ネイルサロンで就業経験のない方や、まだ経験の浅い方の中には『ネイリストは長い下積み期間を積んでからでないと独立するのが難しい』といったイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、ネイリストが独立を考えるタイミングとして適切な時期はいつなのか知りたい方向けに、ネイリストに必要な経験年数と一人前のネイリストに求められるスキルについてまとめました。

ewaluで開業した方にアンケートを取ったところ、お客様の94.6%は「開業に満足している。」と回答していて、中でも『こだわりや個性を生かせる』環境には多くの方から喜びの声をいただいています。

ネイリストが独立するタイミング

 
タイミング

ネイリストになるために絶対に取得しなければならない資格はなく、なろうと思えばどんな方でも目指すことができる職業なので人気が高いです。

しかし独立するには、プロとしてのネイルの知識や技術の他にも、サロンワークへの理解を深める必要があります。そのため全くの未経験から独立を検討している方は、先にネイルサロンに勤務して経験を積むと良いでしょう。

一般的にネイリストが独立するまでの時期に決まりはありませんが、サロンを3〜7年経験したタイミングで独立する人がほとんどです。

理由としては、大抵の人は5年程のサロン経験で、1人前のネイリストと同等の施術の腕を身に着けることができると考えられているからでしょう。

対してもともとネイリストとして才能があり、のみこみが早い人では、3年ほどの経験でも独立するのに十分な期間と言えます。

独立するまでに習得しておくべきこと

 
ポイント

先ほども説明しましたが、ネイリストの独立時期の目安として多いのは3~7年と言われています。

しかし実際のところ年数はあまり関係がなく、稀に1年という短い期間で独立を果たす人がいるのも事実。

この記事を読んでいる人の中には、できるだけ早い独立を目標にしている方も少なくないと思うので、次の項目では初心者ネイリストが習得しておきたいスキルをいくつかご紹介します。

技術力

厳しいようですが、来店したお客様に「ネイルの持ちが微妙。」、「デザインが想像していたのと違う。」とサービスに不安を感じさせてしまえば、2回目以降の予約は期待できません。

技術力の足りないサロンは、お客様からのリピートの機会を逃すだけではなく、施術を受けたお客様がネット上に不満を投稿した場合、悪い評判が一気に広まる危険性も考えられるでしょう。

