アイリストは比較的新しい職業であり、将来性はあるのか気になる方もきっと多いことでしょう。
アイリストの将来性について考えることは、これからの自分のキャリアや年収UPを考えていくうえで、非常に大切な判断材料です。
この記事では、アイリスト志望や現役の方はもちろん、アイラッシュ業界に転職を検討している方に向けて、下記の内容について解説します。
- マツエクブームは終わったのか?
- アイリストとして何歳まで働ける?
- 長く活躍していくためのポイントは?
- アイリストに向いてる人/向いてない人の特徴
株式会社ewalu(エワル)では、アイリストを含めてこれまで100名近くの開業サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
アイリストの将来性
ホットペッパービューティーアカデミーが公表している『美容センサス』によると、アイラッシュ業界の市場規模は、2024年上期は1,179億円で、前年の915億円より28.9%UPしており、過去5年間で最高値となっています。
市場規模が大きく拡大した背景としては、女性だけではなく男性の利用回数も増加しており、アイラッシュサロンの需要が、男女問わず伸びてきている点が特徴です。
目元の施術は繊細な技術が必要であり、自分で行うとトラブルの原因になる可能性があるため、アイリストの将来性が無くなってしまうことは考えにくいでしょう。
それに加えて最近では、アジア圏を中心に日本のアイラッシュ技術が、高く評価されています。
日本のアイラッシュ業界における文化やトレンドが、『ジャパニーズブランド』として需要が高まっており、今後世界で活躍することも十分可能です。
マツエクブームは終わったのか?
アイラッシュサロンと言えば、マツエクのイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
しかし、近年のナチュラルメイクブームによって、まつ毛メイクは自まつ毛派という方が8割というデータもあり、派手なマツエクの需要が低下しているのが現状としてあるのです。
一方で、現在はまつ毛パーマのような、自まつ毛を活かしたメニューが人気を集めているため、これからもアイラッシュ業界の需要は伸びていくと考えられるでしょう。
このように、アイラッシュ業界はメイクのトレンドに影響されやすいリスクがあるので、最新技術を取り入れながら、時代に合わせてテクニックを向上させていくことが大切です。
美容師からアイリストに転職する人が増えている
美容師とアイリストはどちらも美容師免許が必須の職業であり、美容師からアイリストへの転職が可能です。
よく聞かれる転職理由としては、下記のようなものが挙げられます。
・アシスタントからスタイリストになるまでの期間が長い
・給料がなかなか上がらない
・夜遅くまで研修がある
・手荒れがひどい
上記のように、労働環境が過酷なヘアサロンも決して少なくないのが実態としてあり、美容師からアイリストに転職する人が増えているのです。
また、ヘアサロンでもアイラッシュのオプションメニューとして強化しているところもあります。
自分の施術でお客様を美しくさせるという共通点があることから、美容師界隈でもアイリストは将来性があると注目されているのです。
アイリストとして何歳まで働くことができるのか
アイリストの年齢層データ
ホットペッパービューティーアカデミーが提供している厚生労働省の『賃金構造基本統計調査』によると、アイリストを含める美容サービスの平均年齢は36.6歳です。
アイラッシュサロンが日本に普及し始めたのは2003年頃ですが、その頃に活動していた若いアイリストが、40代になって現在も活躍しているケースも多く見られます。
また、アイリストは女性が多く、結婚や出産によるライフスタイルの変化によって退職する傾向が高いです。
しかし、アイリストは美容師免許が必要であり、専門的な技術が求められる職業であるため、ブランクがある方でも復帰しやすい点が特徴としてあります。
アイリストに年齢制限は設けられていないので、20~30代の若い世代はもちろん、40歳以上の方も長く働ける将来性のある職業と言えるでしょう。
年齢を重ねることでの業務への影響
40歳以上の方でもアイリストとして活動することはできるものの、年を重ねることでアイラッシュサロンで働くことが難しくなる将来性へのリスクもあるのです。
長く働くことで生じる業務への影響としては、下記のようなものが考えられます。
- 体力や視力の問題
- 姿勢悪化による肩こりや腰痛など
- 施術者の外見の重視による世代ギャップ
目元の施術は、細かい作業を正確に行う必要があり、目を酷使するため、視力が低下してしまうリスクがあります。
