ネイリストはサロン経験がなくても、いきなり独立することはできるのでしょうか?
この記事では、サロン未経験でネイリストとして独立を検討している方に向けて、下記の内容について解説します。
- サロン未経験で独立するのはやめた方がいいの?
- サロン経験なしで成功した人はいる?
- 独立を成功させるためのポイントとは?
株式会社ewalu(エワル)では、ネイリストを含めてこれまで100名近くの開業サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
ネイリストは資格なしでも独立可能
結論から説明すると、ネイリストは資格を持っていなくても、いきなり独立することはできます。なぜなら、ネイリストは美容師のように取得するべき国家資格がなく、必須ではないからです。
「ネイリストとして独立/開業するためには、資格が必要なのでは?」と思われる方も多いですが、実は資格がなくても施術や開業はできてしまいます。
極端なことを言ってしまえば、これまでネイリストとして活動したことがなくても、ネイリストを名乗ってしまえば、法的には問題はないのです。
このように、資格を持っていなくてもサロンを開業できるため、美容室と比べると独立の難易度は低く、多くの方がネイルサロンを開業しているのが現状としてあります。
サロン経験なしでも成功している例
では実際に、サロン経験がなくても成功しているのは、どのような方なのでしょうか?
ここでは、サロン勤務経験がなく、ネイルサロン併設のネイルスクールを卒業したのち、すぐに独立を果たした方をご紹介します。
【ネイリスト歴】
5年半
【ワークスタイル】
本業がネイリストで週6勤務、週1の定休日は他の仕事を行っている。
【サロンコンセプト】
ネイルを変えるだけでHappyな気持ちになって欲しい!
可愛くなりたい、綺麗になりたいを応援するサロン
【独立のきっかけ】
様々な仕事を経験してきて、お店の方針に沿った仕事ではなく、自分の理想のサロンを作りたいと思ったから。
【ネイルサロン経営で苦労したことや失敗談】
個人サロンのため、予約管理から施術、事務作業まで全て自分でこなす必要があったこと。
常に勉強が必要とされる職業であり、セミナーやイベントの参加や、デザインのアウトプットなどが多くあり、スケジュール管理が大変だった。
【開業までに努力したことや工夫したこと】
・他サロンの研究
・ネット予約サイトの登録
・リピーター確保の徹底
・技術のアップデート
・お客様に心のこもった対応
サロン未経験での独立では、集客や技術に対して、常に向上心を持って取り組んでいける方が、経営は成功できるかもしれません。
未経験で独立するのはやめた方が良い理由
前の項目で、資格や経験がない状態でも独立することはできることをご紹介しましたが、実際に開業を成功できているのは、資格や経験がある人の方が多いです。
つまり、資格や経験がなくても開業できるのと、独立が成功できるかは別問題と言えるでしょう。
では、未経験のネイリストが独立しても成功できない理由としては、何があるのでしょうか?
ここでは、ネイリストがいきなり独立するうえで、知っておくべき点について解説していきます。
競合店舗が多い
先述している通り、ネイルサロンは資格不要で参入壁が低いため、ネイリストとしていきなり独立している方が増えています。
しかし、ネイルサロンを開業しても、1年後生き残る確率は約4割、3年後はたったの1割しか残らないというデータもあるのです。
もちろん、開業する方は経験者が多く、全くネイリストの経験がない方にとって、サロン開業の成功には難しい現実があります。
開業エリアにもよりますが、好条件の立地であれば近くに競合店が多く、いかに他店との差別化ができるかがポイントです。
自分のサロンで施術をしてもらいたいと、お客様に思っていただけるように、お店の強みや魅力をアピールすれば、多くのネイルサロンの中から選んでいただけるかもしれません。
例えば、『健康な爪を維持しながらネイルを楽しんでもらう』というコンセプトで、自爪を削らない方法や、爪や皮膚の乾燥を防ぐ手法を導入しているネイルサロンが実際にあります。
お客様の爪の状態に合わせて、ダメージを最小限に抑えた施術を行うことで、美しく清潔感のある指先に仕上げられることを売りにしており、競合店との差別化ができていると言えるでしょう。
経営ノウハウがわからない
ネイリストとしていきなり独立した場合、どのように業務を進めているのか、なかなか理解することは難しいかもしれません。
ネイルサロンの運営では、下記のような業務があり、どれだけ効率的に進めて経営コストを抑えられるかがポイントになります。
- 集客対策
- 予約受付
- 顧客管理
