ネイルサロンは都内近郊でスタッフを多く雇い、単価/回転率の両方を高くして経営する形が、最も売上を多く稼ぐことができます。

しかし実際は、自宅や賃貸マンションで小規模で経営する人が割合として多いようです。

独立してサロンを個人で経営する場合、十分な収入をもらうことができるのでしょうか。

この記事では、個人経営のネイリストがいくらくらい稼げているのか気になっている方向けに、収入を上げるための考え方や利益を最大化させるコツについて解説します。

ewaluの利用者に『開業して良かったこと』についてアンケートを取ったところ、7割以上の方が「収入が増えたこと。」と回答していて、報酬制度には喜びの声を多数いただいています。

『経営サポートを活用する』項目では、ewaluの独立/開業サポートについて詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。

種類別の収入目安

 
収入目安

早速ですが個人経営のネイリストの収入を開業形態ごとに表を使って解説したいと思います。

開業スタイルごとの表は、毎日安定した人数を集客できた時の収入の目安です。

オープンしてから間もない時期は客数が少ないので、実際の収入はもっと低くなることも考慮して慎重に選択しましょう。

店舗運営の場合

月収 590,000円
年収 7,080,000円

店舗運営は集客効果が最も高い形態なので、他のスタイルに比べて多くの人数を集客することが期待できます。

一日の客数を増やしたいと考えている方は技術力の向上以外にも、施術時間を短縮させてお店の回転率を上げることを意識してみてください。

賃貸マンションの場合

月収 484,000円
年収 5,808,000円

基本的にサロンとして利用できる賃貸マンションは少なく、物件探しに難航する人は多くいます。

それでも、駅から近い場所や多くの人に注目されやすい場所に建設されている物件を見つけ出すことが出来れば、満足のいく経営ができるかもしれません。

賃貸マンションで開業することを検討している方は、物件探しに時間がかかることを考慮して、早めに行動しましょう。

自宅サロンの場合

月収 408,000円
年収 4,896,000円

自宅サロンは開業時に物件を借りる必要が無いので、賃料が全くかからないスタイルです。

初期費用を抑えられることはもちろん、家賃もかからないので運転資金も少額で運営することができます。

自宅サロンは売上のほとんどを自分の収入にすることができ、働き方次第では高収入を目指せるので、人気の形態です。

フリーランスの場合

月収 280,000円
年収 3,360,000円

サロン運営で安定した収入を得るためには、客数の維持が必要です。

サロン時代の固定客を連れてこれる場合は良いのですが、お客様の引き抜きは前のオーナーとの関係性に悪影響を及ぼす可能性もあり、あまり推奨されていません。

そのためフリーランスで働いている人の中には、新規集客を課題にしているネイリストも多数います。

フリーランスで働く場合には、ネイリストとしての知名度やセルフプロモーション力を高めていきましょう。

個人経営で収入を上げるための基本的な考え方

 
ポイント

今までサロンや会社などの組織に所属していた人は『基本給+役職手当』、『基本給+インセンティブ』のような形で、最低限の給料が保証されていたと思います。

しかし独立して個人経営者になると、会社から給料が貰えるわけではないので、毎月しっかりと売上を出さなければ、収入を得ることが出来ません。

個人経営者の収入は、下記の計算式を用いて計算します。

・売上-諸経費=利益

個人サロンでは、1か月の売上から諸経費を引いた額を利益と呼びます。

また個人事業主となる場合、確定申告で下記の4種類の税金を納めなければなりません。

  • 所得税
  • 住民税
  • 消費税
  • 個人事業税

特に所得税の負担は大きく、課税所得金額によって5~45%の税率がかかります。

金額によっては急に用意することも難しいので、納税日に向けて計画的に貯金をしましょう。次の項目からは、利益部分の伸ばし方のポイントについて解説します。

参考:個人事業主が払う税金はいくら?計算方法と節税の方法を解説

売上を上げる方法

利益を増やすには『売上を上げるか』、『経費を下げるか』の2つの方法について考える必要があります。

まず先に『売上を上げる』方法について、ご紹介しましょう。

売上は『集客数×1人あたりの顧客単価』から計算することができます。

  • 集客数を増やす
  • 単価を上げる
  • 営業時間を伸ばす

売上を上げるための方法として、上記の3つのコツを押さえておきましょう。

それぞれ順番に解説していきます。

集客数を増やす方法

ネイルサロンを個人で経営する場合、一日に対応する人数は3人~5人が適切です。

集客数が3人を下回るサロンは、新規顧客の流入経路を確保するために、ホットペッパービューティーやSNSを活用することをオススメします。

SNSは定期的に更新する必要があり、経営者の負担は大きいですが、美容に関心のある世代へのアピールには効果的な手法です。また集客ツールを複数活用すると、顧客へのアプローチを多方面から行えるようになり、お店の認知度アップも期待できるでしょう。

