお客様が快適に過ごせる空間作りを心がけることで、リピート率の向上につながります。
また、費用を抑えて開業したい方には『間借り』での開業がおすすめです。間借りを利用すれば初期費用を大幅に抑えられるだけでなく、集客力のある場所を選ぶことで運営の負担も軽減できます。
さらに、ewaluでは必要となる機材もすべて用意するため、初期費用0円で開業が可能であり、これから開業を目指す方にとって理想的な選択肢です。独立開業を考えている方はぜひご検討ください。
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