- 売上管理
- 設備や備品の調達
- スタッフ育成
特に、お客様とのトラブル防止の同意書や、売上に直結する集客方法の選定は、時間をかけて準備していきたいものです。
もし、非効率的な業務の進め方をしていると、費用だけではなく時間もロスしてしまうため、技術や知識を学ぶ時間が削られてしまう事態にもなりかねません。
個人でのサロン運営の場合は、ネット予約システムや独立支援サービスを活用するなど、プロの手を借りて業務を進めていくことで、独立の成功に近づけるでしょう。
ewaluの独立支援サービスについて、最後にご紹介していますので、引き続き読んでみてください。
技術力が圧倒的に足りない
最近では、セルフネイルが好きでよく自分でネイルをしたり、趣味の延長で友達にネイルをしたりする方が、ネイリストとしていきなり独立したいと考えているケースが多く見受けられます。
しかし、プロのネイリストとして活動していくのであれば、趣味レベルのネイルテクニックでは不十分なのです。
ネイルを長く保つ商材や爪の健康に関する知識、お客様の希望に合わせたデザインを施すなど、ネイルの専門家として身につけておくべきことは数多くあります。
ネイリストとしての技術力は、サロンの信頼度や評価につながるため、こなしてきた施術数が圧倒的に少ないままで、サロン未経験の方がいきなり独立することは、現実的に考えてあまりおすすめできません。
独立を成功させるためにすべきこと
サロン経験を積む
まずやるべきことは、サロンワークを理解することです。
初めの段階から独立を検討しているのであれば、技術力だけではなく、下記のことを意識してサロン経験を積んでいきましょう。
- どのような集客対策を行っているのか
- 売上や経費の管理方法について
- 顧客トラブルはどのように対処しているのか
上記を見ても分かるように、サロンを運営していくためには広範囲にわたる業務を行っていく必要があります。
中でも、顧客とのトラブルにおける、事前に問題を防ぐための同意書の準備や、大きなトラブルがあった時に弁護士の介入ができるかの確認などは、サロンで経験を積まないとなかなか知ることが難しい分野です。
これらを意識してサロンスタッフとして働くことで、ネイリストでいきなり独立するよりも、自分が何をするべきか明確になるため、スムーズに独立できるようになるでしょう。
ewaluの独立支援サービスでは、好立地のサロンで集客や顧客トラブル対応について学びながら、経験を積むことができます。
詳しい支援内容については下記のページを合わせてご覧ください。
民間資格を取得する
ネイリストは資格がなくても、いきなり独立/開業することはできるとお伝えしてきましたが、就職にも有利に働くため、専門知識を学ぶうえでも民間資格は取得しておくことが良いでしょう。
ここからは、一般的に評価されているおすすめの資格を3つご紹介します。
【①JNECネイリスト技能検定試験】
ネイル資格の中でも、歴史が古く最も知名度が高い検定試験で、ネイルの正しい知識と技術の向上を目的としています。
検定級は1~3級で、独立/開業を考えているのであれば、2級以上を取得しておくことが望ましいです。
2級の検定内容は、『サロンワークで通用するネイルケア、リペア、チップ&ラップ、ネイルアートに関する技能及び知識』が問われるため、サロンワークで求められる高度な技術や知識を持っていることが証明できます。
参考:https://www.nail-kentei.or.jp/
②JNAジェルネイル技能検定試験
お客様が安心・安全に施術が受けられる、ジェルネイルの普及を目的とした検定試験です。
検定階級は初級・中級・上級の3つがあり、独立/開業を目指す場合は、上級を取得しましょう。
近年はジェルネイルがトレンドのため、高度な技術が身についていれば、ネイリストとして高い評価を得ることが可能です。
参考:https://www.nail.or.jp/kentei/g_kentei.html
③JNAネイルサロン衛生管理士
衛生管理についての知識を正しく持っており、ネイルサロン内を綺麗に保っていることを証明する資格になります。
試験は講習会と同日に行われ、その場で合否結果が分かるため、短い期間で資格を取得したい方にピッタリです。
講習内容は、基本的な洗浄や消毒方法、消毒薬の種類、爪や皮膚の病気、出血した際の応急処置など、ネイリストとして身につけておきたいものばかりですので、ぜひ挑戦してみてください。
参考:https://www.nail.or.jp/eisei/index.html
他のネイルサロンを複数行ってみる
施術者として活動をしていくと、お客様がどのようにサロンを選んでいるのかについてや、ニーズについて理解することが難しくなってきます。
