ネイルサロンに勤めていて自分の実力がついてくると、腕試しとして自分のお店を開きたいと考える方も多くいると思います。

今回、初めての開業をなんとしても成功させたいと考えている方向けに、開業形態ごとの特徴や開業の流れについてまとめました。

ewaluで契約したお客様を対象にアンケートを実施したところ、お客様の94.6%は「開業に満足している。」と回答していて、中でも『こだわりや個性を生かせる』充実したサポートには多くの方から喜びの声をいただいています。

ネイルサロンを開業する方法

 

ネイルサロンを開業する方法はいくつかあり、主に下記の形態に分かれます。

  • 店舗で運営する
  • 賃貸マンションで運営する
  • 自宅で運営する
  • フランチャイズで運営する

次の項目ではそれぞれの特徴についてまとめました。

店舗で運営する

メリット デメリット
・商業施設の近くや駅の周辺に多いのでアクセスが良い
・他の形態よりも集客力が高い
・集客ツールに制限がない
・殺風景にならないように内装にこだわる必要がある
・好立地であるほど家賃が高い
・一般家庭用の家電製品が使えないので、電気料金が高い

店舗運営では他の形態よりも広く施術スペースを確保できるので、スタッフを雇用し、お店の回転数を上げることが求められるでしょう。

人件費は1人当たり最低でも20万円程度は支払わなければならないので、始めは1人か2人だけ雇用し、業績に合わせて人数を増やしていくなど、経営が苦しくならないような工夫が必要です。

賃貸マンションで運営する

メリット デメリット
・人通りの多い場所に建設されていれば、お店の場所を認知されやすい
・店舗運営に比べて、費用を抑えられる
・管理者からの許可が必要
・大規模な内装工事ができない
・看板や表札を立てられないことが多く、集客が難しい

賃貸マンションで事業を開始するためには、大家さんやマンションの管理会社から許可を取る必要があります。

許可を取らないまま開業し、サロンを運営していることが後から露見すると、契約違反として違約金や契約解除を求められることもあるので注意しましょう。

自宅サロンで運営する

メリット デメリット
・仕事とプライベートの時間を調整しやすい
・出勤時間が必要ない
・物件取得費がかからないため初期費用を抑えられる
・生活感が出やすい
・知らない人を自宅に招き入れることに不安がある
・不特定多数の人に住所を公開するリスクがある

ネイルサロンは省スペースでも施術することができるので「自宅の空き部屋を改装して始めたい。」と考えている方もいるのではないでしょうか。

自宅サロンで成功するためには知る人ぞ知る『隠れ家サロン』のような特別な空間を演出することが大切なので、内装を変更する際には居心地の良い空間をイメージして作ってみてください。

フランチャイズで運営する

メリット デメリット
・ブランドの名前を借りられるので集客がしやすい
・経営ノウハウを習得できる
・実績があるので融資を受けやすい
・加盟金/ロイヤリティの支払いが発生する
・経営方針に従う必要がある
・他の店舗の不祥事などで悪い評判がつくこともある

フランチャイズとは本部と加盟店が契約を結び、本部が持つブランド力や高いサービス力を経営に活かすことが出来るシステムです。

本部から幅広いサポートを受ける代わりにロイヤリティとして毎月の売上の一部を支払う必要があるので、資金不足に陥らないように開業前から余裕をもってお金を集めておきましょう