また、長時間椅子に座って前傾姿勢でいることが多く、肩こりや腰痛に悩まされるアイリストも少なくありません。
さらに、アイラッシュサロンの利用者層は20~30代が多く、お客様との年齢や外見とのギャップで、引け目を感じてしまう方も多いようです。
経営者になるケースも
加齢によってアイリストの業務に支障が出てきてしまうため、将来性を考えて、施術者を引退して経営者にシフトする方も多いです。
経営者としての働き方としては、店長やマネージャー、独立してサロンオーナーになる方法があります。
売上やシフト管理、技術指導などのような、サロン全体を管理する役割があり、施術時間は減るため、体力的な負担は軽くなるでしょう。
中には、施術と経営を掛け持ちで働いている方もいるため、経営者になったからと言って、施術が全くできなくなることはありません。
独立してサロンオーナーになれば、自分で予約数を決めることができ、健康面に問題がない範囲で働くことが可能です。
ただし、売上やスタッフの管理などの経営やマーケティングに関する知識が求められるため、新しい分野を学んでいくことが必要になってきます。
アイリストとして長く活躍するためには
最新のトレンドをキャッチする
まつ毛は流行の移り変わりが激しく、メイクや施術方法のトレンドを、素早くキャッチしていくことが大切です。
2024年は『ナチュ盛り』がトレンドであり、ナチュラルより少し華やかではあるけど、派手になりすぎない中間のデザインが好まれています。
まつ毛パーマの自然さと、マツエクの華麗さをミックスさせることでナチュ盛りを作ることが可能です。
また、自まつ毛を生かした『束感まつ毛』も注目を集めているメイク方法として挙げられます。
もともとは韓国アイドルのステージメイクが始まりで、数本のまつ毛をまとめて束感を出すことで、パッチリとした印象の目元にしてくれるのです。
最新のトレンドをキャッチすることは、アイリストとしての将来性を高めるだけではなく、お客様に提案できる幅も広がるので、ぜひ実践していきましょう。
新しい技術を取り入れる
前の項目でもご紹介したように、施術方法にもトレンドがあり、ニーズは変化していきます。
ここ数年、まつ毛の施術で人気を集めているのが、パリジェンヌラッシュリフトです。
従来のまつげパーマとは違い、根本にのみ80度のカールがかかり、自まつ毛を可能な限り長く見せることができます。
また、施術で使われるパーマ液はまつ毛に優しい成分を使用しているため、ダメージはまつ毛パーマより抑えられている点が特徴です。
このような新しい技術を取り入れることで、給料に反映されたり、指名料を獲得できたりと、アイリストとしての将来性を高めるチャンスにもなるでしょう。
そのためにも、SNSや他のサロンをチェックして、最新の技術やメニューを取り入れる柔軟な対応を意識していくことが重要です。
資格を取る
アイリストは美容師免許を持っていても、学校で学ぶ内容は一般的にヘアについてのため、まつ毛に関する専門知識が十分でないこともあります。
まつ毛に関する知識に不安がある方は、民間の資格に挑戦するのもおすすめです。
アイリストは国家資格がなく、全て民間資格になりますが、資格を取得することで自分のスキルを証明して、お客様の信頼獲得につながり、将来性UPが期待できます。
資格を取るためには、基本的にアイリストに特化したスクールに通う形です。
美容専門学校とは異なり、短いスパンで受講が修了し、費用も抑えて学ぶことができるため、働きながら取得している方も多くいます。
今後アイリストとして、独立や転職を考えている場合は、将来性を見込まれて有利に働くこともあるため、ぜひ積極的に取得していきましょう。
独立する
サロンスタッフとして経験や知識を身につけた後に、独立をする方も多いです。
独立の方法としては、下記のような種類があります。
- 自宅サロン/賃貸マンションでオープンする
- 業務委託として働く
- シェアサロンや面貸しを使う
アイリストとして独立が成功するまでに、時間と労力がかかり、失敗するリスクもゼロではありませんが、自分の努力次第では大きな収入UPが見込めます。
それだけでなく、店舗運営であれば、将来的にオーナー業をメインにして働くことも可能です。
サロンオーナーの仕事は、スタッフ時代の業務内容とは一変し、経営戦略やスタッフ育成、メニュー考案など幅広くこなしていかなくてはなりません。
サロン経営を左右する大変なポジションですが、これまで培ってきたアイリストとしての経験を、集客や経営に活かして、将来性を広げていくことができるでしょう。
2024.08.06
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アイリストに向いている人/向いていない人