サロン未経験の方であれば、ネイリストとしての経験不足を補うためにも、他のネイルサロンに出向いてみると良いでしょう。
例えば、自分がお客様から頂きたい価格帯のサロンに行って、実際に料金を支払い、施術をしてもらいます。
客単価を1万円にしたいのであれば、1万円を支払ってお客様になることで、お金を支払う気持ちや嬉しくなった接客、改善点など、サロンを利用する立場として実感を持つことができるのです。
このように、お客様の立場で来店してみることで、評価が高いサロンと低いサロンの特徴が分かるようになってきます。
また、競合店との差別化で欠かせないコンセプトを明確化させるためにも、複数のネイルサロンに行ってコンセプトが被っていないか確認することも大切です。
独立するための資金を貯めておく
まずは、ネイリストとしての独立プランを立てた後に、必要な物件取得費や備品費、広告宣伝費などを計算して、計画的に資金を貯めることから始めます。
用意する資金は、初期費用だけではなく、経営を続けていくためのランニングコストも必要です。
具体的な資金額は、開業形態によって大きく異なってきますが、初期費用はおよそ300~800万円が相場になります。
一方で、ランニングコストは、開業してからしばらくは赤字になるリスクも考えて、月々の費用の3~6か月分の資金を準備しておくと良いでしょう。
また、自分のお店を持ちたい場合は、十分な自己資金を用意しておくことで、金融機関からの融資を受けやすくなるメリットがあります。
自己資金の目安としては、開業資金の10~20%が理想的ですが、決して安い金額ではないため、簡単に用意することはできないかもしれません。
ewaluでは、開業資金0円で開業することができます。
詳しくは、次の項目でご紹介しますので、引き続き読んでみてください。
2024.07.30
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ewaluの独立サポートについて
ewaluでは、一人ひとりの開業目的に合わせた独立プランをご提案し、開業まできめ細やかにサポートしています。
ネイリストとしていきなり独立を考えている人の中には、施術者を極めていきたいのか、あくまで経営者としてネイルサロンを開業したいのかなど、独立と一言で言ってもさまざまな目的があることでしょう。
そこで弊社では、応募時の個別面談から、現状のカウンセリングを行い、ネイリストとしての独立を通して何を実現させたいのかを、お話しいただいています。
特に、ネイリストの独立/開業に対する思いを重視しており、弊社で独立した結果、約8割のネイリストが自分の個性やこだわりを出すことができたと満足の声をいただきました。
多くのネイリストから支持されている弊社の独立サポートには、下記のような特徴があります。
- 開業に必要な初期費用は全て会社が負担
- 好立地のサロンで開業できるため集客も安心
- 開業前から集客やSNSについての知識が学べる
- 外部講師による技術講習が充実
- サロンコンセプトやメニュー内容などはネイリストに全てお任せ
- 開業者同士の情報交換会に無料でご招待
ネイリストとしていきなり独立するよりも、独立サポートを利用した方が、集客や経営についての知識が身につくだけではなく、ネイルの世界で活躍したいというモチベーションにつながっている方も多くいらっしゃいます。
ewaluでは、その他にも魅力的なサポートを取り揃えて、ネイリストの独立を応援しています。
詳細が気になる方は、まずはお気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。
まとめ
ネイリストとしてサロン経験がなくても、いきなり独立することはできますが、ライバル店が多く、技術力や経営ノウハウが十分でないために、失敗に終わってしまうリスクもあります。
サロン未経験でも独立を成功させるためには、経営や技術の知識を積極的に身につける姿勢や、ネット予約サイトの活用、他サロンにはないこだわりの接客など、サロン経験がない分を他の分野でカバーしていくことが大切です。
ewaluでは、好立地のサロンで経験を積むことができ、独立が初めての方でもスタートしやすい環境を整えております。
また、接客や施術道具などは全てネイリストの方にお任せしているので、自分のこだわりを持ってサロン運営が可能です。
詳しい内容について知りたい方は、下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。
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