運営スタイルのメリット/デメリット

集客力 プライバシー 初期費用 運転費用 長期経営 初めての開業
店舗経営
賃貸マンション × × ×
自宅 × × ×
フランチャイズ

サロンを開業すると不特定多数の人が敷地内を出入りするので防犯面で危険があり、自宅や賃貸マンションだと家族や近隣住民の方に迷惑をかける恐れがあります。

気軽に始められるのは魅力的ですが、長期的に安定した経営を目指したいのであれば、店舗を借りて開業することがオススメです

ネイルサロンを開業するための資金

店舗の場合

物件取得費 内装費 備品費 広告宣伝費
100~150万円 0~100万円 30万 30万

店舗で開業する場合にかかる初期費用は210万円以上です。

前のオーナーが残していった設備を再利用できる『居抜き物件』を見つけられれば、通常よりも内装工事にかかる費用を抑えることができます

物件探しの際には予算と家賃のバランスをとることも大切ですが、物件に設置されている器具や設備がサロンに活用できるかも考えると良いでしょう。

賃貸マンションの場合

物件取得費 内装費 備品費 広告宣伝費
80万円 30万円 30万 30万

賃貸マンションで開業する場合にかかる初期費用は170万円ほどです。

賃貸マンションは店舗経営と比較して初期費用が抑えられるほかにも、一般家庭用の空調設備や洗濯機などの家電を設置することが出来るので運転費用も削減できるメリットがあります。

自宅サロンの場合

物件取得費 内装費 備品費 広告宣伝費
0円 30万円 30万 30万

自宅で開業する場合にかかる初期費用は90万円です。

持ち家であれば理想のイメージに合わせて自由に内装を変更できますが、初期費用を抑えて開業することが自宅開業の一番のメリットなので内装工事はなるべく最小限にしましょう。

フランチャイズ経営の場合

【表1】

物件取得費 内装費 備品費 広告宣伝費
100~150万円 0~100万円 30万 30万

【表2】

加盟金 保証金 研修費
190万円 70万円 90万円

フランチャイズで経営する場合にかかる初期費用は560万円以上です。

店舗を借りて開業する場合にかかる費用(図1)にプラスして、フランチャイズ契約時に本部に支払う費用(図2)を準備する必要があります。

失敗した時のリスクは大きく感じるかもしれませんが成功した時のリターンも大きく、今までよりも収入を増やしたいと考えている方には最適の形態でしょう。

さらに今回の記事では「独立はしたいけど貯金が足りない。」、「1人で開業して失敗するのが怖い。」と考えている方向けにewaluの開業支援制度について紹介します。

ewaluは借入返済なし、開業資金0円でスタートでき、開業時にあなた自身が負うリスクはほとんどありません。

詳しい情報は後述しますので、ご参考ください。

ネイルサロンを開業に必要な資格は?

開業に必須の資格はない

ネイリストは美容師やアイリストとは異なり美容師免許の取得をする必要がなく、手が器用な人なら誰でも目指すことができる職業なので、サロン業界未経験の方にも人気です。

しかし開業のハードルが低い分ライバルも多いので、集客やお金に関する知識を学び、しっかりと経営戦略を立てましょう。

次の項目では、ネイリストがぜひ身に着けておきたい民間資格を3つほど紹介します。

人気の民間資格は?

ネイリストの民間資格には下記のようなものがあります。

  • ネイリスト技能検定(JNEC)
  • ジェルネイル技能検定(JNA)
  • 認定講師資格試験(JNA)

それぞれ詳しく説明していきましょう。

ネイリスト技能検定(JNEC)

1級 ネイリストとしてトップレベルの専門的なスキルを身に着けたい方向けの資格
2級 サロンワークで実践できるネイルケア、リペア、チップ&ラップ、アートに関する知識や技術を学びたい方向けの資格
3級 ネイルケア、ネイルアートに関する知識を学び、ネイリストとして基本的な知識や技術を身に着けたい初心者用の資格

こちらは日本ネイリスト検定試験センターが主催する、ネイリストの正しい知識と技術の向上を目的とした実践に役立つ検定です。

資格はレベル別に1〜3級に分かれています。ネイルサロンを開業したい方は1級の取得を目指し、技術力をアピールしましょう。

参考:ネイリスト技能検定

ジェルネイル技能検定(JNA)