向いている人
アイリストの仕事は、カウンセリングでお客様のニーズをヒアリングし、一人ひとりに合わせた丁寧で正確な施術が求められます。
そんなアイリストに向いている人の特徴は、下記の通りです。
- 集中力があり細かい作業が得意な人
- 人と話すことが好きで接客が得意な人
- 向上心がある人
- 美容やトレンドに敏感な人
- 人の役に立つことに喜びを感じる人
マツエクの施術に1時間以上要するケースも多く、長時間同じ姿勢で集中することや、お客様との会話が苦痛にならないことが重要です。
また、アイリストは自分の技術力が、施術の完成度を左右させる厳しい世界になります。
知識やスキルを常にアップデートさせていくプロ意識や、練習を地道に継続できる人には活躍できる業界です。
前の項目でも解説した通り、目まぐるしく変化するアイラッシュ業界では、最新のトレンドをキャッチする力が必要であり、流行に敏感な人には楽しめる職業だと言えるでしょう。
さらに、アイリストはお客様の目元を美しくさせる仕事であり、施術後にお客様に喜んでいただけた時は大きなやりがいにつながります。
向いていない人
一方で、アイリストに向いていない人は、下記のような特徴があります。
- 集中力が長く続かない人
- 長時間同じ姿勢が辛い人
- お客様とのコミュニケーションが苦手な人
- 練習の継続ができない人
アイリストは繊細な目元に触れる施術を行うため、非常に高い集中力が必要です。
また、施術中は椅子に座って、同じ姿勢のまま1日に複数のお客様の対応をしていきます。
万が一、集中力が低下して施術が疎かになってしまうと、トラブルの原因にもなりかねないため、途中で飽きたり疲れてしまうようなことがあってはなりません。
そして、お客様に満足していただくためには、施術前に十分なコミュニケーションをとって、要望をヒアリングしておくことが大切です。
お客様の信頼を獲得するためにも、スムーズな会話がポイントになってきますので、コミュニケーションに苦手意識がある人は、アイリストは向いていないかもしれません。
さらに、高い技術力が求められるアイリストは、何度も練習を重ねなければ、スキルが身につくことは難しいです。
なかなか上達しないと諦めるのではなく、目標に向かってコツコツと練習していくことが、アイリストとしての将来性を高めていくための近道でしょう。
ewaluの独立サポート
ewaluでは、アイリストの方が長く活躍できるように、独立サポートを行なっております。
弊社で独立した方の満足度は94.6%で、多くの方から「独立して良かった!」と喜びの声が!
「前職よりも収入が2〜3倍UPしてプライベートがより充実した。」
「裁量が大きくなったことで高いモチベーションを持てるようになった。」
「集客や経営のサポートが充実しており、独立後も相談できる環境が心強かった。」
弊社の独立サポートが、多くのアイリストに支持されている理由をご紹介します。
- 歩合は業界最高水準の60〜80%
- 接客やメニュー内容などは全てアイリストにお任せ
- SNS講習や技術研修が無料で受講可能
- 働くママで売上1,000万円達成の実績がある
- 開業者の8割が顧客0から独立を実現
実際に美容師からアイリストにキャリアチェンジして独立された方で、ブランクがありながらも失敗に終わることなく、顧客0から売上70〜90万円をコンスタントに上げていらっしゃる方がいます。
この方は、美容師の頃から自分のお店を持ちたいという夢があり、一旦施術者から離れたものの諦めきれずにいました。
その後、ewaluで見事独立を果たし、現在では講師業も務めて活躍の幅を広げています。
独立までの道のりは決して簡単なものではありませんが、働く女性の夢を叶えたいという思いから、弊社では準備から開業後まで一貫した支援を続けてきました。
具体的な独立サポートの内容については、随時説明会を行なっておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
まとめ
アイリストは今後も需要は伸び続け、将来性は十分にある職業だと言って良いでしょう。
また、目元はその人のイメージを強く残す重要な部分であり、目元を美しく仕上げることで、お客様に喜んでいただける非常に魅力ある仕事です。
アイリストで将来性を持って、長く活躍していただくために、独立を検討してみるのも1つの方法になります。
ewaluの独立サポートを活用すれば、収入UPやプライベートとの両立、顧客0からの集客など、自分の理想の働き方がきっと実現できるはずです。
独立に対するちょっとした疑問や不安でも、お気軽にご相談ください。
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