お客様に長く利用してもらえるネイルサロンに成長させるためには、技術力が顧客満足度やビジネスチャンスに深く関わっているという意識を大切にしてください。

コミュニケーションスキル

デザインの希望が明確にあるお客様もいますが、なんとなくのイメージで来店されるお客様も結構いらっしゃいます。

お客様の持つ曖昧なイメージを具体化させるためには、会話の中から相手の要望を引き出す、コミュニケーション能力が必要不可欠です。

またお客様の肌色や雰囲気を見て、色味を少し変えるなどの提案が出来ると、多くの人から信頼されるネイリストへと成長できるでしょう。

数字管理/会計スキル

経理の知識があると『費用』、『売上』、『利益』などの情報からお金の流れを理解することができます。

お金の流れを知ることは会社の舵を取る上でも重要で、正しい舵取りが出来ていないサロンは経営が上手くいきません。

フリーランスとして働く場合でも自分の店舗を持つ場合と同じく、一年に一回確定申告を行う必要があるので、経理の知識は身に着けておきたいところです。

帳簿付けに関する知識があれば、専門家に確定申告を頼む必要がなく経費を削減できますし、節税効果の高い青色申告を扱うことも出来るでしょう。

クレーム対応

お店で働いていた時には、お客様からのクレームの責任は全てお店や先輩社員が取ってくれたと思いますが、独立すると全ての責任を自分で取る必要があります。

クレーム対応には、下記の4つのポイントを押さえておきましょう。

  • 謝罪の言葉を述べる
  • 誠実な態度で接客する
  • クレーム内容をしっかり聞き入れる
  • 原因究明に努め、お客様の納得する対応方法を考える

適切なクレーム対応ができていないと、大きなトラブルに発展することもあり、店舗の存続も危うくなるかもしれません。

お客様からの大切な意見にはしっかり耳を傾け、真摯な対応をすることを心がけてください。

集客スキル

当たり前のことではありますが、収益を上げるためにはお客様を集めなければなりません。独立するとこれまでお店側で行っていた集客対策を、自分でする必要がでてきます。

今回は、サロンの集客に行き詰った時に取れる施策を3つご紹介しましょう。

  • ホットペッパービューティーなどの集客媒体を活用して予約導線を作る
  • ターゲットやエリアの分析をして、正しい発信ができているかを確認する
  • 顧客情報を管理し、カルテや来店サイクルから売上アップのための施策を考える

ewaluでは開業前の集客サポートとして、SNSの運用の仕方などの事前講習の機会を提供しています。

ewaluで開業した人の8割は顧客0人からのスタートでも独立を成功させている実績がありますので、1人で集客するのに不安がある方には特にオススメしたいです。

ネイルサロンを開業するために必要な資金

 
資金

ネイルサロンを開業するためには開業費用にいくらくらいかかるのか、気になっている方もいると思います。

  • 店舗運営
  • 賃貸マンションでの運営
  • 自宅サロンでの運営

この項目では、上記の3つのスタイルの開業資金をご紹介しましょう。

【開業資金の目安】

形態 初期費用 運転費用 合計
店舗運営 210万円 480万円 690万円
賃貸マンション 170万円 294万円 464万円
自宅 90万円 72万円 162万円

運転費用6か月分を含めた開業資金の合計額は、上記の通りです。

売上目標を達成するまでの期間、赤字が続くと経営が困難になることもあるので、開業時には初期費用に加えて、運転費用の6か月分~12か月分も合わせて用意することを推奨します。

【ewaluで開業】

ewaluで開業すると、初期費用や運転費用を抑えることが出来ます。

形態 初期費用 運転費用 合計
ewalu開業 20万円 132万円 152万円

開業タイプは面貸し型で、サロンや美容室などの一角をお借りして開業するので、店舗運営で開業するのと同程度の集客効果を得ることができます。

準備する費用の目安は自宅開業よりも低く、開業リスクが不安な方にはオススメです。

独立後の年収

 
年収

ネイリストの年収は平均で約362万円であり、日本国民の平均給与458万円と比較すると低いのが特徴です。

しかしewaluで開業した方の平均月収は47万円で、年収に換算すると564万円にもなり、日本国民の平均給与よりも100万円以上も高い収入を得ることができます。

ewaluで開業するとなぜここまで給与が上がるのでしょうか。

その秘密は独立/開業支援制度にあります。

契約年数に応じて変動する歩合制度

契約年数 歩合率
1年目 60~70%
2年目 65~70%
3年目 67~75%

【1年目の収入例】

単価9,000円 × 客数3人 × 営業日数22日 = 594,000円

594,000円 × 60% = 356,400円(手取り)

実際には上記の手取りに加えて、物販売上額の100%が上乗せされる仕組みです。

4年目以降は条件を満たす方に限り、80%の歩合率を還元するシステムを導入しているので、ewaluで開業した際には売上の60〜80%までを手取りとすることができます。

