シェアサロンは、独立や開業を考えている方の新しい働き方として、美容業界で注目されています。
マツエクだけではなく、ネイルやエステ、リラクゼーションサロンなどの幅広い分野で利用されていますが、アイリストは美容師免許を取得していないと施術ができません。
そのため、シェアサロンを選ぶ際の注意点を理解しておく必要があります。
この記事では、シェアサロンで独立しようと考えている方に向けて、下記の内容について解説しています。
- シェアサロンでの独立は儲かる?
- シェアサロンのメリットは?
- おすすめできる人/できない人は?
- 失敗しないシェアサロンの選び方とは?
株式会社ewalu(エワル)では、アイリストを含めてこれまで100名近くの開業サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
マツエクのシェアサロンについて
シェアサロンとは?
シェアサロンとは、美容師やネイリスト、アイリストなどの施術者が、店舗を持たずに必要な時だけスペースを借りて施術ができるサロンです。
施術をする際に必要となる場所と設備・機材、道具などを有料で利用することができます。
すでに施術に必要な設備が整っているサロンが大半なため、利用者としては必要最低限の道具を持っていくだけで営業が可能です。
低コストで独立をしたい方や立地に縛られたくない方には、おすすめできる働き方と言えるでしょう。
シェアサロンは儲かる?
シェアサロンと似たような働き方で、業務委託がありますが、売上還元率はシェアサロンの方が高い傾向にあります。
業務委託は、サロンとアイリストが業務委託契約を結ぶ形態で、報酬は歩合制の場合が一般的です。
還元率は40~60%ほどが相場になります。
一方で、シェアサロンは個人で営業するため、還元率は高めである場合が多いです。
サロンにもよりますが、80~90%のところもあれば、100%還元してもらえるサロンもあります。
このことから、シェアサロンは儲かりやすい形態だと言えるでしょう。
業務内容は?
シェアサロンで働くと、施術以外の業務も自分で行っていく必要があります。
具体的には下記のような業務が挙げられます。
- 集客対策
- 売上管理
- 予約管理
- 確定申告
- 仕入れ
シェアサロンによっては集客支援や、業務効率化ツールの提供がある場合もあるので、一人での業務に自信がなければ有効活用してみると良いでしょう。
マツエクをシェアサロンで独立するメリットは?
シェアサロンで独立するメリットとしては、下記の3つが挙げられます。
コストを抑えることができる
マツエクサロンの開業を個人で準備しようとすると、美容所登録のための内装や間取りを考えていく必要があります。
自分の店舗を持つ場合の初期費用は、300~500万円が相場となり、大きくまとまった費用が必要になるのです。
一方で、シェアサロンはすでに美容所として開業しているため、美容所登録が必要なく、内装費や物件取得費はかかりません。
独立はしたいけど、資金がなくて諦めていた方は検討してみると良いでしょう。
低リスクで独立ができる
シェアサロンを利用する場合は、契約料金が一切かからないケースが多いです。
また、家賃や光熱費といった固定費もかからないため、毎月の出費を抑えることができます。
そのため、赤字になりやすい最初の頃でも、融資や借入を受けずに、無理のない範囲で営業が続けられるでしょう。
早いスピードで開業できる
自分の店を持つ場合は、店舗を決めてから開業までの間に工事や美容所登録を行う必要がり、3~6ヵ月はかかると言われています。
店舗が決まってから開業までの間に、お客様を入れない場合でも家賃はかかってしまうため、注意が必要です。
シェアサロンのようにスムーズに開業できれば、収益が出るまでの期間を短縮することができるでしょう。
シェアサロンで独立する際の注意点
マツエクの施術を行うアイリストは、美容師免許の取得が必須であり、シェアサロンでも同様に必要です。
また、マツエクサロンを開業するために美容所登録が必須のため、シェアサロンを利用する際も美容所登録ができているサロンでなければいけません。
しかし、エステやネイル、リラクゼーションサロンなどは美容所登録が不要であることから、アイリストが利用できるシェアサロンを探す必要があるのです。
複数人が利用しているシェアサロンの場合、アイリストは使えないケースもあるため、マツエクが施術可能かどうかを確認するようにしましょう。
シェアアロンでの独立がおすすめな人
シェアサロンでの独立がおすすめの人には、どのような特徴があるのでしょうか?