上級 ジェルネイルのスペシャリストとして必要な知識や技術を学ぶことができる
中級 サロンワークに必要なネイルケアとジェルネイルに関する知識や技術を修得することができる
初級 ネイルケアのベーシックマスターとジェルネイルについての基礎的なスキルが学べる

こちらは日本ネイリスト協会が安全なジェルネイルの施術を目的に実施している試験で、サロンワークでジェルネイルを施術するために必要な知識や技術を習得できます。

資格は上級から初級まであり、難易度に併せて受検可能です。初心者の方は初級の資格から挑戦し、徐々にレベルを上げていきましょう。

参考:ジェルネイル技能検定

認定講師資格試験(JNA)

この資格は日本ネイリスト協会の講師会のメンバーとして高い志を持ち、ネイルの普及と発展のために活動する人のスキルと信頼を証明するためのものです。

資格取得のための条件には実務経験の有無だけではなく、JNAが主催している他の資格試験への合格も必要なので、挑戦できる人も限られてきます。

しかし合格することが出来れば、ネイリストとしての技術力が保証されるので、ライバルと差をつけたいと考えている方にはぜひ取得してほしい資格です。

参考:認定講師資格試験

ネイルサロンを開業するまでの流れ

実際にネイルサロンを開業する時にはこのような流れで進めていくと、抜け漏れがなくスムーズです。

まずは全体の流れを確認し、次にやるべきことを意識しながらタスクをこなしていきましょう。

開業スタイルを決める

店舗 本格的にサロン経営をしたい方
自宅 趣味や副業の1つとして始めたい方
賃貸マンション テナント開業よりも気軽に始めたい方

独立を目指す場合にはまず初めに開業スタイルを決める必要があります。

開業する目的や自分の働き方を考慮して、上記の表を参考に開業スタイルを決定していきましょう。

物件を決める

自宅以外で開業するのであればこの段階で物件を決めておくことをオススメします。

物件の決め方のポイントは下記の通りです。

①ターゲットの行動範囲を予測し、集客しやすいエリアを探す
②人通りの多い、駅周辺や商業施設の近くなどを中心に、予算に合ったものを見つける

ポイントだけでは分かりづらいので、具体例を挙げて説明していきます。

例えば子育てで忙しい主婦をターゲットにしているのであれば、ファミリー層が多く住む街をエリアに選択し、時間のない主婦でも通いやすいように、生活圏の中にお店を構えるといいかもしれません。

物件を決める段階からターゲットに焦点を当てて、集客のコツを掴んでいきましょう。

内装工事/設備の導入

物件が決まったら内装工事の手配と設備の導入を行いましょう。

内装工事は業者さんの都合で遅れが生じる可能性もあるので、1か月ほど余裕を持って段取りを組むことを推奨します。

段取りを組む際にはスケジュール表を作り、どの時期までには工事を終わらせたいか、業者さんと真剣に交渉することが大切です。

メニューを作る

サロン経営を成功させるには、お客様に興味を持ってもらえるような魅力のあるメニューを作ることが必要不可欠です。

どのようなメニューを展開するのか、いくらくらいの価格設定にするのかをこの段階で決めておきましょう。

下記では、売れるメニューを作るために重要なポイントをいくつかご紹介します。

  • トレンドを取り入れる
  • ターゲットのニーズを意識する
  • 自分の強みや得意なことをメニューにする
  • 価格の安さではなく、サービスの質で勝負する