売上達成時の報酬制度

技術売上達成額 歩合率
60万円以上 62%~
70万円以上 70%~
80万円以上 70%~

【売上達成型の例】

・単価1万円 × 客数3人 × 営業日数22日 = 66万円

60万円以上達成:660,000円 × 62% = 409,200円

契約年数に関わらず、頑張った方にはこのような報酬も用意されているので、モチベーションのアップに繋がるでしょう。

独立して高収入で働くことを目指している方は、ぜひお問い合わせください。

独立するまでにやっておいた方が良いこと

 
やっておくべきこと

あなたはお客様としてサロンを選択する際に『新規店』と『人気店』のどちらを選ぶでしょうか。

ほとんどの人は名前も知らないようなサロンより、地元で人気のあるサロンや大手チェーン店を選ぶと思います。

お客様は「信頼のおけるネイリストに施術をしてもらいたい!」と考えるので、新規出店で安定して集客数を確保させるのは難しいものです。

しかし新規店が人気店に勝てないかと聞かれるとそうではなく、メニューの差別化や確かな技術力がアピール出来れば、十分チャンスはあるでしょう。

次の項目では、ネイリストが開業前に取得しておくべき民間資格をご紹介します。

JNECネイリスト技能検定

資格 合格率
1級 39%
2級 43%
3級 84%

【1級の実技試験の採点項目】

①スタイリング
②ハイポイントの位置
③フリーエッジの長さと厚みの均一性
④強度と耐久性
⑤20~30%のCカーブが維持されているか
⑥キューティクルラインのスムーズさ
⑦表面の仕上がり
⑧チップの装着状態
⑨イクステンションが正しい手順で行われているか
⑩3Dアートを用いたネイルデザインは、テーマ通りのものになっているか

【2級の実技試験の採点項目】

①ファイルストロークの手順について
②ラウンドの仕上がり
③メタルプッシャーの使用方法
④ニッパーハンドリングの使用手順
⑤クリーンナップの仕上がり
⑥ラインどり/表面/色ムラについて
⑦チップ&ラップ
⑧ネイルアートはテーマに合っているか
⑨全体の仕上がりとサロンワーク

【3級の実技試験の採点項目】

①ファイル/エメリーボードの扱い方
②ラウンドの仕上がり
③プッシャーの使用方法
④ニッパーハンドリングの使用手順
⑤クリーンナップの仕上がり
⑥カラー表面の色にムラがないか
⑦カラーラインどり
⑧ネイルアートがテーマに合っているか
⑨全体の仕上がり

試験は飛び級することはできないので、1つ下の難易度のものから順に、受検しなければいけません。

1級まで一発で合格できたとしても1年弱はかかるので、独立前に1級を目指す方は余裕を持たせて行動しましょう。

参考:JNEC ネイリスト技能検定

JNAジェルネイル技能検定

資格 合格率
上級 45%
中級 60%
初級 70%

【上級の実技試験の採点項目】

①ジェルクリアスカルプチェア
②ジェルチップオーバーレイ + デザイン
③ジェルチップオーバーレイ
④ジェルチップオーバーレイ + フレンチカラーリング

【中級の実技試験の採点項目】

①ネイルケア/カラーリング
②ジェルオフ
③ジェルグラデーション
④ジェルイクステンション
⑤ジェルフレンチカラーリング

【初級の実技試験の採点項目】

①ネイルケア
②ポリッシュカラーリング
③ジェルカラーリング
④ジェルアート

JNECが主催するネイリスト技能検定に合格していれば、JNAのジェルネイル技能検定で実技試験を免除できることもあるので、先にネイリストの試験から受けることをオススメします。

参考:JNA ジェルネイル技能検定

JNAフットケア理論検定試験

この試験に合格すると、プロとしてサロンワークでフットケアを施術する際に、必要な理論を習得できているかの証明になります。

事前に購入出来る公式テキストを読んで、試験前のセミナーを受講すれば筆記の難易度はそこまで高くないので、独立する前にぜひ取得しておきたいです。

参考:JNA フットケア理論検定試験

まとめ

 
まとめ

ネイリストは経験年数よりもその人のセンスを重視している傾向にあり、年数が浅くても実力や熱意があれば独立することは一応可能です。

しかし1人で運営する以上、最低限のサロンワークの流れやクレーム対応について知っておかなければ、スムーズに運営することが難しいと感じるでしょう。

ewaluでは、独立して自分のお店を持ちたいと考えている方を応援しています。

理想のサロン像が明確にあり、独立に熱い思いをお持ちの方はぜひご相談ください。

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