ここからはシェアサロンを利用すると良い人についてご紹介していきます。
開業資金はないが早く独立したい人
独立するためには、ある程度まとまった資金が必要になります。
例えば自宅サロンの場合、内装費や設備費、消耗品費、宣伝広告費などが必要であり、100万円前後かかってくることが多いです。
100万円を自分で用意するためには、毎月10万円貯金したとしても、独立には半年以上かかってくる計算になります。
一方で、シェアサロンであれば利用料金のみを支払えばよいため、開業資金が無くても問題はありません。
アイリストとしてなるべく早く独立したい方には、ピッタリの開業方法と言えるでしょう。
経験を積みたい人
サロンスタッフとして働く場合は、与えられた業務のみを行えばよいのに対して、独立後は売上や顧客管理なども自分で行う必要があります。
経験年数が少ないアイリストがいきなり独立してしまうと、利益を上げることができずに失敗に終わってしまうかもしれません。
将来的に自分の店舗を持ちたいと考えている方は、まずは手軽に独立の経験ができるシェアサロンを活用すると良いでしょう。
スキマ時間を有効活用したい人
シェアサロンは30~1時間単位で利用でき、空いた時間を使って副業をするなどして収入を得ることが可能です。
例えば、子育てや家事でフルタイムで働けない主婦の方が、子どもを保育園に預けている昼間の時間帯だけ営業することができます。
また最近では、副業ができるようになった企業も増えてきたため、スキマ時間を有効活用して働きたい方にもおすすめです。
ewaluでも、シェアサロンと同じシステムで開業ができ、子育てで忙しいママアイリストが数多く活躍しています。
また、開業資金0円で最短2か月程度で開業することも可能です。
詳しい情報が知りたい方は、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
シェアサロンがおすすめできない人
シェアサロンには魅力的なメリットがあることが分かりましたが、一方でおすすめできない人がいるのも事実です。
ここからは、シェアサロンが向いていない人の特徴について解説していきます。
自力での集客は避けたい人
集客はサロン存続を左右する重要なポイントであり、売上を伸ばすために欠かせません。
最近の特徴としては、InstagramやYouTubeなどを使って、コストをかけずに集客対策を行っているアイリストが増えています。
無料で利用できる分、ライバルが多いため、差別化できるコンテンツや情報が発信できなければすぐに埋もれてしまうでしょう。
そのため、外部への発信や集客自体に苦手意識がある方は、独立したとしても上手く顧客を獲得することが難しいかもしれません。
顧客や売上管理が苦手な人
シェアサロンで独立するということは、個人事業主となるため、顧客管理や売上管理は全て自己責任です。
たとえ、趣味の延長線や副業としてシェアサロンで働いたとしても、ある一定以上の収入を得るようになれば、確定申告が必要になります。
よって、低リスクで始められるシェアサロンであっても、数字管理やデータ分析が苦手な場合は、苦労するでしょう。
安定した収入を得たい人
サロンスタッフは、サロンと雇用関係を結んでいるため、売上が減ってしまっても毎月安定した収入を得ることが可能です。
しかし、シェアサロンは個人営業のため、予約が入らなければ当然収入は減ってしまいます。
家庭を持っている、ローン返済があるなどの、毎月の出費がある方は、安定的な収入が得られる正社員での勤務が良いかもしれません。
失敗しないシェアサロンの選び方
マツエクの需要が高まり、近年ではマツエクサロンの開業数が伸びてきています。
しかし、実際にシェアサロンで働いてみてイメージと違ったと感じる方も多いようです。
アイリストとして長く活躍していくためには、サロン選びが非常に重要になります。
ここでは、失敗しないシェアサロンの選び方について見ていきましょう。