メインメニューが決まったら、追加でつけられるオプションメニューを考えるのもいいかもしれません。

お客様の希望や悩みに応じて新メニューを展開すると、既存顧客の定着や新規顧客の確保をすることができるでしょう。

開業するために必要な届出を提出する

お客様を迎え入れる準備が整ったら開業のために必要な届け出を用意しましょう。

ネイルサロン開業の際には開業届と一緒に青色申告承認申請書も提出するのが一般的です。

次の項目ではこれらの書類の提出期限や提出するメリットについて紹介します。

【税務署】開業届/青色申告

開業届の提出期限は事業開始から1か月以内で、締め切りが土日祝日の場合これらの日の翌日が期限になります。

対して青色申告の提出期限は事業を開始するタイミングによって異なり、新規で開業する方の場合は事業開始から2か月以内です。

確定申告には白色申告と青色申告の2種類があり、青色申告者として帳簿付けを行うと下記のような特典を得られることも覚えておきましょう。

・赤字を過去3年間繰り越せる
・貸倒引当金を経費に計上できる
・最大65万円の青色申告特別控除を受けられる

開業届も青色申告も管轄の税務署長に提出するものなので、このタイミングで用意し、まとめて出すことをオススメします。

【保健所】ネイルは美容所登録は必要ない

美容師免許 美容所登録
美容師、アイリスト 必要 必要
ネイリスト 不要 不要

美容師免許の取得義務と美容所登録の申請には関係があります。

ネイリストのように美容師免許の取得が義務付けられていない職業は美容所登録も必要ないと覚えておきましょう。

集客対策を行う

どんなに良いサロンが完成しても、そこにネイルサロンがあることを知ってもらわなければ、お客様が集まることはありません。

長期的に安定した収益を上げるためにはオープン前から集客施策を打ち出し、お店の認知度をあげることが大切でしょう。

集客ツールの種類はチラシやインスタグラムなど様々ですが、中でもサロン経営者にご紹介したいのがホットペッパービューティーによる集客です。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って美容に関するお店を調べるとき、必ずと言っていいほどホットペッパービューティーのサイトが上位に表示されているのを目にするのではないでしょうか。

ホットペッパービューティーでは、SEOの強さを武器に美容に興味があるターゲットに広く情報を届けることができるので、新規のお客様を集めやすいメリットがあります。

サロン経営の集客ツールとして、欠かせないものとなっているホットペッパービューティーは、個人サロンであれば基本のプランでも十分な集客効果を得ることができます。

またewaluでは開業1年目の広告費を半額負担してくれるため、多額な掲載費用の支払いに不安を抱いている方でも安心です。

気になる方はぜひご活用ください。

一人での開業も安心!ewaluの開業/経営サポートについて

500字程度

ネイルサロン開業の流れのイメージを掴むことは出来たでしょうか。

初めての開業の場合わからないことも多く、誰かに相談できない環境下だと悩みが解決出来ないので、計画が予定通りに進まないことも多々あります。

ewaluでは初期費用0円でも開業を目指すことができ、困ったときには全面的にサポートをしてくれるので安心です。

下記ではewaluを活用するメリットを3つご紹介します。

  • 高額の歩合制度
  • 好立地の場所で開業
  • 開業準備をお手伝い

高額の歩合制度

技術売上の60〜80%を還元することができ、業界では最高水準の報酬を受け取ることを実現したこの制度では、努力した分だけお給料に反映させられるので高いモチベーションを維持できるでしょう。

さらに技術売上50万円以上を達成した方にはプチボーナスも用意されているので、ご利用の際は楽しみにしててください。

好立地の場所で開業

美容室や事務所の空きスペースを利用して開業することもでき、開業場所の選択の幅が広いのが特徴です。

集客が不安な方は集客サポートを上手く活用し、集客で失敗しないサロンを目指しましょう。

開業準備をお手伝い

お店のロゴやSNSアカウントの開設など開業する際に必要なことは全てサポートしてくれます。

開業には普通、物件取得費や内装工事費など莫大な金額が必要になりますが、ewaluでは消耗品以外自分で用意するものはないので、失敗した時のリスクは低く安心です。

まとめ

 
まとめ

サロン経営に関する知識を身に着けるためには、本を読むほかに講習会に参加するという手段もありますが、働きながら学ぶ方がより実践的な知識を習得でき、経営者としての成長速度も格段に早いです。

これから開業しようと考えている方は、自分好みのサロンを運営できるewaluを活用してみてください。

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