単価を上げる

オプションメニューを作ったり、店販商品を用意したりして単価を上げることも、売上アップに繋がります。

しかし価格を上げる際には『サービスは満足感の高いものが提供されているか』、『サービスの価格は適正か』の2点に注意して、メニューを追加するようにしましょう。

価格改定は顧客満足度の低下のリスクもあり、せっかくお店についたリピーターが離れてしまう原因にもなります。

価格を変える際には、客離れがおきないように注意しましょう。

営業時間を増やす

単価
(図は筆者作成)

8時間で4人施術していたのを、9時間で5人施術するように営業時間を変更すると、単価を8000円に設定している店舗であれば、一か月で176,000円も売上が上がります。

ただしこれは一か月に22日働いた場合の売上の増加幅であり、毎日続けるのは精神的にも苦しく感じるでしょう。

ネイリストは集中力が必要な職業で、しっかり休息をとれていない状態が続くと細かいミスが増えることもあり、お客様に迷惑をかけてしまうことも考えられます。

個人経営は代わりのネイリストがいないので、自分の体調管理にはより一層気を付けてください。

経費を下げる

利益を増やすには『経費を下げる』ことも有効な施策です。ネイルサロンでかかる諸経費にはどのようなものがあるでしょうか、

諸経費は具体的に下記のものが挙げられます。

  • 賃料
  • 宣伝費
  • 消耗品費
  • 水道光熱費

中でも賃料は土地や建物にかかる費用のことで、開業した後から変更するのは難しいです。

賃料は毎月固定の金額を支払う必要があるので、開業前から計画を立て、売上目標の10%前後に収まるようにしましょう

年収1,000万円を達成するためにはどうしたら良い?

手取り図

独立して雑誌に取り上げられる程の有名なネイルサロンに成長できれば、年収1,000万円も実現可能です。

次の項目では、年収1,000万円を目指すための3つのポイントについて解説します。

経営方法を変更する

自宅サロンや賃貸マンションは人目のつく場所に立てられていなかったり、看板やチラシなどの集客媒体で住所を公開することができなかったりと、集客に向いていない物件がほとんどです。

知人や友人などを呼んで小規模で経営する場合はそれでも良いのですが、集客数を上げて収入を増やしたい場合には、店舗経営にスタイルを切り替えることをオススメします。

店舗経営は自宅サロンや賃貸マンションに比べて開業時に多少のリスクを伴いますが、経営が軌道に乗れば客数が安定し、高収入を得られるチャンスも大いにあるでしょう。

店舗拡大をする

一日に施術できる客数には限界があるため、個人経営は収入に上限があります。

年収1,000万円のネイリストになるために取れる方法として、下記の2つが考えられるでしょう。

・多店舗展開で経営する
・スタッフを2~3人雇用する

個人経営では体調不良などの理由でお休みをする場合、その日の売上だけではなく、予約したお客様との信頼関係を失ってしまう場合もあります。

リスクを減らすためにもスタッフを何人か雇って、お店にスタッフが2人以上は常駐できる状態を作っておくようにしましょう。

経営サポートを活用する

開業者に独立してみた感想についてインタビューをしたところ、

「会社員の頃と比べて、月収は2~3倍UPし、貯金や自由に使えるお金が増えました。」

「収入面も、前職に比べて倍以上に安定しています。」

と、ewaluには個人でも高収入を実現させている経営者が多数います。

また高収入の秘訣には、ewaluが提供する独立開業サポートが深く関係しているようです。

次の項目では開業サポートについて2つご紹介します。

参考:開業者 インタビュー(Kさん)
参考:開業者 インタビュー(Aさん)

年収1,000万円も実現可能な歩合制度

ewaluで開業すると店販売上は100%、技術売上は60〜80%を報酬として受け取ることができます。

平均月収は47万円、最高月収は92万円という実績もあり、頑張った分だけしっかり還元してくれる歩合制度に対する満足感は高いです。

時短勤務もできる

休日は自由に設定できるので、ライフスタイルを重視させたいママさんネイリストも多数在籍しています。

ママさんネイリストの中には、1,000万円以上の年収を獲得している方もいて、時短勤務でも十分収入を確保することが可能です。

まとめ

 
まとめ

今回は、経営スタイルごとの収入の目安や収入アップのために取れる施策について説明してきました。

開業当初は売上目標に届かず、苦労する日々が続くかと思いますが、焦らず2~3年かけてゆっくりと目標に近づけていけば大丈夫です。ewaluでは、初めての開業を全力でサポートする制度を多数用意しています。

ewaluではLINE@でも相談を受け付けているので、1人で開業することに不安がある方はぜひ一度お問い合わせください。

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