マツエクサロンの営業ができるか
シェアサロンの多くは美容室のサロンであり、マツエクができるサロンはまだそれほど多くないのが現状としてあります。
シェアサロンの数が増えてきていると言っても、美容室の場合はマツエクの施術に向かない間取りである可能性があるのです。
サロンを選ぶ際は、マツエクの営業ができるかどうか確認するようにしましょう。
備品や設備は十分に揃っているか
施術で使用する備品や設備の数・種類は、シェアサロンによって変わってきます。
提供されている備品や設備だけでは、必ずしも施術ができるとは限らないため、持ち込み可能なものについては、事前に確認しておくことが大切です。
シェアサロンの多くでは、契約前に内見ができるため、ホームページに掲載されている内容だけで判断するのではなく、実際に足を運ぶようにしましょう。
料金体系は自分に合っているか
シェアサロンの料金体系はサロンによってさまざまです。
料金体系
- 月額制:月単位での貸出 例:8万円
- 歩合制:売上から一定額の還元 例:売上の30%
- ハイブリット型:月額制+歩合制 例:月額2万円+売上の10%
主には上記の3種類が、多くのシェアサロンで採用されています。
月額は毎月の支出管理が簡単な点がメリットですが、施術数が少ない場合は残る利益が少なくなってしまうリスクがあります。
歩合制は、売上が高くなれば還元率も上がる仕組みを採用しているサロンがありますが、売上が低ければ、高い手数料が引かれてしまうケースもあり注意が必要です。
このように、それぞれにメリット/デメリットがあり、営業日数や売上目標によって、選ぶべき料金体系は異なってきます。
まずは自分の営業スタイルを明確にしてから、料金体系を選んでいくと失敗のリスクは回避できるでしょう。
【渋谷・表参道・銀座】おすすめのシェアサロン3選
ここからは、実際にewaluで施術スペースを提供しているサロン様をご紹介いたします。
立地は渋谷、表参道、中目黒といずれも人気エリアのサロンです。
シェアサロンで独立する際の参考にしてください。
【渋谷】#chouchou渋谷
美容室の1室を借りて営業していくスタイルで、個室の落ち着いた空間で施術を行うことが可能です。
こちらのサロンで開業された方は、マツエク以外にもマツパやアイブロウメニューを導入されており、トータル的な目元のコーディネートを提供しています。
【表参道】mellia 表参道
表参道の人気エリアに店舗があるため、予約がなかなか取れないとの口コミが多数。
初めての独立で集客に自信がなければ、人が集まりやすい立地を狙ってみると良いでしょう。
【銀座】chainon 東銀座
銀座駅から徒歩5分で、仕事帰りや休日でも通いやすい立地です。
こちらのサロンで開業された方は、自まつ毛の健康を意識した毛質改善トリートメントを提供しており、ワンランク上のサービスを強みとしています。
上記でご紹介した3つのサロン以外にも、代官山や恵比寿、横浜、千葉、埼玉などの首都圏でもご紹介できるサロンが豊富に揃っています。
詳しい料金プランなどについては、弊社の無料相談会でご説明いたしますので、まずはお気軽に下記のフォームからお問い合わせください。
まとめ
マツエクのシェアサロンは低コスト/低リスクで独立が可能であり、集客やお金の管理が苦手な方でも比較的開業がしやすいです。
将来自分のサロンを持ちたいと考えている方は、試しにシェアサロンで経験を積んでいくことをおすすめします。
ewaluでは、アイリストの方に施術スペースを提供しているサロン様のご紹介が可能です。
サロン運営に欠かせない顧客管理や経理のサポート体制も整っておりますので、ご安心ください。
相談は無料ですので、独立に興味がある、開業資金0円で独立したい方は一度弊社にお問い合わせください。
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